2007年春夏コレクションリポート | |||||||||||||||||||
東京コレクション
(文頭の日付は紙面掲載日。写真は加茂ヒロユキ。写真をクリックすると拡大表示します) 2006/09/09 07年春夏コレクションで70年代のヒッピースタイルが広がっている。キーワードは、ラブやハート、理想郷。平和をほうふつさせる鳥やピースマークといったモチーフも目立つ。強さを備えつつ、自由で心地よい世界を求める流れだろう。ヘアスタイルはふわふわとしたセンターパーツのロングヘア。アイテムはフロアレングスのフレアドレスが多い。 逆さ釣りされた人形につま先を天井に向けた太ももライト。不思議空間の中で、ネ・ネット(高島一精)は自由いっぱいの新しいヒッピースタイルを見せた。額にヘアーバンドをしたモデルが着るのは、腰まで覆うジップアップパーカにマーメードラインを描くフロアレングススカート。ずるっとしたシルエットと子供のパジャマ地のようなジャージー素材が楽しいリズムを奏でる。ラストの蛍光ドレスには「ブラジル」や「ユートピア」の文字。日本の反対側にあるブラジルに対して思い描く、理想郷のイメージを形にした。「テーマは逆さま。ハッピーな感じを出したかった。こんな世界になればいいって」とデザイナー。 GVGV(MUG)の会場は、素直な女性らしさやハートフルな気分いっぱいに包まれた。真っ白な空間に並べたのは、柔らかなエクリュや小花柄のドレス。ラブリーな中に、真っ赤な口紅とハート型のペンダントをつけてアクセントにした。ドレスはタイトなミニからティアードロングまで勢揃い。肩や腰に大きなフリルを飾ったエプロンドレスやパフスリーブのフィット・アンド・フレアドレス。ふわりとしたシルエットをハイウエストできゅっと絞る。 イオ・ユウコムラタ(村田有子)はミリタリーウエアを軸に優しさを備えた強い女性を描いた。光る迷彩ブルゾンに小花柄がのぞくカーキのスカート。花畑柄のドレスには茶やカーキのムラができている。バッグには白い小さな花があふれる。テーマは戦場の花。 久々にショーをしたハンアンスン(ハン・アンスン)が再出発に選んだのは、得意のセクシーテーストとヒッピーカラーのミックスドレスだ。レースやサテンのティアードドレスに、ピンクのグラデーションやマルチカラーの水玉。小鳥の指輪で自由をアピールした。 ポト(山本哲也)は数シーズン続けてきたぬいぐるみの型紙で作る立体的な服から一変、長方形のナチュラルドレスを並べた。首周りにたくさんギャザーを寄せたボリュームドレスや、四角い布にストラップを付けたベアバックドレス。肩でつまんだ布が脇で波打ち、背中に流れる。 キノ(石川智恵)のイメージソースは空を飛ぶ一角獣。晴れた空色のパンツスーツはさわやかながら、かすかな光沢をまとっている。袖からのぞくフレア袖が軽い。胸元をブラウジングしたドレスは、流れる布が光りの線のようにシャープなラインを描く。 ノリコ・フクシマ(福島紀子)は、淡いブルーをキーカラーにしたラインが心地よさそう。リネンのスモックやグラフィカルな切り替えのドレスを見せた。 明滅するフラッシュライトと繰り返されるスティーヴ・ライヒのループ音楽のなかで、タイシ・ノブクニ(信國太志)は黒一色のコレクションを見せた。ベルトやバックルのディテールでフォルムを変えたパンツやジャケット、ドレスを出している。ボンテージパンツにようにひざ下を絞ったパンツ、フロントタブのミニドレス、サテンのジレにもタブのディテールが飾られる。ベルトディテールのMA―1やバックで袖がつながったトレンチコート、ベルトディテールとともに量感をちょっと加えている。エナメルのニーハイブーツやわずかなカムフラージュ柄、真っ赤なルージュのコントラスト。 |
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