Books - 繊研新聞社発行の書籍

住民共生SCの集客・賑わい戦略
= 大西 直良 著
B6判/240頁/2000円
[ISBN 4-88124-170-2]

<本書紹介>
 今こそSCは「地域コミュニティーの拠点」の役割を担うべき存在。この実現によってのみ「わが街のSC」として人々に愛され、賑わいを生み、長期の集客力を確保できる。
 著者がSCの開発・運営の現場を通じて実現してきた「住民一人ひとりとのネットワークの構築」もこの考え方に基づくもの。従来の「販促」と異なる視点で斬新な提案をしている本書は、SC販促担当者のみならず、不動産開発関係者、SC運営者、商店街関係者必読である。
初版2006/05/10
<著者 プロフィール>
大西 直良(おおにし・なおよし)
1940年東京生まれ。東京海上火災保険株式会社に入社後、長年にわたり不動産の開発・賃貸・管理などに携わる。
同社不動産部部長を経て、92年にセイコー電子工業(現セイコーインスツル)不動産部長に。
同社が所有していた東京都江東区亀戸の工場跡地にSC「サンストリート」を開発。オープン後は、新運営会社(株)タイムクリエイトの代表取締役に就任し経営に当たる。
2001年退任後、株式会社ウエルウエストを設立し代表取締役に就任。SCの開発ならびに商業集積の活性化を手がける。
日本SC協会理事、SC経営士会常任幹事。
E-mail n.ohnishi@wellwest.co.jp

住民共生SCの集客・賑わい戦略  大西 直良 著

= [2006/05/10初版]

第1章 すべては「サンストリート」から始まった

サンストリートの経緯と概要
日本における「ライフスタイルセンター」の第1号
次世代商店街を想定したイメージ
容積率123%の意味するもの
最も重要なのは「独自のコンセプト」
コンセプトの具体的な展開
ツインタワー計画から15年限定商業開発へ
独自のイベント戦略の立案
年間500回のイベントを実施
従来のイベントの概念にとらわれない
イベントは「オリジナル」がキーワードに
ついにサラブレッドの騎馬隊も登場
SCから「祭り」が生まれた
失敗は「安易」と「思い上がり」にあった
自ら築いたイベントのノウハウ
地域と真剣に向き合う
地元商店街とのコミュニケーション
わが街の高校が甲子園へ
サンストリート総括
オープン後の実績と周辺の活性化
高い評価に結びついた理由
組織と仕事の進め方の総括

第2章 これからは「住民共生SC」の時代

SCはいまこそ地域密着を!
SCは巨大化、商圏は小型化
SCもワン・ツー・ワン・マーケティングへ
地域特性を生かしたSCづくり
住民共生SCとは何か
住民共生SCのコンセプト
SCを地域コミュニティーの核に
SC担当者は本気で地域と向き合うこと
計画的に仕掛ける「コトおこし」
「コトおこし」と「ネットワークづくり」
住民共生イベントは中長期の集客戦略
第一歩は継続的な「賑わい」演出
住民とともに「賑わい」をつくり出す
イベントから始まるネットワークづくり
住民との関係はマニュアルでは進まない
「コトおこし」は「自分おこし」から
戸惑いから始まるサクセスストーリー
コトおこしの第一歩は「住民のステージ」
地域には宝物が眠っている
共生イベントのパワーと醍醐味
住民のステージを演出する難しさ
住民共生の音楽ライブ
具体的な展開:ケーススタディー
何でもイベントに仕上げることができる
人力車が登場する企業キャンペーン
地域の「よさこい祭り」をSCで
市民によるミニ・ミュージカル
主体性をもって企画し汗をかく
SCに踊りのチームができる
イベントの課題
住民共生イベントの本質とは
現地責任者の評価制度に問題
現場運営者のモラールが最大のカギ
「組織のカベ」をいかに打破するか
新たなネットワークの機能と展開
ボランタリー組織の支援スタッフづくり
SCオープン前にネットワークづくりを図る
ネットワークは貴重なモニターになる

第3章 住民共生SCの集客戦略

従来のSC販促を見直す
販促のマンネリ化、いつまでもガラポンか
従来のSC販促活動の仕組み
「販促」は商業不動産価値のアップ
「一瞬」が勝負
広告代理店にすべてを依存しない
住民共生SCの販促計画
住民共生コトおこしと販促イベント
住民共生イベントの組み立て方
継続させる意志と戦略
テナントと連携させる仕組みづくり
SC販促業務の進め方と見直し
販促計画は誰が立て、実行すべきか
計画も実行もディベロッパー
販促費は固定化すべきである

第4章 商業施設の不動産価値を上げる

SC経営の目的は不動産投資の成功
SC経営は不動産投資である
商業不動産とオフィスビルの相違
オフィスビルは「スペース機能」、商業不動産は「集客力」
不動産価値アップのためのSC運営
商業不動産は運営で大きな差が生じる
SCはプロが運営する時代に
集客力は多くの不動産収入を生み出す

第5章 住民共生SC開発のあるべき姿

SCコンセプトの確立
「SCコンセプト」というまやかし
SC開発とは「仕組み」をつくること
高まる「住民共生SC」の価値
具体的なSC開発業務
時間軸でSC開発を考える
成功するための事業の枠組み
SCは「集客装置」である
無駄の思想と容積率
「あるべきSC開発」のまとめ

本書の特徴

  1. 「サンストリート」の開発と運営を手がけて一躍SC業界の寵児となった著者がさらに深化した提案を行う。
  2. SCが住民や行政と手を結び地域活動を支援しつつ自ら集客力をアップする具体的手法を分かりやすく開示。
  3. 「割引セール」「ガラポン抽選会」というSC販促を根本から見直す 眼からウロコの実践的アイデアが満載。

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