Books - 繊研新聞社発行の書籍

「知的財産立国」時代のブランド創造戦略
= 堀内 深志 著
/A5判138頁/1800円 (本体1714円+税5%)
[ISBN 4-88124-143-5]

<本書紹介>
21世紀の国家戦略として「知的財産立国」政策が注目されている。知的所有権としてはハイテク技術の「特許」が極めて重視されているが、ファッションビジネスと密接な「ブランド」を知的財産として評価する声は小さい。
 有限期間の特許と違い、ブランドは期間無限の知的財産である。ファッション業界は、この永遠の権利を大切にしたビジネス戦略をいち早く採用すべきだ。本書は、ブランドの権利化とマネジメントをベースに、その考え方や実務ポイントを解説している。
初版2004/10/10
プロフィル
堀内 深志
1952年、長野県生まれ。1975年慶応義塾大学工学部卒業後、(株)鈴屋を経て、1977年に独立。冬はスキー場で飲食店経営を行うとともに、雑貨の卸販売に携わり百貨店・量販店を中心とした流通販売ビジネスを経験する。
 その後、有力海外ライセンスから国内中堅アパレルまで数多くのファッションブランド、資生堂(株)、セイコー(株)、サッポロビール(株)、ブリヂストンスポーツ(株)等の化粧品や時計、そしてビールやゴルフといったブランドのビジネス開発や市場導入の支援業務を幅広く行う。現在、商業施設の企画・設計・施工会社(株)ユナイテッド・クリエイターズに在籍。

「知的財産立国」時代のブランド創造戦略     堀内 深志  著

= [2004/10/10初版]

PART1 ブランドの権利化とマネジメント

 ブランドビジネスの基本必要条件とブランドの権利化局面
ブランドビジネスの3大基盤
ブランドビジネスの流れと権利化
 ブランドの法的パワーの源泉
商標権の行使
周知・著名性の獲得
意匠権、特許権、実用新案権、著作権
権利化に無頓着なファッション業界
 「特許電子図書館」の利用と権利化業務
特許庁ホームページについて
 ブランドネーミングの付加表記と地名ブランド化
付加表記は混同表示に注意
 ブランド発信側の法的課題
①商標出願と商標(ブランド名)登録
②ブランドの希釈化(識別力が薄まり弱まること)を避ける
③ブランドの価値を増大させる
④ブランドの周知性、著名性の確立
 レーゾンデートル&バリューアップマネジメント
ブランドライセンスビジネス/ブランドの譲渡と継承
3大ブランドコングロマリット
 襲名制度や暖簾分けとブランド
著名老舗ブランドのクリエーティブディレクター登用

PART2 ブランドビジネスモデル

 ブランドとショップ展開のビジネス効果
 ビジネスモデルⅠ―特定領域限定ブランドビジネス
ニューブライダルブランドと新市場形成
 ビジネスモデルⅡ―ライセンス志向ブランドビジネス
ブランドライセンスとブランドの法的武装
 ビジネスモデルⅢ― 全権掌握志向ブランドビジネス
ビジネスモデルの成功事例「ユニクロ」
 ビジネスモデルⅣ―コラボレーション志向ブランドビジネス
ブランド情報の共有による水平構造型ビジネスモデル
ブランドコングロマリットの統括ビジネスモデル
ビジネスモデル Ⅳ―研究事例「セブンイレブン」

PART3 ファッションブランド概論

 ブランドのエクイティーと基本構造要素
 ブランドのネーミング開発と構築の契機
ブランドネーミングの開発
構築①ブランド化シーズ(ネタ、種)、製品技術ありき
構築②市場、ターゲットありき
構築③競合ブランドありき
 ブランドの市場導入から育成・活性化と確立まで
ファッションブランドの商品MD
MDのビジネス要因とデザイン要因(定数要素と変数要素)
ファッションブランドの販売流通
ファッションブランドのコミュニケーション
ファッションブランドの進化プロセス
ファッションブランド育成マネジメントの基本指針
ファッションブランドの活性化策
ファッションブランドの体系化
ファッションブランドの完成・確立

本書の特徴

  1. 日本が21世紀の国家戦略として推進している知的財産立国。この時代に、ブランドビジネスで不可欠なキーワードの「権利化」を提唱。
  2. 知的財産および ITの時代に役立つ必須のビジネスツール、特許庁のネットサービス「特許電子図書館(IPDL)の解説。
  3. ファッションビジネスの成功例、ファッションの垣根を越えて参考となるビジネス事例を取り上げている。

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