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「繊研新聞」掲載記事からネット関連記事の一部を掲載します。文頭の日付は掲載日です。

2006年10月の連載 「風が吹く ネットビジネスの新しいカタチ」

2006/10/19
〈連載〉 風が吹く ネットビジネスの新しいカタチ―1 コミュニティー 仮想の街に服好きが集う

 インターネットが物販のツールとしてだけではなく、コミュニケーションやエンターテインメント、さらにはブランディングなど、さまざまな役割を担うようになった。この連載では、8月の掲載に続いて各社の事例を紹介する。
ネットの街に住む
 スタートトゥデイは先月、ネット上のファッションタウン「ゾゾタウン」(http://zozo.jp)に隣接して、仮想の商業施設「ゾゾタワー」と住居棟「ゾゾレジデンス」を出現させた。
 ゾゾタワーには人気セレクトショップなどが入るが、ゾゾレジデンスは仮想居住空間。ゾゾから招待状を出し、登録して抽選で選ばれた顧客のほか、デザイナーや店長も入居する。ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)で、入居者が友人を招待できる。
 自分の部屋のクローゼットに服をかけたり、商品に対するコメントを書き込むこともできる。住民同士がそのコメントを読んだり、チャットなどで住人同士が友達になることも。クローゼットの商品は、ゾゾタウンとゾゾタワーのショップと連動していて、商品をクリックすると、それを販売するショップのページに移動できる。
仮想の原宿を歩く
 興和は、SNSとネット販売機能などを組み合わせた「ノリテル」(http://www.noritel.jp)のサービスを先月から本格化した。
 ネット上に、東京・原宿やお台場などの仮想の街を作り、その中を利用者の分身となるアバター(仮想の人形)が歩き回る。街にいる他のアバターたちも同じく実際の利用者で、彼らとの会話も楽しめる。
 街の中には、ノリテルに参画している実在のファッション店舗などがあり、店をのぞいたり、オンライン販売で商品を買うこともできる。
 仮想通貨でアバターに着せる服を買うことができ、それを着たアバターが街を歩き回ることで、実際の商品の宣伝にもなる。仮想の街で興味を持った店に、利用者が実際に足を運ぶといった効果も期待できる。
 SNS機能とも連動しているのが特徴で、サイトで知り合った友人との会合を架空の街の店で開くことも可能。来春までに20万~25万人の会員獲得を計画し、2年後の黒字化をめざす。
 ネット販売サイトを運営するスタイライフは、コミュニティーサイト「エスコミュ」(http://scomu.jp)を3月に開設した。ファッション好きの女性が集まり、ブログ(ネット上の書き込み)などで情報交換する。ブログにスタイライフで扱う商品を掲載して、ブログ経由で売れた時は報酬を支払うというアフィリエイトの機能も組み込んでいる。
 20代でSNSに参加している人は45%に達するという。ネット空間をファッション好きの人たちのコミュニケーションの場とすることで、ネットにはまる人たちを次々と生み出し、物販にもつなげる。

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