繊研新聞 コレクションリポート - 2011年春夏

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ニューヨーク・コレクション - 5

(文頭の日付は紙面掲載日。写真はC・ムーア。クリックすると拡大表示します)

2010/09/21

 【ニューヨーク=小笠原拓郎、杉本佳子通信員】11年春夏ニューヨーク・コレクションにワークウエアのディテールが広がっている。工具入れのようなタブリエを巻いたり、ペインターパンツのディテールを取り入れたスタイルが目立つ。アメリカ中西部のフォークロアスタイルやアーリーアメリカンのイメージを取り入れたブランドもある。

 ラルフ・ローレンはアメリカのオーセンチックなスタイルをロマンチックに仕上げた。フリンジ飾りのレザージャケットにコンチョベルト、スエードのショートパンツにもフリンジ飾りがつく。ウエスタンディテールのコーディネートとともに登場するのは、クロシェやレースのロマンチックなドレス。アイボリーやクリームでノスタルジックな気分に仕立てられる。終盤は、大柄チェックのフリルトリミングをしたコートに小さな花柄のドレスといったアーリーアメリカンのイメージと、キラキラ光るプラチナフリンジを垂らしたジャケットやパンツとのコントラストで見せた。

 2シーズン目となるリード・クラッコフは前シーズンよりもシンプルにまとめた。白からベージュ、赤、ゴールド、ロイヤルブルー、多くはトーンオントーンのコーディネート。ワークウエアのディテールをアクセントにする。柔らかなカーペンターパンツに工具入れのようなタブリエを重ね、ラップドレスには太い共地のベルトを巻く。サイドをゴム状のベルトでとめたドレスも多い。

 プロエンザ・スクラーがソフトで大人っぽくなった。テリーツイード、にじんだタッチのプリント、絞り染めで描くナチュラルな雰囲気に、得意のフェティッシュな感覚を加えて見せる。ドレスの背中には長いスリットが開き、ツイードのジャケットの胸元からは蛍光色のブラジャーをのぞかせる。シフォンやレースのドレスやトップからも黒のブラジャーを透けさせる。

 アナ・スイはロマンチックなアーリーアメリカン。クロシェのモチーフをつなげたカーディガン、アンティークレースのジャケットとショーツなど、ぬくもりのあるアイテムが並ぶ。ブラウン、インディゴブルー、クリームで素朴な気分も漂う。

 カルバン・クラインはスポーティーでエレガントなドレスのバリエーションで見せた。ウエストに細いストリングスを巻いたドレスやフロントプリーツのドレスはIラインのシルエット。アシメトリーに合わせをずらしたドレスやAラインのシャツドレスもある。足元はメタルパーツとプレシキグラスのアイランドヒールサンダル。

 ティビは、クラシックとモダンをミックスしながらレディーライクにまとめる。メーンの素材は、花モチーフのレーザーカット。それをキャップスリーブのミニドレスや、ベアショルダードレスに仕立てた。(写真=C・ムーア)


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