繊研新聞 コレクションリポート - 2010春夏
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パリ・コレクション - 1
(文頭の日付は紙面掲載日。写真は大原広和。クリックすると拡大表示します)
2009/10/02
【パリ=小笠原拓郎、青木規子】10年春夏パリ・コレクション初日は、ミラノに続いてトランスペアレントな素材感や軽さ、光沢感がトレンドのキーワードとして浮上している。キーワードは同じだが、優しいフェミニンなイメージが広がったミラノに対して、パリではジオメトリックな柄や黒と白の色合わせでクールに仕上げている。
ガレス・ピューはグレーと黒に絞ったコレクションを見せた。ここ数シーズンよりもちょっぴりハードさを控えて、これまでのガレスが使ったディテールをたくさん取り入れたラインとなった。襟元をファスナーで開閉できるロールカラーのドレスやジャケット、ファスナーディテールのフロックコート、テープ状の布を横につないだドレスなどが揃う。レースアップディテールやストリングを垂らしたドレスも多い。ボーダーのマーメイドドレスは可愛いらしさもありながら、ガレス特有の存在感もある。暗く沈んだメークと羽根をつなげたヘッドアクセサリーなどで独特の世界に仕上げた。
リミ・フゥはブランドを象徴するマニッシュなスタイルに立ち返り、白と黒を軸にしたコレクションを見せた。ピンクのランウエーに並んだのは、オーバーサイズの白シャツに、たっぷりとしたハーレムパンツやサルエルパンツ。肩を強調したベストや尖ったスタッズのヘッドアクセサリーはハードだが、いつもよりも優しい印象なのはギャザーやAラインのシルエットで量感を加えているから。ストライプやドット、水色のダンガリーがアクセント。
アン・ヴァレリー・アッシュは自らのベーシックに立ち返った。白、オフ、黒にシルバーやコッパーの光沢を組み合わせ、ジャージーやクレープといった素材でドレープドレスやジャケットにのせていく。ラップジャケットはクロップト丈でヘムからペーパークロスがフリルのように下がり、コンビネゾンはフロントに結んだ布から緩やかなドレープが流れる。ノンシャランとカジュアルがキーワード。
白、ベージュ、ネービー、パープル。ティム・ヴァン・スティンベルゲンは優しい色とリボンやドレープのアシメトリーな布の流れで見せる。ブラトップには大きく胸元を開けたジャケット、大きく背中を開けたジャケットもある。ストレートドレスには刺繍とフリンジを飾り、ショートパンツのフロントにはアシメトリーな布が揺れる。テーマは「18世紀後半のシェーカー教徒の世界から」。
マルコ・ザニーニをクリエーティブディレクターに迎えたロシャスは、初めてショー形式でコレクションを見せた。ブラウンにアップルグリーン、ワインにネービー、落ち着きのあるきれいな色を組み合わせてちょっぴりレトロなラインにまとめている。ウエストにコサージュを飾ったヒザ下丈のスカートやドレス、花柄プリントを切り替えたドレス、ハイウエストのショートパンツはダブルのジャケットをタックインして着こなす。シンプルなアイテムをソックスとTストラップサンダルではずしている。(写真=大原広和)
リュ・ドゥ・マイユ 優しいフォルムのドレスに、さまざまなディテールや素材をミックスする。花びらのようなアップリケやスラッシュ、サテン、ラメ。ダークグリーンやベージュの同系色でフェミニンにまとめる。背中のボーンでちょっぴりボディーコンシャス。
ピーチョー+クレイバーグ 透け感と輝きをポイントにしたシャープなミリタリースタイルを見せた。抽象柄のドレープドレスには大粒ビジューとシルバーパーツをつないだよろいのようなジレ。ハードなサンダルに合わせるシフォンのトゥーレスソックスは脚半のようだ。
フィリペ・オリビエラ・バティスタ ボディコンドレスにレザーのライダーズジャケットやシルバーのスタッズ、稲妻。ロックのテーストが基調だが、シルバーチェーンのチョーカーや両腕のブレスレット、黒い羽根の髪飾りからはどことなく民族調のニュアンスが漂う。
デバステ ドットにボーダー、ギンガムチェック。白と黒のジオメトリック柄をミックスしたキュートなコレクションを出した。襟をきっちりと留めたシャツにパンツやミニスカート。テーパードやサブリナなどパンツのバリエーションを揃えた。











