Books - 繊研新聞社発行の書籍

入門 色彩学
= 松崎 雅則著
A5判212頁/2000円
[ISBN 4-88124-102-8]

<本書紹介>
 さまざまな産業・技術が発達し、生活環境が劇的な変化を遂げた20世紀。「色彩」もまた、個人の生活および社会環境に豊かさを与え、私たちが強く意識するものとなった。とくにファッションの世界では、購買に大きな影響を与える要素であり、その深い理解に基づく活用が求められている。本書は「色彩学」の基礎的*内容を網羅し、図版類を豊富に掲載するなど、初心者にも分かりやすく解説した入門書である。ファッション、カラーコーディネートなどにかかわる人に必携の入門書である。
初版2002/05/10

『入門 色彩学』  松崎 雅則著

= [2002/09/10初版]

第1章 色の意味

 1 人間と色の関係
●視覚情報
   
●色の普遍性
●色の意味
 2 現代社会における色彩
●色の定義
●20世紀社会における色彩の確立
●色彩意識の高揚

第2章 色の知覚

 1 なぜ色は見えるのか
●光の存在
●視覚三要素
 2 光の特性
●光と色>
●ニュートンのスペクトル発見
●物体の色
●眼の構造と機能
●色の感覚と知覚

第3章 色の表示方法

 1 表色系
●生活の中の識別色
●表色系の分類
 2 色の三属性と色立体
●色の三属性
●色立体
 3 顕色体系(カラーオーダーシステム)
●修正マンセル表色系(Munsell Color System)
●オストワルト表色系(Ostwald Color System)
●NCS表色系     (Natural Color System)
●DIN表色系     (Deutsches Institute fo・・r Normung)
●PCCS     (Practical Color Co-ordinate System)
 4 混色体系
●光の色を表示する体系
●CIE(XYZ)表色系 (CIE standard colorimetric vsystem)
 5 色名体系
●バーリンとケイの色名語研究
●色名による表示の位置づけ
●JIS系統色名
●PCCSの系統色名

第4章 色の混合

 1 混色の内容
●混色の基本原理
 2 加法混色
●同時加法混色/色光の三原色
●継時加法混色
●並置加法混色
 3 減法混色
●色料の三原色

第5章 色の知覚効果

 1 色の知覚とは
●色の見え
 2 色刺激の強さと色の見え
●プルキンエ現象
●ベゾルト・ブリュッケ現象
●アブニー効果
 3 刺激と時間が左右する色の見え方
●刺激の大きさと色感覚(面積効果)
●色刺激の時間と色の見え方
 4 色の残像
●正残像と負残像
 5 明暗順応と色順応
●明順応と暗順応
●色順応と色彩恒常
 6 視覚効果としての色知覚
●色の対比効果
●縁辺対比
●明度対比
●色相対比
●彩度対比
●補色対比
色陰現象
●同化現象
 7 物体の見えに与える色の影響
●色の視認性
●色の誘目性
●色の識別性
 8 見かけの判断に及ぼす色の影響
●色の暖・寒感〈暖色・寒色〉
●色と距離感〈進出色・後退色〉
●色の大きさ感〈膨張色・収縮色〉
●色と重さ感〈軽い色・重い色〉

第6章 色彩の感情効果

 1 色彩心理と感情効果
●色知覚と感情
●色彩感情の成立
●色彩の感情効果
●色彩感情値の調査結果
 2 色の連想
●連想と象徴
●色の連想・象徴の活用
 3 色の嗜好性
●嗜好性を規定する要因
●嗜好色の調査
 4 色のイメージとその測定法
●色のイメージの調査方法
●SD法 (Semantic Differential Method)

第7章 色彩調和(カラーハーモニー)

 1 色彩調和の成立の歩み
●配色の共通性、規則性
●シュブルールの色彩調和論
●オストワルトの色彩調和論
●ムーン・スペンサーの色彩調和論
●ジャッドの色彩調和の原理
 2 配色調和の形式
●配色調和
●PCCS配色調和
●色相環分割による配色調和
 3 デザインとしての配色手法
●配色の構成内容
●配色構成の美的形式
●デザインの基礎的配色手法
●デザインの配色技法

 資料/慣用色名〈JIS Z 8102(2001)物体色の色名による〉

本書の特徴

  1. 色の原理、色はなぜ見えるのかなど素朴な疑問を解きつつ、色彩の活用に必要な概 念、手法、効果などを分かりやすく解説。
  2. カラーを含む図版類を豊富に掲載。とくに色彩の環状に与える効果については、筆 者による調査結果・分析を収録し、充実。
  3. デザイン、カラーコーディネートなど色彩にかかわる職業の人の入門書。また色彩 検定の副読本として役立つ1冊

プロフィル

松崎生活デザイン研究所主宰、カラリスト&デザイナー
 1943年生まれ。山口県出身。東京学芸大学美術科(工芸専攻)卒業。通産省工業技術院製品科学研究所デザイン研修、社団法人日本流行色協会勤務を経て独立。「松崎生活デザイン研究所」を開設し現在に至る。この間、商社、製造業、流通業などの一部上場会社との嘱託契約業務や、その他商品企画開発、デザイン、色彩計画、トレンド業務など多数携わる。
 現在、日本色彩学会・評議委員、デザイン学会会員、社団法人日本流行色協会ファッションアドバイザー、社団法人日本ニットウェアデザイン協会理事、公共の色彩を考える会常任委員、NPO日本カラーネットワーク協会常任委員、東京学芸大学講師、女子美術大学講師、戸板女子短期大学講師、横浜美術短期大学講師。
 著書に『新ファッションビジネス基礎用語辞典』(共著)、『生活デザイン論』(共著)、『街の色彩作法』(共著)、『NEWインテリアコーディネーション』(共著)など。


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