繊研新聞 コレクションリポート - 2009年春夏

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ニューヨーク・コレクション - 5

(文頭の日付は紙面掲載日。写真はC・ムーア。、ランディ・ブルック。クリックすると拡大表示します)

2008/09/11

 【ニューヨーク=小笠原拓郎、杉本佳子通信員】09年春夏ニューヨーク・コレクションに、ギラギラ光るパーツや素材が広がっている。箔(はく)プリントにラメジャカード、メタリックなパーツを組み合わせながらどこかクラシックだったり、レトロな雰囲気を加えている。

 前回に続いてわずか20分遅れでマーク・ジェイコブスのショーは始まった。舞台の上には、長方形の鏡がずらりと2列に並び、たくさんの鏡のドアのいろんなところからモデルが登場する。ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」をバックに登場したモデルは、ラメやスパンコール、ラインストーンをいっぱいにつけ、全身からギラギラした光を放つ。トップは小さく、スカートはタックをつまんだりラッフルを入れたりしてボリュームを出したギブソンガールシルエット。ウエストには帯のようなベルトをぐるぐる巻いたり、カマーバンドをつけたり。頭にはボーターかターバンをかぶる。クラシックなシルエットとグリッターな素材のコントラストが新鮮だ。素材はメタリックなブロケード、ラメストライプ、カントリーチェックが多い。柄と柄を組み合わせてギラギラ光らせ、一歩間違えば悪趣味になりそうなルックスをまとめるセンスはさすが。バッグも異素材や異なる色のミックス。腕には大ぶりのブレスレットが三つ。ラインストーンのついたゴールドのハイヒールをはき、サングラスはフレームの上だけ鮮やかなグリーンや赤を入れている。フィナーレは、並んで歩くモデルの姿が鏡を通して見えたり消えたり。ファンタスティックなイリュージョンの世界を演出した。

 ロダルテにシャープなテイストが加わった。サテンのスキニーパンツ、レザーのボマージャケット、エキゾチックレザーのタイトスカートを、モヘアやチュールで仕立てたふわふわロマンチックなトップやドレスに混ぜていく。オープニングは全身ヌードカラーのシリーズだ。レーシーな素材にシフォンをくしゃくしゃ束ねてのせたトップ、レザーを斜めに切り裂いたトップ、メッシュとレザーをはいだプリーツスカート。レザーにカットワークを入れたレギンスを合わせる。

 マシュー・ウイリアムソンは、カラフルなグリッターラインにどこかハードな気分を加えてみせた。スパークリングのモチーフや、明るい絵の具を何色か遠心分離器に入れて飛ばしたようなモチーフに、クリスタルやラインストーン、スパンコールを加える。ピンクの花の立体感のあるアップリケをのせたドレスは、スカート部分に黒のチュールを重ねる。

 デレク・ラムは、ミニマルなラインにちょっとしたディテールの変化を加えている。シンプルなコートのウエストにはドローストリングでギャザーを寄せ、パンツスーツの襟は片側だけストールのように揺れる。タンクドレスも斜めにドローコードが走り、イエロードレスはブラウジングしたようなドレープが揺れる。

 マランドリーノは、チュールを重ねて下地のレースを見せるラッピングドレスやクロシェニットのホワイトドレスなど、繊細なドレスを揃えた。細かなテープ状の布を重ねたティアードドレスやうろこのように小さな布片を重ねたドレスなど、クラフトテクニックがさえている。カットワークとコサージュを加えたレザージャケットやエンブロイダリーライダーズなど、レザーアイテムも繊細なディテールが利いている。


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