|
|
悩める店長へ!! 元気を贈る39の質問 |
| <本書紹介> 路地裏のバー「JUCK」に訪れたのは、それぞれ違う悩みを抱える、3人のアパレル店長。 売り上げに悩むアヤ。顧客づくりに悩むユイ。そして同じミスを繰り返すスタッフに頭を痛めるリサ。 それぞれの悩みを「質問」によって解決に導くのは「JUCK」オーナーの緒方。 緒方の「質問」によって、彼女たちが辿り着いた答えとは? 本書は店が生まれ変わり、店長が成長するヒントを「質問」の切り口から解明した。 初版2011/12/20 |
| プロフィル 兼重 日奈子(かねしげ・ひなこ) (有)ねぎらいカンパニー代表取締役社長。 アパレルショップ販売員、店長、トレーナーを経て、2002年より、アパレル小売業に特化したコンサルティング会社、(株)ワンスアラウンドに参画。 2006年、フリーに。 総計2500店舗の臨店指導を通じ、「現状を変えるには、“前向き質問”と“ねぎらい”が必要!」であることに気づく。 「店長の自発的な行動を促す質問」によって、数多くの店舗を再生させる。 また、全国各地で開催される「ねぎらいフォーラム」は、「思わず涙が出るセミナー」として話題を呼んでいる。 |
この本は「店長のための質問本」です。
店長、これから店長を目指す方、店長を育てる立場の方、そして経営者の方にぜひ手に取っていただきたいと思っています。
「店は店長で変わる」
誰もが口を揃えて言いますが、では具体的に「店長は店をどのように変えていくのか?」そのプロセスは、これまであまり語られてきませんでした。なぜなら、そこに「正解」はないからです。
10店舗あれば10店舗分の、10人の店長がいれば10人分の、「店を蘇らせる方法」があります。それを考え、行動に移していくのは、やはり店長です。
しかし、いきなり「じゃあ、その方法は自分で考えてね」と言っても、日々の業務に追われ「考える余裕」を失くしてしまっている今の現場では、それもなかなか困難です。
「考える」ためには、「事例」と「質問」が必要です。
「事例」とは、実際にお店で起こった成功事例や、発想の転換となる出来事のこと。
心理学の世界では「メタファー」と呼ばれることもあります。
「へぇ、そんなやり方や考え方もあるんだ!」という他店や他社の「事例」に触れることで、「じゃあ、ウチはこうしてみようかな?!」というアイデアも出やすくなります。
本書では、読者に楽しく分かりやすく読み進めていただくために、「ストーリー仕立て」になっていますが、そこで語られる数々の「エピソード」(事例)は、すべて実話がベースになっています。
もうひとつが「質問」です。
人は「質問」をされ、初めて答えを探し始めます。しかし今、店頭や本部会議などで出される「質問」は、どちらかというと「尋問」に近く、
「どうして売れないんだ?」
「何が原因なんだ?」
「誰が悪いんだ?」
これでは、とてもユニークなアイデアなど言い出せる雰囲気ではありません。
本書の主人公は、それぞれ違った悩みを抱える3人の店長です。その店長たちが通う、路地裏のカフェバー、『JUCK』。
『JUCK』の店長、緒方は「質問」の名人です。
ぜひ、みなさんも『JUCK』に立ち寄ったつもりで、緒方の「質問」に答えてみてください。きっと、これまでとは違う「店の姿」が見えてくるはずです。
最後に、この本を書くきっかけになった、ある店長の言葉をご紹介します。
「上司に言われて、売り場を変えました。『こうすれば売れるから』と。確かに売れました。でも、ちっとも嬉しくなかったです」
「店長」という仕事の本当の喜びは、「自分で考え行動した結果」でしか得られないのです。
この本を手に取ったあなたが、どうか「考える力」と「行動する勇気」を持ち、より良い方向へと、あなたの店を導いてくれることを心から願います。
そうすることで、あなたの仕事が何倍も何十倍も喜びにあふれるものに変わることを信じて。