Books - 繊研新聞社発行の書籍

増補版ファッション新語辞典
= 吉村誠一 著
/B6判412頁/3000円 (本体2857円+税5%)
[ISBN 978-4-88124-200-1]

<本書紹介>
 ファッションに関する新しい言葉は、およそ1日に1語の割合で登場している。
 前回の04年版発行から3年、その間に頻出したファッション関係の用語を可能な限り集めて編集したのが、今回の「増補最新版」。
 コレクションに現れたトレンド用語から新しいアイテム名や商品名、ファッションビジネスの新用語、また最新風俗用語や若者俗語に至るまで、ほとんどのファッション新語を収録しているのが、前回に増しての特徴である。
1850語収録
初版2007/12/15
プロフィル
吉村誠一(よしむら・せいいち)
 1945年、京都生まれ。
 日本道路公団在職中、メンズファッション研究所に通学してファッション界へ転身。
 企画会社(株)アパレル・アドバイザーにて商品企画、情報誌編集、テレビ番組制作等を経て独立。ファッションジャーナリスト・吉村誠一として主にメンズファッション分野の執筆・講演活動に長年従事する。21世紀を期して仕事名「邑游作」を名乗り、文筆業だけでなく、ファッションショーなどイベントプロデュース業などにも業容拡大。
 現在は吉村ファッション事務所&企画集団・遊馬を主宰。日本スクールオブビジネス他の非常勤講師も勤めている。
 主な著書に「ファッション新語事典」(チャネラー)、「メンズファッション用語辞典」(スタイル社)、「最新流行ファッション用語事典」(サイバースリー)、「ファッション蘊蓄事典」(アポロ出版)、およびファッション小説「ときめき・シックスティーズ/とまどい・セブンティーズ」(『男専』連載)、「モボの統領/モガの女将」(『洋装』連載)などがある。


『増補版ファッション新語辞典』  吉村誠一 著

●本書の主な内容 ex.

 アーチ眉[archまゆ]ヘア&美容
 
 アーチ(弓形)を描いたような丸みを帯びた眉の形。自然な感じが特徴だが、よく手入れされている点にも特徴がある。細め、長め、太めなどとその形にもさまざまなものがあり、2006年初頭から人気の眉形となっている。女性の眉は1980~90年代前半の「太眉」から90年代後半の「細眉」、2000年ごろからの「角眉」と変化しながら今日のアーチ眉に至っている。いずれもその当時のファッション傾向を反映しているとされる。
 
 カーゴカプリパンツ[cargo Capri pants]パンツ
 
 カーゴポケットと呼ばれる大型のパッチ&フラップポケットを膝下の脇に取り付けたカプリパンツ*。7分丈のカーゴパンツ*とも呼べるもので、裾を紐絞りにしたデザインも特徴のひとつとされる。2005年夏ごろから人気の女性用カジュアルパンツの一種。
 
 サービスアテンダント[service attendant]FB
 
 売場やサービス施設において、客とのコミュニケーションを図り、さまざまなサービスを提供する専門職。航空機の室内乗務員や博覧会のホステス、またレストランのウエイターやウエイトレスなどさまざまな職種が含まれるが、最近、この種の仕事が百貨店などの小売り施設にも見られるようになって注目を集めている。アテンダントは本来「(劇場やホテルの)案内係」といった意味だが、現在ではショッピングのアドバイスなど多岐にわたって活躍の場が増えている。フランス語でいうコンシェルジュも同種の仕事となる。
 
 ターコイズ[turquoise]アクセサリー
 
 トルコ石のことで、ターコイズブルーやターコイズグリーンと呼ばれる特有の色を持つ。これを用いたブレスレットやリング、ネックレスなどのアクセサリーが2005年春大流行し、そうしたものを単にこの名で呼ぶようになった。
 
 ナチュラルコスメ[natural cosmetics]ヘア&美容
 
 植物や果物などの自然成分を主体にし、化学添加物を使わないでシンプルに生成された自然派化粧品の総称。「肌に優しい」をキーワードに人気を集めているもので、別に「オーガニックコスメ」とか「オーガニックナチュラルコスメ」とも呼ばれる。
 
 ハードエレガンス[hard elegance]ファッション一般
 
 2007~08年秋冬ファッションのトレンドテーマのひとつで、バイカー(自転車乗り)スタイルやマスキュリンスタイル*などハードなイメージのファッションを、優雅に洗練させたファッション表現を指す。
 
 マイクロアンゴラ[micro angora]素材
 
 繊維長14.5ミクロンときわめて細いアンゴラの毛を使用した素材の名称。カシミヤとほぼ同じ細さを持つといわれ、これを緯糸に用いたウール混の婦人コートが、2007~08年秋冬向けに開発されている。
 
 妖精スカート[ようせいskirt]スカート
 
 妖精を思わせるようなふんわりとしたイメージのスカート。多くは柔らかなシフォンで作られ、ティアード(段重ね)やハンカチーフヘムラインといったデザインで、膝上丈のものが中心となる。若い女の子たちはパンツとの重ね着で用いることが多く、OLたちにはいわゆる「合コン勝負服」としても人気を得た。同種のドレスを「フェアリーワンピース」と呼び、こうしたファッション表現を「フェアリーライン」とか「妖精ファッション」とも称している。フェアリーは妖精の意味で、2004年春夏のヒット商品のひとつとなって以来、継続した人気を集めている。
 
 ライダーズコート[rider’s coat]コート
 
 オートバイ乗り用のコートという意味でネーミングされた膝丈程度のコート。ライダーズジャケットのコート版といったところで、デザイン的にライダーズジャケットを踏襲しているが、ダウン(羽毛)素材で作られるなど新しいアイデアを加えたタイプが増えている。なお、ライダーズは「ライダース」とも発音する。
 
 ワイヤー襟[wireえり]デザイン
 
 ワイヤーを入れた襟。2005年春夏から目立ってきた襟のデザインのひとつで、シャツやジャケットの襟にワイヤーを差し込んで、自由な形に形成できるようにしたもの。OLたちの間で胸元を前開きしながら襟を立たせるシャープな着こなしスタイルが台頭してきたところから、このようなデザインが生まれた。
 

 など、1850語を収録。

本書の特徴

  1. 前回(1999年3月~2004年3月分)の04年版に、それ以後およそ3年分のファッション新語843語を加えた。
  2. 増補版ではここ3年間に登場した新語を細大漏らさず紹介するため、文中の新語もできるだけ見出し語として編集している。
  3. いまだ定義の曖昧な言葉や特定の商品名などであっても、ファッション新語の特徴のひとつとして取り上げるように努めた。

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