繊研新聞 コレクションリポート - 2010-11年秋冬
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ミラノ・メンズ・コレクション - 3
(文頭の日付は紙面掲載日。写真はC・ムーア。写真をクリックすると拡大表示します)
2010/01/21
【ミラノ=小笠原拓郎】10~11年秋冬ミラノ・メンズコレクションでは、軽やかなダウンとフラノやメルトンなど温かみのある素材を使ったラインが広がっている。スキーやスノーボードといったウインタースポーツのスタイルを取り入れて、それを街着として崩したようなラインが増えている。
会場にずらりとベッドが並び、そこにグレーワッフルのボディースーツにグレーのニットキャップをかぶったモデルたちが眠っている。トム・ブラウンによるモンクレール・ガムブルーのコレクションは、オリンピックをめざすスノーボードチームの宿舎という設定だ。起床ラッパが鳴り響くと全員がベッドから出て着替え始める。秋冬は色柄とアイテムのバリエーションがぐっと増え、その組み合わせで遊んでいる。イエロー、ライトブルー、グリーンと黒やグレーのコントラスト、たくさんのチェックに色あせたタッチのトリコロール。ベストにジャケット、ハーフパンツのレイヤード、ダッフルコートにファー切り替えコートなどさまざまなアイテムにのせられる。フードや帽子、スノーシューズにもいろんなパターンがあって、コーディネートが楽しい。トラッドの枠から一歩踏み出して、楽しいスノースタイルに仕上がった。
ジョルジオ・アルマーニもエレガントなカジュアルスタイルを増やしている。いわゆる“アルマーニスーツ”のようなルックはほとんどない。多くはジャケットとパンツの組み合わせで、ジャケットはニットやキルティング、刈り毛のファーなど柔らかく温かみのあるものが多い。すべてのモデルがベレー帽と眼鏡のスタイルで統一されている。インナーにダウンを組み合わせてもカジュアルになりすぎず、しっとりとエレガントに見えるのがアルマーニらしさ。フィナーレのフォーマルスタイルでさえ、スポーツの要素を少しだけ入れて遊んでいる。
D&Gもスノースポーツのアイテムをずらりと揃えた。スノーボードウエアのようなボリュームのあるセットアップに量感たっぷりのマフラー、ニットキャップといったコーディネートだ。ナイロンのキルティングやダウンの機能的なアイテムに、カウチンセーターやノルディックセーターの素朴な柄がコントラストとなる。デニムのパーカにファーライニングがされ、ナイロンのスポーツウエアにもシープスキンのライナーが付く。
プリングル・オブ・スコットランドは創業195年にして初めてミラノ・メンズコレクションでショーをした。英国人アーチストのデヴィッド・シュリグリーによるユーモアいっぱいのアニメーションでショーは始まった。ハンドニットの伝統を生かして、変形縄編みのボリュームセーターに大きなパイル地を組み合わせたり、バルキーニットをレザーでトリミングしてブルゾンに仕上げる。キルトスカートをスーツに挟み、ニットアンサンブルを、ジャケットを挟んでレイヤードする。グレートーンをベースにやりすぎずにブランドの良さを主張した。(写真=C・ムーア)
ディー・スクエアード ホッケー・ホラー・ショー(ロッキー・ホラー・ショーの韻を踏んでいる)がコンセプト。ゴシックやメタルのイメージとホッケーのスポーツスタイルを組み合わせた。ナンバー入りのスエットにスタッズレザーの切り替えなどのデザインが中心。 エトロ 乗馬スタイルがいっぱい。ジョドパーズにホースライディングのディテールのパンツ、スーツにもゲートルのようなレッグパーツをかぶせる。黒からチャコールの暗いトーンに、森の色のような深いグリーンのコーディネートでまとめている。









