繊研新聞 コレクションリポート - 2008-09年秋冬
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パリ・ミラノコレクション - 1
(文頭の日付は紙面掲載日。写真は大原広和。写真をクリックすると拡大表示します)
アンヴァレリー・アッシュ
得意の柔らかなドレープディテールを封印して、直線的なフォルムに挑戦した。ジャケットやドレスの袖の膨らみは、クリスタルなど結晶を思わせる多面体。ジオメトリックに切り替えたドレスのバストの下からはシャープな三角錐が飛び出す。
レオナール
Aラインシルエットに代わり、ストレートなIラインが勢揃い。ドレスはソフトフィットのひざ下丈で、袖だけAラインを描く。スーツもほっそりとしたシルエット。プリントは黒ベースにカラフルなペーズリーやレオパードなどをミックス。
ズッカ
“メデューサ”をテーマにしたハードなボリュームスタイル。ギャザーで膨らむフード付きポンチョやタイダイのTシャツドレスに、ロック調の落書きタイツやチェーンベルト。裾からふわふわのウオッシュドシフォンが見え隠れしてフェミニン。ブランド設立20周年を迎えた。
ソニア・リキエル
60年代後半の華奢(きゃしゃ)でキュートな女の子のイメージ。マットなマルチボーダーのモヘアニットのミニドレスで、楽しい雰囲気を振りまく。男性の借り物のようなソフト帽との組み合わせがあどけなくて可愛らしい。ソフトフィットのシルエットにボリューム袖。
リュ・ドゥ・マイユ
バスト下でピンタックや切り替えを入れたドレス、円形のキルティングステッチを入れたドレスなどを出した。キャップスリーブやケープスリーブなど丸いショルダーラインが多い。フロッキーで羽根のようなプリントを描いたドレスもある。
エス・オーケストル
スリムシルエットで描くストイックなラインを揃えた。構築的なテーラードジャケットやコートは深いフロント合わせでバックがレースアップディテール。ヘアリーウールやボンディングクロス、サテンを使って静かに主張する。黒、ネービー、ゴールドがメーン。
ジュンコ・シマダ
ずらりと並んだ仕切りの紙を破きながらモデルが出てくるという演出で、パワフルな女を強調した。バブルシルエットのキルティングコートやマーブル模様のローゲージニットに、レトロな金色のスイム帽。ちょっぴり未来的でカラフルな60年代テイスト。
アントニオ・ベラルディ
メタルをびっしり刺繍した甲冑(かっちゅう)風コートやケープスリーブのタイトドレスなど英国調のミリタリークラシックスタイルを並べた。スカートから透けるガーターベルトやラテックスのニーハイブーツがSMチック。ローゲージニットやカラーファーも多い。
コムーン
2度目のショー。いつもながらのクリーンでミニマルなドレスやコートに、斜めに走る切り替えや肩から流れるドレープで変化をつける。袖付けぎりぎりの肩線にタックを取って前後にたっぷり厚みを作る。肩のラインが少しだけ張っていてシャープに見せる。
マーティン・グラント
キャメルや紺、赤をメーンカラーにしたレディーライクなコートとドレスが主役。コートはファーラウェイカラーやショールカラーなどボリュームのある襟元がポイントで、袖は短め。ドレスは50年代調の細長いシルエット。
ヴァネッサ・ブリューノ
毛足の長いラムやシール地のアウターと、メンズライクなジャケットやワイドパンツを重ね着する。ジャケットの前立てやブラウスの袖にはラッフルが控えめに飾られているが、色数を抑えてすっきりと仕上げる。フリンジストールやファーの帽子がアクセント。
チャップリン
構築的なカットのケープレットジャケットにタイトスカートやジョドパーズを組み合わせる。ドレスの胸元には十字架状のフラットなリボン。部分的にのせたメタルやラインストーンが強い輝きを加える。アンナ・カレーニナをモチーフに強い貴婦人を表現した。
ユキ・トリイ
チェックに花柄、レオパード。柄×柄のスタイルを緑や茶で優しい雰囲気にまとめる。ボアのトップスやモヘアシャギーのコートに、ツイードのタイトスカートやミニ丈のギャザースカート。温かな素材で上品な服をフェミニンに仕上げた。
ポール&ジョー
温かそうなアウターを重ねるレイヤードスタイル。フード付きのニットケープやブランケット地のコートに、カーゴパンツやミニスカート。チェックやツイードでメンズライクに、フリンジのブーツやゴールドのネックレスで70年代テイストを加える。
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