Books - 繊研新聞社発行の書籍

悩める店長へ!! 元気を贈る39の質問
= 兼重 日奈子
/B6判256頁/1600円 (本体1524円+税5%)
[ISBN 978-4-88124-257-5]

<本書紹介>
 路地裏のバー「JUCK」に訪れたのは、それぞれ違う悩みを抱える、3人のアパレル店長。
 売り上げに悩むアヤ。顧客づくりに悩むユイ。そして同じミスを繰り返すスタッフに頭を痛めるリサ。
 それぞれの悩みを「質問」によって解決に導くのは「JUCK」オーナーの緒方。
 緒方の「質問」によって、彼女たちが辿り着いた答えとは?
 本書は店が生まれ変わり、店長が成長するヒントを「質問」の切り口から解明した。

初版2011/12/20
プロフィル
兼重 日奈子(かねしげ・ひなこ)
 (有)ねぎらいカンパニー代表取締役社長。
 アパレルショップ販売員、店長、トレーナーを経て、2002年より、アパレル小売業に特化したコンサルティング会社、(株)ワンスアラウンドに参画。
 2006年、フリーに。
 総計2500店舗の臨店指導を通じ、「現状を変えるには、“前向き質問”と“ねぎらい”が必要!」であることに気づく。
 「店長の自発的な行動を促す質問」によって、数多くの店舗を再生させる。
 また、全国各地で開催される「ねぎらいフォーラム」は、「思わず涙が出るセミナー」として話題を呼んでいる。


『 悩める店長へ!! 元気を贈る39の質問 』  兼重 日奈子

第1部 店をつくる  木村アヤの場合

第1幕 お客様は誰? ●繁盛店『JUCK』の教訓
質問1 あなたのお店のお客様は、どんな方ですか?
質問2 お客様は、あなたのお店の服を着ることで、どんな願いを叶えたいと思っていますか?
質問3 お客様はあなたの服を着て、どんな場所で、どんな時間を過ごしますか?
質問4 あなた自身は、自店の服を着て、どんな場所で、どんな時間を過ごしますか?
第2幕 魅力的な売り場をつくる ●五感に訴える演出を心がけよう
質問5 誰をモデルにしますか?
質問6 どんな「着こなし」をしますか?
質問7 どんな演出をしますか?
質問8 演出物をどうやって集めますか?
質問9 季節感をどうやって出しますか?
第3幕 売り上げをつくる ●目を向けるべき指数
質問10 1~6の指標を、それぞれどのくらい向上させますか?
質問11 「セット率」を向上させるために、どんな工夫ができますか?
質問12 「買上げ率」を向上させるために、どんな工夫ができますか?
質問13 「新しいお客様」を増やすために、新しく何を始めますか?
質問14 どうやって商品を集めますか?

第2部 お客様をつくる  村瀬ユイの場合

第1幕 お客様を喜ばせる ●バースデープレゼントの驚き
質問15 サービスのお手本は誰ですか?
質問16 お客様に喜んでもらうために、今日できることは何ですか?
質問17 お客様に喜んでもらうために、これから何を学びますか?
質問18 スタッフをどうやってもてなしますか?
質問19 スタッフが自ら進んで、お客様にサービスをするために、お店でどんな工夫ができますか?
第2幕 お客様の欲しいものを提案する ●質問力を高める
質問20 あなたがお客様なら、どんな販売員から質問されたいですか?
質問21 お客様との距離を縮めるために、どんな質問をしますか?
質問22 お客様の「なりたい願望」を叶えるために、どんな質問をしますか?
質問23 「質問力」を高めるために、どんなトレーニングをしますか?
質問24 お客様にどんなサプライズをしますか?
第3幕 ファンをつくる ●ファンづくりの新しい発想
質問25 どんなお客様に、お店のファンになってもらいたいですか?
質問26 ファンは、あなたのお店のどんなところに魅力を感じていますか?
質問27 どんな方法で、お客様とつながっていきますか?
質問28 どんな「場」を作りますか?
質問29 「ファンづくり」のために、何を始めますか?

第3部 人が育つとき  山口リサの場合

第1幕 スタッフを育てる ●緒方の「成長日記」
質問30 どんな上司の下で働きたいですか?
質問31 スタッフの成長を、どうやって感じてもらいますか?
質問32 「ミス」をどうやってチャンスに変えますか?
質問33 スタッフの良い部分を見つけるために、どんあ工夫ができますか?
質問34 「この上司の下で働けて良かった!」と感じてもらうために、今日からできることは何ですか?
第2幕 店で働くということ ●広がる仲間
質問35 これまであなたが頑張ってきたことは何ですか?
質問36 あなたの周りの「頑張っている人」は誰ですか?
質問37 褒めてますか?ねぎらってますか?
質問38 「前に進むための質問」をしていますか?
質問39 仲間は広がっていますか?

本書の特徴

  1. 小説仕立てで、あっという間に読める。ワクワクのストーリー展開
  2. お店の問題を解決する39の質問と、役立つ事例が満載!
  3. この1冊で、売り上げアップ、店長の育て方がわかります

「はじめに」より

 この本は「店長のための質問本」です。
 店長、これから店長を目指す方、店長を育てる立場の方、そして経営者の方にぜひ手に取っていただきたいと思っています。

「店は店長で変わる」

 誰もが口を揃えて言いますが、では具体的に「店長は店をどのように変えていくのか?」そのプロセスは、これまであまり語られてきませんでした。なぜなら、そこに「正解」はないからです。

 10店舗あれば10店舗分の、10人の店長がいれば10人分の、「店を蘇らせる方法」があります。それを考え、行動に移していくのは、やはり店長です。

 しかし、いきなり「じゃあ、その方法は自分で考えてね」と言っても、日々の業務に追われ「考える余裕」を失くしてしまっている今の現場では、それもなかなか困難です。

「考える」ためには、「事例」と「質問」が必要です。

 「事例」とは、実際にお店で起こった成功事例や、発想の転換となる出来事のこと。
 心理学の世界では「メタファー」と呼ばれることもあります。
 「へぇ、そんなやり方や考え方もあるんだ!」という他店や他社の「事例」に触れることで、「じゃあ、ウチはこうしてみようかな?!」というアイデアも出やすくなります。

 本書では、読者に楽しく分かりやすく読み進めていただくために、「ストーリー仕立て」になっていますが、そこで語られる数々の「エピソード」(事例)は、すべて実話がベースになっています。

 もうひとつが「質問」です。
 人は「質問」をされ、初めて答えを探し始めます。しかし今、店頭や本部会議などで出される「質問」は、どちらかというと「尋問」に近く、

「どうして売れないんだ?」
「何が原因なんだ?」
「誰が悪いんだ?」

 これでは、とてもユニークなアイデアなど言い出せる雰囲気ではありません。

 本書の主人公は、それぞれ違った悩みを抱える3人の店長です。その店長たちが通う、路地裏のカフェバー、『JUCK』。
 『JUCK』の店長、緒方は「質問」の名人です。
 ぜひ、みなさんも『JUCK』に立ち寄ったつもりで、緒方の「質問」に答えてみてください。きっと、これまでとは違う「店の姿」が見えてくるはずです。
 最後に、この本を書くきっかけになった、ある店長の言葉をご紹介します。

 「上司に言われて、売り場を変えました。『こうすれば売れるから』と。確かに売れました。でも、ちっとも嬉しくなかったです」

「店長」という仕事の本当の喜びは、「自分で考え行動した結果」でしか得られないのです。

 この本を手に取ったあなたが、どうか「考える力」と「行動する勇気」を持ち、より良い方向へと、あなたの店を導いてくれることを心から願います。

 そうすることで、あなたの仕事が何倍も何十倍も喜びにあふれるものに変わることを信じて。


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