繊研新聞 コレクションリポート - 2009年春夏
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ニューヨーク・コレクション - 3
(文頭の日付は紙面掲載日。写真はC・ムーア、ランディ・ブルック。をクリックすると拡大表示します)
2008/09/09
【ニューヨーク=小笠原拓郎、杉本佳子通信員、高木比奈子通信員】09年春夏ニューヨーク・コレクションは、明るくリッチな色が浮上している。ピンク、ブルー、マゼンタが特に多い。横に大きく切り替えてカラーブロックにしたドレスやグラデーションドレスも目立つ。
ジョナサン・サンダースは、きれいな色と布の重ねで見せるグラフィックスタイル。ぴったりとしたジャケットはブルーやイエローなどの鮮やかな色で切り替え、ふわふわと風に揺れるひざ丈フレアスカートを合わせる。鋭角的な放射線が走るプリントドレス、パープルからイエローへと緩やかに変わるグラデーションドレス。サテンやシフォンのドレスやスカートは何枚もの違う色をずらしながら重ね、カーテンのようにゆるやかな布を重ねたスカートも2色のコントラストで上品に仕上げている。ボディーアクセサリーのようにグラフィカルなタンクトップなど、トップはタイトなものばかり。その構築的な緊張感と柔らかなフレアスカートのバランスが面白い。
アレキサンダー・ワンは、マスキュリンでエレガントなラインに、鮮やかなカラーとラグジュアリーな素材感を加えた。オープニングはブルーをむら染めしたしなやかなレザーのオーバーサイズのシャツやブルーの起毛スエットのシャツドレス。そこに、後ろヨークから布が揺れる黒いデシンのブラウスや、黒のストレッチメッシュのキャットスーツをミックスする。デシンは洗いをかけて、少しだけラフな感じに。中盤以降は、アステカ調の刺繍をしたスカート、ドレープをねじりながら右脇をカットアウトしたドレスなど。色は黒をメーンにきれいなピンクやブルー、ラベンダーを利かせた。
ダイアン・フォン・ファステンバーグのテーマは「ロック・ゴッデス」。花のついた長い髪飾りを垂らしたモデルがエアリーなシフォンのドレスを着て、次々と登場する。万華鏡を連想させるにぎやかなマルチカラーの大きなフラワープリントと、チョウや葉をアブストラクトにアレンジした柄。カラフルでフェミニンなテイストに、ゴールドのジャケットやカラフルなカラーストーンをのせたメッシュのタンクトップを混ぜて、ロックな気分を加えた。
ヴェリエのテーマは「童話」。メタリックなミニドレスやクリスタルを散りばめたレースのパーカとサテンのミニスカートの組み合わせを見せた。
BCBGマックスアズリアは、軽くソフトなイメージにイージーな気分をミックスする。細番手のジャージーやクレープを使って、ドレープをアシメトリーに入れたり交差させたりしたドレスやジャンプスーツをずらり並べた。スポーティーなブルゾンジャケットやベストは、羽根のように軽いナイロンで仕立てる。
シプレイ&ハルモスは、ソフトでシンプル。ハイウエストの白いパンツやミニマルなショーツを軸に、オーガンディーのトップや透かし編みのカーディガンを合わせて、軽くエレガントにまとめる。
〈フレッシュフェース〉繊細なリラックス服 アイディーン 07年にスタートした「アイディーン」はジェンアート・フレッシュ・フェイセス・イン・ファッション08の会場で、初のショーを見せた。エドガー・アラン・ポーの詩の一節からインスピレーションを得たコレクションは、透ける素材を多用し、繊細さとリラックスムードを併せ持っている。 ジャージーのトップにはサテンのサルエルパンツ、サスペンダーのような刺繍のボディーアクセサリーを合わせる。黒いショルダーストラップの花柄のミニドレスには足首を強調する黒のサンダルを合わせ、甘くなりすぎないスタイルに仕立てた。 デザイナーは平田順子さんと柳瀬睦子さん二人。「キャサリン・マランドリーノ」のアトリエで出会い、ニューヨークを拠点に活動している。(高木比奈子通信員)






