繊研新聞 コレクションリポート - 2009-10年秋冬
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ミラノ・メンズ・コレクション - 3
(文頭の日付は紙面掲載日。写真はC・ムーア。写真をクリックすると拡大表示します)
2009/01/22
【ミラノ=小笠原拓郎】09~10年秋冬ミラノ・メンズコレクションは、クラシックなアイテムとストリートスタイルを混ぜたラインを広げた。スワローテールコートやミリタリーイメージの重厚なアイテムとシャープなデニムパンツやワークパンツの組み合わせが目立つ。
会場内にしつらえた雪山のスキー場をダウンのケープを着たスキーヤーが滑り降りてくる。トム・ブラウンによるモンクレールの新ラインモンクレール・ガム・ブルーは、トム・ブラウンのトラディショナルな世界をそのままダウンに置き換えて表現したもの。ダウンのケープの下にはテーラードタイプのダウンジャケットとダウンベストを重ねて着る。シックなダウン入りテーラードジャケットにはダウンのハーフパンツを合わせる。トム・ブラウンのアイコンのようなトリコロールのテープをバイアスに使ったダウンコート、ダウンをつめたスワローテールコートもある。フィナーレはトレーンの代わりに寝袋を引いたフォーマルスタイル。
ディースクエアードは30年代のスイングジャズからイメージした。スワローテールにタキシードジャケット、ボウタイといったアイテムをジーンズやワークアイテムとミックスする。アストラカンやクロコダイルのラグジュアリーなジャケットやコートも、ストリートイメージのパンツやシャツと合わせてディースクエアードらしいスタイルに。
D&Gは、フロックコートやミリタリーコートなどのクラシックなアイテムを軽快に仕上げた。ブランデンブルク飾りをシャツにプリントで描いたり、羽根のプリントをジャケットにトリミング風に入れたり。壁紙風の花柄をプリントしたベルベットジャケットなど、英国のレトロな気分をストリートウエアに盛り込んだ。オスカー・ワイルドからイメージしたコレクション。
ジョルジオ・アルマーニがテーマにしたのはニュークラシック。フォーマルウエアはタイトなシルエットに、スポーツウエアはソフトなボリュームのラインに仕上げる。グレーとブラウンの組み合わせやベルベットの光沢で、落ち着きのあるアルマーニスタイルを見せる。ニットのような優しい風合いのアンコンストラクトのジャケットは、ジレと組み合わせてすっきりとエレガントに。
ジュリアーノ・フジワラは、グレーと黒、白をメーンにした。コートにベストを重ねたように見えるレイヤードスタイルは、バックで生地を切り替えた1枚のコート。シャツも胸元でグレーの濃淡の生地を切り替えて作る。ドローコードのディテールはブーツやグローブに。ライダーズジャケットの袖のジッパーはひじより上まで続いている。ベーシックな色とアイテムをちょっとだけ変化させて見せる。
(写真=C・ムーア)
トラサルディ ミラン・ブクミロビッチによるデザインはウエスタンやミリタリーからの影響を思わせる。ジッパーディテールのミリタリージャケットに馬のプリントT、ジレにはウエスタン風スカーフを合わせる。フリンジディテールのスエードブルゾンも。
レゾム ジッパーストライプのトップやパンツ、ジャケットでショーはスタート。ローライズパンツのスーツスタイルにトロンプルイユラペルのヘアリーコート、ハトメいっぱいのスーツなどを出した。バロックのフレーズのような襟飾りがアクセント。
CPカンパニー ミリタリーやワークウエアのディテールを取り入れたリアルクローズ。縮絨(しゅくじゅう)ウールのチェック柄のジャケットや切りっぱなしディテールのメルトンコート、パッチ&フラップのコートやブルゾンが中心。薄いソールのブーツを合わせる。
アレッサンドロ・デラクア カットオフとテープのディテールがポイント。ベージュと黒を軸にコートのフロントにテープ状のタブを使ったりする。ニットの丈はほとんどがヒップが隠れるくらい。ショートジャケットとレイヤードで着こなす。
モスキーノ ブリティッシュイメージのテーラードスタイルを見せた。ボーラーハットにスクールストライプのスーツ、ダブルブレストのコートなどをコーディネート。シックなスーツにもポケットの玉縁にだけスクールストライプのような柄をのせる。













