繊研新聞 コレクションリポート - 2008-09年秋冬
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ニューヨーク・コレクション - 1
(文頭の日付は紙面掲載日。写真はC・ムーア、ランディ・ブルック。写真をクリックすると拡大表示します)
2008/02/04
08~09年秋冬ニューヨーク・コレクションが始まった。8日まで、前シーズンよりやや少ない約170のショーと約60のプレゼンテーションが行われる。今シーズンはベルンハルト・ウィルヘルム、ジョナサン・サンダース、ロドニクが初参加するほか、マシュー・ウイリアムソンもニューヨークに戻ってくる。ニューヨークの若手では、フィリップ・リムが初めてテントでショーを行い、シプレイ&ハルモスが初のプレゼンテーションで見せる。
(ニューヨーク=杉本佳子通信員)
ラグ&ボーンは、ミリタリーテーストをロング&ナローなシルエットにのせて、女っぽくエレガントにまとめる。金ボタンをきかせたショートジャケットを軸にボンバー、ケープつきコート、ライディングマック、ジョドパーズを並べる。薄手ニットのシンプルでスレンダーなドレスやダブルボタンのカーディガンも、色やディテールでミリタリーのにおいを入れながら、しなやかで官能的に仕上げる。色はネービー、黒、グレー、ブラウン。
バンド・オブ・アウトサイダーズは、天井にツタをはわせ、床にはコケと枯れ葉を敷き詰め、アンティークの家具とミラーボールを飾ってインドアとアウトドアをミックスした空間を作って、プレゼンテーションで見せた。キュートなイメージにスコットランドのにおいを混ぜながら、ほんの少し大人っぽさを加えた。ウイメンズラインの「ボーイ」は、ミニマルなジャケットと裾広がりのパンツがキーアイテム。スレンダーなブレザー、ロンググローブ、靴をすっぽり隠すパンツが、縦長のシルエットを強調する。ウールガーゼのタータンチェックのスイングジャケット、ラクーンのショールカラーを付けたメルトンのトップコート、60年代調のコートドレスもある。
昨年バーニーズのバイヤーを辞めたウエイン・リーが手掛けるウエインは、初のプレゼンテーションで24点を見せた。40年代に実在した女性アビエーターからインスピレーションを得て、マスキュリンなディテールをソフトでフェミニンな素材にのせる。起毛したヘリンボーンのコートは、襟ぐりを胸の下まで極端に落とす。アシメトリーにフラットカラーをつけたブラウスは、サテンのベージュの身頃から白と黒をのぞかせる。今後が楽しみな新人だ。
ジェン・カオは、スポーツウエアやレーサーの躍動感を可愛らしくボーイッシュな服に混ぜる。サスペンダー付きミニスカートには、レーサーバックのタンクトップを合わせる。パーカを長くしたようなコンビネゾンもある。素材はラテックスが多い。
アリス・リターは、シンプルでクラシックなフォルムにキラキラ光るビーズ刺繍やグラフィカルなプリントをのせた、可愛らしくてフェミニンなライン。リボンカラーやヨーク切り替えのブラウス、ひざ上丈のワンピースが多い。
ニコル・ミラーのテーマは「現代のジャンヌ・ダルク」。勇気とパワーにあふれた女性像を、ジッパー使いのガンメタル色のワンピース、ドルマンスリーブのキャットスーツ、ボリュームのあるダウンのロングパーカで表現する。プリントの柄は紋章やカムフラージュ。色は黒やグレーに明るいサフランやティールをさした。(写真=C・ムーア、ランディ・ブルック)
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