繊研新聞 コレクションリポート - 2010年春夏
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ニューヨーク・コレクション - 2
(文頭の日付は紙面掲載日。写真はC・ムーア、ランディ・ブルック。クリックすると拡大表示します)
2009/09/14
【ニューヨーク=杉本佳子通信員】10年春夏ニューヨークコレクションに、ジオメトリックなディテールをフェミニンに表現したラインが広がっている。プリントや刺繍、カットワーク、アップリケなどのテクニックが使われている。プリーツやドレープも、ボディーコンシャスなミニドレスに彫刻的に入れる手法が目立つ。
ジェイソン・ウーは、富裕層の象徴ともいえる最高級ホテルのセントレジスホテルを会場に選び、カーペットの上に四角い鏡をジオメトリックに並べてランウエーにした。オープニングに登場したのは、ソフトなシルクツイードで仕立てたパンツスーツだ。ボマースーツやトラックスーツなど、ジェイソン・ウーには珍しいイージーでスポーティーなアイテムもある。デニムっぽいニュアンスのあるツイードに黒のチュールのトリミングを加え、リラックスしたエレガンスに仕上げている。
中盤からは、構築的なシルエットにジオメトリックのモチーフを入れたミニドレスやブラウスと、ミニスカートのセットを並べた。ステッチをジオメトリックに利かせたり、グラフィカルにアレンジしたフラワープリントを使ったり。ウエストはカラフルなベルトでマークし、タックで形を作ったミニスカートを合わせたスタイルが多い。フクシャピンク、赤、バイオレット、ブルーなどの色もきれいで、カラーコーディネートが絶妙だ。フォイルやフェザーでふわっとした量感を出した、ロマンチックなミニドレスで締めくくった。
ラグ&ボーンはニットのパンツをコーディネートに加え、いつものクリーンでマニッシュなラインにイージーでリラックスした気分をのせた。ひざ上丈のショーツやトラックパンツなど、裾をリブ編みでつぼめたパンツが多い。トップにはヘンリーネックのシャツ、ウエストシェイプのロングベスト、インディゴのコート、Aラインのチェビオットジャケット、レザーのディナージャケットを合わせる。クラバットコートやフロックコートなど、クラシックなコートやジャケットも見せた。
イーガル・アズローエル
ジオメトリックをフェミニンに表現。ボディーコンシャスのミニドレスには、プリーツをたたんだ別布をジオメトリックなモチーフを描きながらアップリケ。シャープなカッティングで肌を見せたドレスも多い。
クシニー・エ・オックス
ミニマルでクリーンなテイストはそのままに、線の遊びを入れた。カットを左右で変えたブラトップ、シャープなスラッシュあきを流した黒のドレス、裾のサイドを丸くくり抜いてメッシュをはさんだジャケットがある。
アイディーン
初のショーのテーマはアフリカ。ジオメトリックなカットワークも、どこかプリミティブなにおいがある。ギャザーをたっぷり寄せた民族調プリントのトップは、後ろの丈を短くして背中を少し見せた。
凝ったディテールとテクニック サローニ
「サローニ」はこぢんまりしたプレゼンテーションで、ディテールに凝ったエレガントな14ルックスを見せた。タンクトップには白黒のストライプを入れた小さな四角いディスクをちりばめ、半円形にカットした共布を段々に重ねたパウダーブルーのミニスカートを合わせる。らせん状に切り替えたミニドレスは、ぼかしたチェックに鳥を飛ばしたプリント。腰のあたりだけ花柄を入れたクロップトパンツもある。
デザイナーのサローニ・ローダは、27歳のインド人。セントラル・セントマーチンズで学び、08年春夏物でデビューした。現在、ハーベイ・ニコルスで売られている。









