繊研新聞 コレクションリポート - 2009年春夏

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ニューヨーク・コレクション - 8

(文頭の日付は紙面掲載日。写真はC・ムーア、ランディ・ブルック。クリックすると拡大表示します)

2008/09/17

 【ニューヨーク=小笠原拓郎、杉本佳子通信員】09年春夏ニューヨーク・コレクションは、ドレープやプリーツ、キラキラ光る素材をふんだんに入れながら、黒のレザーのブラや縛りのディテールなどでロックやボンテージのにおいをミックスした、ちょっとダークな影のある服が台頭した。異なる柄や鮮やかな色のマルチカラーをミックスして、大ぶりでキラキラしたアクセサリーをコーディネートしたラインにもどこか毒気が漂う。

 ラルフ・ローレンは、マニッシュなサファリスタイルとアラビアンイメージのエレガントなラインを揃えた。ゴールドのハーレムパンツに袖が破れたコットンシャツ、つば広のインディー・ジョーンズのような帽子を合わせた軽快でゴージャスなラインがいっぱい。バックにプリーツを入れたゆるゆるのサルエルパンツを、エレガントなブロンズカラーのタンクトップやシルクジャケットとのバランスで上品に見せる。蚊帳のようなガーゼ生地のコートにサファリ風パッチポケットシャツなど、ちょっぴりハードな探検家スタイルをシックにまとめている。色はゴールド、カーキ、オリーブ、サンドがメーン。

 ダナ・キャランは、濡れたような質感のサテンやレーヨンクレープを使ったドレープ入りのドレスやワイドレッグパンツを見せた。微妙なトーンのカーキやスモークグレーがダナらしい。

 ザック・ポーゼンは、ドレープやキラキラ光る刺繍で飾ったロマンチックで毒気のあるドレスやツーピースが多い。色はパウダーピンク、グレー、黄、黒。

 ヴィヴィアン・タムは、牡丹(ぼたん)の花がテーマ。迫力のある大きな牡丹をプリントしたドレスや、牡丹をプリントしたシルクシフォンに細いプリーツをかけたシースドレスが並ぶ。鮮やかな赤やピンクのドレスに羽織るのは、ピンストライプのマニッシュなジャケット。パンツもメンズ調のゆったりしたシルエットを描く。

 マイケル・コースは、太いボーダーと大きなドット柄をメーンの柄にしたリゾートイメージのコレクション。白と黒、ロイヤルブルーを配したレガッタストライプのカシミヤチュニック、黒地に白とブルーのドットをのせたドレスなどを出した。エナメルのサンバイザーに太めのベルトがアクセント。

 アナ・スイは、メキシコの太陽の光が似合いそうな明るく軽快なフォークロアルック。馬や鳥をプリントやアップリケ、刺繍で入れ、素朴で楽しいムードに仕上げた。シルエットはウエストマークのXライン、もしくはストレートライン。ドレスが多いが、ショートパンツスーツやたっぷりしたパーカもある。

 トミー・ヒルフィガーはマニッシュなパンツルックとエレガントなドレスを揃えた。サテンのコートにはふんわりとしたトラックパンツ、ラップコートはメタリックなベルトに房飾り。ネービーのベアバックドレスにピンクのホールターネックドレスもある。スクエアーショルダーのジャケットはクロップトパンツを合わせてフェミニンな雰囲気をプラス。メンズはジャケット&パンツスタイル。かっちりとしたダブルのピークトラペルのジャケットはちょっと短めの丈で今の気分に仕上げている。

 ジースターはハードなスラッシュ入りのデニムからデジタルプリントのロングドレスまでを幅広く揃えた。メンズは、パンクイメージのスラッシュジーンズにブーツの合わせやワイドパンツのスーツスタイルを出している。大きなプリーツを入れたハーフパンツやキルティングのライダースパンツなどパンツが充実している。レディスはデニムのコンビネゾンやトレンチコートやラップコートが目立った。チルデンニットのミニドレスが可愛い。)


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