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美味しい熊本! 自然食レストラン「ティア」と仲間たちのスローフードな冒険 |
| <本書紹介> 熊本にあるちょっと不思議な自然食レストラン「ティア」。 「食は命のやりとり」といういささか尖った問題提起をしながら、単に「身体に良くておいしい」だけではない 食の意味を探し提案するこの哲学的なレストランは、日本全国に同志を持つ同盟体でもある。 そんなティアと仲間たちの奮闘や日常、そしてティアを支える熊本のヒミツを、「おいしいもの番長」の異名をもつ筆者が訪ね、描く。 |
| 著者 プロフィル 渡辺直子(わたなべなおこ) 京都生まれ、京都育ち。広告制作プロダクション、京都のタウン誌編集部勤務などを経てフリーになる。きもの、和もの、和ごとに関する執筆、イベント企画などを中心に活動。 |
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そこそこの歳月を生きてきて、これまでにいくつかのあだ名を付けられた。その中で私がいちばん気に入っていて、かつ私を知る人が納得するあだ名は「おいしいもの番長」だ。
ことほどさように、私はおいしいものに目がない。その元となるおいしい情報にも目がない。そんな私がある日見つけたのが、「熊本に、ちゃんとおいしい自然食レストランがある」という記事だった。
その記事には、「ここで出される料理は健康にいいというだけではない、ちゃんとおいしい。そこがいい」といったことが書かれていた。それまでに知っていた自然食のおいしさにいささか懐疑的だった私は、その「ちゃんとおいしい自然食」をどうしても食べたくなった。そこで取材にかこつけて熊本のそのレストランを訪ねた。そのレストランが「ティア」だ。
「ティア」を率いる元岡健二さんは、食べ物とその出自に、一種独特なこだわりをもっていた。それから、その周りに、彼のこだわりを畏敬し、愛する人たちもたくさんもっていた。
そこで私は、この不思議な力に満ちた元岡さんをめぐる世界のことを書くことにした。
そしてその取材を通して気づいたのは、食に謙虚であり、真摯であることの大切さと、それは日本に古くからあった本質的な思想であり、日本人の知性や胆力の源になってきたものだということだった。
それを今一度見直すことで、ニッポン人はもう少し健やかになれるのではないだろうか。
この本にはそういうメッセージを詰めたつもりです。
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