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ディベロッパー大賞・テナント大賞(1999年~)
テナントとディベロッパーとの「共存共栄」関係をより強めることを目的に贈られる賞です。
第10回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第10回テナントが選ぶディベロッパー大賞
2008/03/27
第10回ディベロッパー&テナント大賞では、07年前後に開業した商業施設のうち、活躍の目立つ4SCを新人賞に選んだ。また、理念の明確さや運営の一貫性などを評価して3施設をコンセプト賞とした。さらに、復活が目立ったイオンモール堺北花田にカムバック賞を贈った。
- 新人賞 イオン鹿児島SC(イオン九州) 県内初が強い集客力
九州各地にSCを展開するイオン九州だが、昨年合併した旧マイカル九州の店舗を除くと、初めての鹿児島県進出となったのが昨年10月2日に開業したイオン鹿児島SC。商業施設面積6万5600平方メートルの県内初の本格的モール型SCで、ジャスコと約170店の専門店モールからなる。
鹿児島市中心街から約7キロ南の臨海部の立地で、開業前はアクセス難が指摘されていたが、競合する既存大型店を圧倒する規模、県内初出店104店を含む専門店群が強い集客力を発揮している。年間集客目標は1000万人だが、2月までの開業5カ月で約470万人を動員、専門店モールの売り上げも好調だ。
最も競合が懸念されたアミュプラザ鹿児島とは想定以上に客層が違い、多くのテナント専門店から高い評価を得た。- 新人賞 イオンモール羽生(イオンモール) 郊外型の強みを発揮
07年11月にオープンした新生イオンモール第1号SC。店舗面積8万8000平方メートルはイオンモール最大で、同じ埼玉県に今秋、越谷レイクタウンSCが開業するまではグループ最大。
専門店数204で1階がレディス中心、2階がヤング、スポーツ、雑貨、3階がファミリー。グループ最大規模だけに、常連テナントはもちろん同社初36店、埼玉初58店を集めて総合力を誇る。
土日中心に年末・初売りと集客力を増して元日の来場者は10万人を突破。売り上げとともにグランドオープン日の記録を更新した。商圏人口に厚みがあり、幹線道路から入りやすくアクセスがいいのも恵まれている。郊外型SCの成功例で「都心型専門店が出るわけではないが、バランスがいい」(イオンモール)。- 新人賞 新丸ビル(三菱地所・三菱地所ビルマネジメント) 大人の時間を提供
「大人の素敵な時間」を提供する商業施設として07年4月27日に開業した。真向かいの02年開業の丸ビルとは一体運営を進めており、新丸ビルの開業に合わせて丸ビルも改装してレディス中心のMDを大幅に強化した。
新丸ビルは大型連休前に開業したこともあり広域から集客。丸ビルと一体で東京・丸の内地区の“母店”としての役割を担っている。開業から当初計画を30%前後上回る売り上げで、5階を中心にした飲食ゾーンの集客は抜群で、物販とほぼ同等の売り上げ比率を達成している。飲食は下町の名店など40店を集め、深夜営業もしているところが人気になっている。物販では熟年世代まで幅広い顧客を獲得し、カップルの比率が高い。バッグ、インテリア、雑貨、和装小物などが好調。ビームスは丸ビル、新丸ビルとも売り上げトップで推移している。- 新人賞 ららぽーと横浜(三井不動産・ららぽーと) 文化テーマに幅広く
三井不動産が開発し、ららぽーとが運営する大型商業施設。07年3月15日に神奈川・横浜のJR横浜線・鴨居駅近くに開業した。10万平方メートルの敷地に店舗面積9万3000平方メートル(地上6階、地下1階)で、神奈川県最大級のSC。同社にとってららぽーとTOKYO―BAYに次ぐ規模。
核テナントに大丸の食品特化型業態「大丸フードマーケット」(3800平方メートル、初年度売上高目標40億円)とイトーヨーカ堂を入れた。
基本コンセプトは「ライフ・ウイズ・カルチャー」で、物販以外にカルチャー教室や趣味・道具の大型専門店など文化の提案を強めているのが特徴だ。首都圏郊外という立地からファミリーやキッズ関連も充実。ファッションでは国内最大級のザラやUAGLR、クラチカ、バナナリパブリック、コーチなどを入れ、順調な売れ行きだ。- コンセプト賞 イムズ(イムズ) 一貫した情報発信
イムズは情報発信型ビルとともにユニークな8角形のビルとして、天神のランドマーク的存在となっている。一貫してブレないコンセプトは幅広い客層やテナントから支持されており、6年連続の受賞となった。
テナントはショッピングと車やペット、クリニック、美容などのコミュニケーション、イベントホールやカルチャー、飲食とリラクゼーションと、多種多様な業態で構成。幅広い客層が楽しめるビルとなっている。
情報発信では、地下2階や9階のホール、1階正面脇の各スペースで、キャンペーンやセミナー、コンサート、地元テレビ局の中継など、年間300日弱のイベントを実施している。09年の開業20周年を控え、お客が必要な情報をさらに充実させ、ビルの特性をより強めている。- コンセプト賞 東京ミッドタウン(三井不動産・東京ミッドタウンマネジメント) 業種ごとに核店舗
商業施設とホテル、レジデンス、オフィスなどの複合施設「東京ミッドタウン」が07年3月30日に開業。施設全体で観光よりも日常を提案しているのが特徴だ。
商業施設は「都会の上質な日常提案と感度の高いファッション」で「新業態やオンリーワンのショップを集めるのでなく、コンセプトに合った上質な日常を提案できる店を多く集めた」。業種ごとに核店舗を持つ。ファッションではリステア、家具・インテリアがタイムアンドスタイル、美容・健康関係がシュウサンクチュアリ、ペットがドッグデイズ、レストランがコンランレストランと食物販がプレッセプレミアムとコンランフードブティク。リステアはプライベートコンシェルジュをテーマにして、多様化する都市生活者のニーズに応えるラグジュアリーを提案している。- コンセプト賞 ルミネエスト(ルミネ) 18~22歳に転換
06年4月ルミネに合併して以来、MDや顧客サービス面で急速に“ルミネ化”を推進している。ルミネ新宿が20代半ばから30代中心のMDであるのに対して、ルミネエストは18~22歳中心のファッションビルにかじを切り、ファッション分野の抜本的な改装に踏み切っている。“赤文字系”といわれるヤングファッションを集結させ、20代前半の客層が大幅に増えて売り上げもうなぎのぼりだ。
合併以来、07年の秋冬で売り場全体の60%強を見直した。「3年間でほぼ全売り場を見直す」ことを目標に、8階のレストランも若い女性やカップルが気楽に食事を楽しめるようなフロアに切り替えているところ。
コンセプトが明確になったことで売り上げは2ケタ増の高い伸びを続けており、08年3月期は350億円前後になる見込みで、近い将来「500億円」規模も夢ではない。- カムバック賞 イオンモール堺北花田プラウ(イオンモール) ニーズ分析、MD修正
阪急百貨店、ジャスコ、専門店街で構成するイオンモール堺北花田プラウ(大阪、堺市)。「本格的な2核1モールSC」として04年秋に開業した。初年度売り上げは目標の380億円を下回ったが、2年目以降は2ケタ増近い伸びを続けており、07年度は2年連続増収の約400億円を見込んでいる。
増収は、SC全体の主力客層である30~34歳ファミリー層向けのテナントや商品構成の強化が大きい。専門店街では、子供衣料や婦人カジュアル衣料のテナントを強化した。3年間でモールテナントの24%を入れ替えている。阪急も、スキンケアほか服飾雑貨売り場の拡大、婦人服を2層からワンフロア化など数度の改装を実施している。購買動向、ニーズ分析による素早い見直しが集客力向上、購買頻度の増加に結びついている。- ●大賞 ルミネ新宿店 客の期待の先を提案する
ルミネ新宿は旗艦店として「働く女性とそのカップルに上質な商品を提供する」MDを強めてきた結果、ルミネ全体のイメージを上げ、ブランド化につなげた。ファッション関係企業からは「必ず出店しておきたいファッションビル」として位置づけられている。
同店が快進撃を続けたのは01年3月から。以来、前年が閏(うるう)年で営業日が1日多かったために全年を下回った05年2月を除いて連続の増収記録を塗り替えてきた。この結果、07年3月期450億円超の売り上げは、07年度には480億円超えがほぼ確実で、500億円も視野に入った。ルミネ1と2で店舗面積が2万平方メートルに満たない規模で500億円近く売り、全国でもトップクラスの高効率店である。
07年1月から12月までの売上高を見ると、1月全館で16%増(衣料品は20・8%増)、2月16・9%増(27・4%増)、3月11・7%増(16・5%増)、4月10・2%増(14・6%増)、5月10・4%増(14・3%増)、6月10・1%増(10・8%増)、7月8・6%増(11・5%増)、8月10・5%増(19・2%増)、9月3・9%増(1・8%増)、10月4・7%増(2・9%増)、11月7・4%増(7・3%増)、12月2・2%増(0・4%減)と伸ばしてきた。毎シーズン売り場の15%前後を改装していても着実に伸びた背景には旬な業種業態の導入に加え、「ルミネに対するお客様の高い期待に対して常にその期待を超えるようなMDと接客、サービスを実現してきた」(花崎淑夫社長)に尽きる。
とくにフロアーマスター(FM)制の導入により、FMが日常的に担当するショップとのコミュニケーションをとり、さまざまな問題の解決を速やかに行っている。FMとショップマスター及びサブマスターが一緒になって目標を立て実行し検証する。この繰り返しによって、客の期待を裏切らない館を作り上げている。FMを軸に館全体が動いているといってもよく、売り上げ拡大の大きな原動力になっている。
第10回ディベロッパーが選ぶテナント大賞
2008/03/27
10回目を迎えたディベロッパー&テナント大賞で、今回もいくつかの“新星”がデビューした。その一方、苦労の末、回復基調に乗せた業態もある。こうした中で、新人賞、キラリ賞およびカムバック賞のテナントを紹介する。
- 新人賞 ビー・ラディエンス ジャパンイマジネーション 新しいOL服として
25~30歳の赤文字卒業生に向けて、ジャパンイマジネーション(東京)が昨秋立ち上げた。シーズン半ばに売り上げ構成比の高かったミニ丈ワンピース中心のMDに変更したところ急浮上。月坪売り上げが170万円を超える店も出てきている。
現在のショップはプランタン銀座、ルミネエスト新宿、心斎橋オーパなど5店。
「セシルマクビー」のプレスだった田中理映さんを中心に、コンサバすぎず、セクシーすぎもしないエレガントなリアルクローズを作っている。イメージは仕事もプライベートも充実させているニューヨークの働く女性。通勤、デート、パーティーといったさまざまなシーンで楽しめる服を、適正価格でトータル提案する。中心価格はワンピース1万1000円、ジャケット1万2800円となっている。
今後は引き続き主要都市に出店し、3年後には20店にすることを計画している。- 新人賞 ビーンズ ジン 「アクとスパイス」磨く
99年にヤング業態として開発、レディスも2割ほど品揃えする。ヤングはトレンドの移り変わりが速く、リスクが大きいが、大手には出来ない「アクとスパイスある」品揃えに磨きをかける。
これを支えるのが若い店長を中心にした「店長主義」。店長はバイヤー、MDを兼ねて一切の責任を持つ。「第一にやる気を引き出し、育つのも早い」(山本篤史ジン社長)という。
躍進は04年から。それまではB系を軸に提案していたが、お兄系が都心で出始めたと同時に、各店長が情報をキャッチして品揃えを一気に拡大した。現在はお兄系、ストリート系を軸に、立地によってはサロン系を強めるなど柔軟さも特徴だ。
関東、中部の郊外SCに積極的に出店して、現在9店となった。同社は創業1948年、アパレル店は13店展開する。- キラリ賞 コ・スターリング コ・スターリング デザイン性、値頃が魅力
アンティーク感とトレンドを組み合わせたデザインが特徴のアクセサリーブランド。中心価格が7000円前後という値頃感も魅力だ。大阪・天神橋にあるショップ兼アトリエは大正12年に建てられた雰囲気たっぷりのビル内にある。
コ・スターリングは卸を中心としてきたが、05年にヌーちゃやまちに出店し小売事業にも力を入れている。昨秋のコレクションの立ち上がりから商品投入のタイミングやイベントを仕掛ける時期をつかみ始め、売り上げが伸びている。上期(8~1月)は前年比19%増となった。
接客面も好評で、対面でなく横並びで接客することで客との距離を縮めている。昨12月は横浜ルミネで販売会を開き、手応えをつかんだため今年中には関東への出店も検討している。- キラリ賞 ロデオクラウンズ バロックジャパンリミテッド アメカジで際立つ
ボーイッシュなジーンズにコンパクトなロゴTシャツといったロックテイストのアメカジから出発した。エレガンスやグラマラスが市場のトレンドになってもバロックジャパンリミテッドでは一貫してこのテイストを押し、ファンを広げてきた。
昨年からのワンピースブームが、逆に同ブランドを際立たせることにもなっている。スイートなスタイルは好まないが、女の子ならではのカッコいいカジュアルでいたいという層をさらって人気が急上昇している。ゆるめのボーイズデニムパンツに女らしい色のトップやパンプスを合わせるなど、アメカジやサーフを今風に表現して、そのスタイリングそのものがあこがれの的になってヒットした。
ショップは渋谷109、心斎橋オーパなど全国で6店舗を構える。特に大阪では根強い人気を誇ている。- カムバック賞 マジェスティックレゴン シティーヒル 大人っぽく変身して
ここ数年低迷していたが、既存店の売り上げが昨年3月頃から回復し、秋冬は前年比50%増と大きく伸ばした。好調は今春も続いている。
対象年齢を見直したことで、これまでのヤング中心というイメージが一新した。社会人になったばかりの23歳の女性に対象を定めて、「大人っぽい雰囲気」の商品、スタイリング、店の内装に変えた。そのことで、「これまでOL系、エレガンス系のブランドを買っていた人を獲得できた」(シティーヒル)。
2年がかりで店頭起点の組織体制に変更したことが好調を支える。店舗と本部をつなぐ役割のスーパーバイザーを全国に7人配置、店で起きた問題を即座に解決したり、店頭の声を商品に生かす仕組みに変えたことが結果につながった。- カムバック賞 ジャニスマーケット シンシア 会社再生と歩調合わせ
会社の再生とともにブランドが復活した好例。シンシアは、05年にOEM(相手先ブランドによる生産)などを手がけるサントレーディングの支援を受け、人員整理、不採算店の閉鎖を進めてきた。中国工場への直接発注や、広州などへの毎月の仕入れを通じ、SPA(製造小売業)への体質転換を図り再生計画が軌道に乗った。
オリジナル比率は80%まで上がり、商品回転率、プロパー消化率が高まった。対象は20代中心。オリジナル比率を上げることで小売価格を引き下げ、価格に敏感な層の客数を増やした。合わせて接客力も磨くことで、固定客化につなげている。
既存店売上高は前下期から2ケタ増ペースとなり、今期は20%増で推移している。既存店改装を大幅に進めたが、新規出店も再開する。- カムバック賞 アモスタイル トリンプ リピーターに支えられ
今年で10周年を迎える。07年12月期の売上高は2%増となった。全国の店舗数は285店(3月12日時点)となっている。
中心価格3880円のブラジャーは、フィッティングの良さが売りだ。20代後半から30代層の支持は高く、昨年も主力7品番は前年比10~20%増、「リピーター率が50%を超える」(トリンプ・インターナショナル・ジャパン)という。
企画の充実したナイトウエアの売れ行きも、前年に続いて2ケタ増で推移、店頭からは「もっと作って欲しい」声が出るほどだ。売り上げ構成比率も1ポイント上昇した。
今年は、赤文字系の雑誌でも活躍するマリエさんをイメージキャラクターに起用し、改めて顧客の開拓に挑む。今期の新規出店は、新設されるSCを中心に、20~25店舗を予定している。- カムバック賞 アーモワールカプリス 田中興産 インポート充実進む
「パリの街角にあるような、気軽に買えるフェミニンテイストのインポートセレクトショップ」がコンセプト。今や田中興産の主力業態で、同社復活を双肩に担っている。
07年には改装5店、新店7店で、今2月末に37店となった。2月期売上高は前期比28%増の31億2200万円。客単価も10%増の1万5000円に引き上げている。
引っ張ったのは、白を基調とした欧州風へ改装した店舗。中でも、昨年5月改装の天神地下街店(122平方メートル)は、前年比34%増ペースで、年商3億3000万円超となる見通し。勢いを得て、08年も改装5店、新店8店を予定している。
インポート専任バイヤー5人(うち1人はパリ駐在)を配置し、欧州企業とのネットワークづくりの進展が、インポート比率4割を支え、差別化の柱となっている。- 大賞のビームス ビームス SC出店で磨き磨かれ 周到にしたたかに
「知識はあるけど態度が悪い、とか。最初はおしかりの声が多くって」とビームスの設楽洋社長は当時を振り返る。
マイナー志向で路面育ち、斜に構えることにカッコ良さを感じていた。それがファッションビルや駅ビルなどに入り始め、今では商業施設のロールプレーイング大会で入賞者を出し、長年続けているお客様カードではおしかりの声より、おほめの方が上回るようになった。何よりも風土として「斜に構えていても、実は親切で礼儀正しい。そう思われることが本当のカッコ良さだと意識が変わってきた。そのことがうれしい」という。
変わったというが、意識改革が簡単であるわけはない。ましてや同社は個性派集団である。外部講師を招いたり、路面店とSC店のスタッフをローテーションしたり、周到に、さまざまな場面で意識を変えるメッセージを出し続けた。SC内では株式公開企業も含め、競合各社がしのぎを削り、競争の中で切磋琢磨(せっさたくま)する。設楽社長は「SCに入ることで、磨かれた部分がある」といってはばからない。それほど、SCに出店することは同社にとってエポックメイキングになっている。
SCへ本格的に出店したのは03年秋、ルミネ新宿店に出店したレディス業態「デミルクス・ビームス」だろう。当時、設楽社長は「象徴的であり、実験的な店」と語っている。ここで兼ねてから注目していた駅ビルをはじめとする商業施設という立地の特性、運営方法などを体感し、その後のビームス立川店や同大宮店などへ、つながっていく。
もう一つのキーワードが“大人化”だ。それまでヤング中心でストリート色の強かったビームスが、ビームスハウスなど大人向けの業態を開発し丸の内、六本木の商業施設に出店する。さらに最近出店した店には、大人の定番として「ビームス・ライツ」レーベルを企画、導入している。
こうした変化は07年度の創業30周年を節目として、次の成長へつなげる一連の施策による。異業種コラボレーションなど、何かと話題が先行する同社だが、セレクトショップという本業にこそ、しっかりとした周到さ、したたかさを持つ。新理念、ハッピーライフソリューションカンパニーのもと、さらなる成長を目指す。- 〈ディベロッパー大賞〉 ルミネ新宿
ルミネ新宿は第8回ディベロッパー大賞に続く2年連続の受賞となった。01年3月以降、売り上げを順調に伸ばして2万平方メートルに満たない店舗面積ながら、年間売り上げ400億円(07年3月期は445億円超を見込む)を超える高効率施設に成長した。部門賞では敢闘賞を受賞した。このほか、全12施設で実施しているES(従業員満足)やCS(顧客満足)の各施策、積極的な改装によるコンセプトの明確化、テナントの出店先として最重点施設(プロポーズ賞)など、新人賞を除くいずれの賞にも高い評価を得た。圧倒的な得票で大賞に選出された。- 〈敢闘賞〉 渋谷109 アトレ恵比寿 アミュプラザ鹿児島 岡山一番街 札幌テラスプレイス 心斎橋オーパ ダイヤモンドシティ・キリオ ルミネ新宿
渋谷109は依然として成長路線を歩んでいる。06年も順調な伸びを続け、“ギャルファッション”のリーダーとして、都心から首都圏だけでなく全国のヤングをはじめ、最近は30代、40代のマルキューファッションを好む客を集めている。アトレ恵比寿はOL、キャリアの“恵比寿スタイル”の確立に向けた改装を実施。この結果、05年11月から今年2月まで連続増収記録を塗り替えており、06年12月は20億7000万円と過去最高の売り上げを達成した。地方都市で健闘が光ったのは、札幌ステラプレイス、ダイヤモンドシティ・キリオ、岡山一番街、アミュプラザ鹿児島など前回に続いての受賞となった。都心型ファッションと併せて地域密着の顧客政策などで順調な成長を遂げている。- 〈新人賞〉 ラゾーナ川崎プラザ 表参道ヒルズ 金沢フォーラス ミント神戸
ラゾーナ川崎プラザ(06年9月28日開業)は、三井不動産が06年~07年、首都圏に開業した大型商業施設4カ所の先陣を切った。開業から計画を大幅に上回る客数を獲得、売り上げも今年2月末までに270億円(ビックカメラ除く)をあげている。年間目標は350億円。好調な出足に対するテナントからの評価が高く新人賞を獲得した。このほか、表参道ヒルズや金沢フォーラス、ミント神戸などは06年開業施設で高い評価を得た。- 〈コンセプト賞〉 イーマ イムズ 渋谷パルコ ランドマークプラザ
イーマやイムズは明確なコンセプトのもとに運営されており底堅い評価がある。また、渋谷パルコは30歳前後のトレンディーなファッションをリードする施設としての役目を明確に表現し、売り上げも好調。ファッションリーダー的な存在として他のファッションビルにも好影響を与えている。ランドマークプラザは横浜駅前との競争もある中で、山の手ミセスを対象に上質なファッションを提案する施設としての評価が高い。- 〈イノベート賞〉 エスト 渋茶109-(2) メトロポリタンプラザ
渋谷109―(2)は“お兄系”メンズファッションに挑戦し、市場をリードした。メトロポロリタンプラザは競争が激しい都心部の市場にあって「OLが手の届く半歩先のファッション」という独自のコンセプトの下、きめ細かい改装が実って順調な売り上げで推移している。- 〈CS賞〉 イクスピアリ 玉川高島屋ショッピングセンター 平塚ラスカ ららぽーとTOKYO-BAY
イクスピアリ、玉川高島屋SC、平塚ラスカ、ららぽーとTOKYO―BAYは毎年、新たなCS政策で顧客満足を深耕している。- 〈プロポーズ賞〉 イオン倉敷ショッピンギセンター エスパル仙台 ディアモール大阪
イオン倉敷SC、エスパル仙台、ディアモール大阪など地方中核都市で健闘している施設へのテナント出店意欲は高い。- 〈ES賞〉 天王寺ミオ ファッションドーム141 ルミネ大宮
ESなくしてCSなし 業績アップの第一歩
ファッションビルなど商業施設で「ES(従業員満足)なくしてCS(顧客満足)なし」を合言葉に、盛んにES(従業員満足)に取り組んでいる。テナント従業員など商業施設で働くスタッフ全員が快適な環境で、顧客に対して明確な目的意識をもって接することができる基盤をきちんと確立する狙いから、各種研修や教育活動はもとより常日頃からのテナントスタッフとのきめ細かいコミュニケーションをとっている。ESの基盤が確立している商業施設は業績にも跳ね返っており、テナントからの評価も高い。
ルミネ大宮(ルミネ) FM軸にショップと連携
ESの評価が高く、スタッフの力が売り上げ増にめきめきと効果を発揮しているのがルミネ大宮。
06年3月期売上高は389億7700万円(前期比11・9%増)だった。今期は順調な売り上げで推移していることから410億円前後になる見込みで、MD政策とともにESの充実による顧客満足が十分に発揮されているのが背景になっている。これにはFM(フロアマネジャー)を軸にしたショップとのきめ細かいコミュニケーションによる運営手法が大きく貢献している。
FMによってショップで起きているすべてのことが運営側もきちんと把握できるようになっている。たとえば、商品の在庫状況やショップ本部の支援体制、ピーク時の要員数など日常的にFMとの打ち合わせや情報交換をすることによってショップが販売しやすい体制を整える。ショップ本部の支援体制の問題などが起きれば、FMや運営側のトップ、ときにはルミネ本社がショップオーナーと話し合いをもち、情報交換を行う。これは常にショップマスターやショップスタッフが快適な環境の下で販売に力を発揮できる環境を整えておくためだ。こうしたFMを軸にした運営手法がショップからの評価が高く、ショップとの連帯感や共生関係を生む基盤になっている。
FMは若い社員9人(うち女性4人)を起用し、チームを組むフロア担当も3人の新入社員を起用している。フロア担当は将来のFMへの育成でもある。毎週月曜日の会議で、各FMは3分間の報告が義務付けられている。担当するショップのうち3、4店を選び、重点的に増収策を検討・実践し、その内容や経過を報告する。そしてFM全員が情報を共有化することで取り組みの精度を上げるのだ。こうした取り組みが接客力を高める要因になっており、顧客満足につながっている。
天王寺ミオ(天王寺ターミナルビル) 休み増やしても好成績
天王寺ターミナルビル(大阪市)は駅ビルの天王寺ミオで、今年度から休館日を2日増やして計7日とした。それにもかかわらず、今期(07年3月期)の売上高は前年を超える見込み。結果もついてきたことで、取り組みがさらに進みそうだ。
大店立地法(大規模小売店舗立地法)での規制緩和に合わせ、この間は5日で定着していたが、ESの向上を狙いに長期的視点で始めた。前期に売上高303億6000万円と、3期ぶりに300億円台を回復し、累積赤字が解消されたことも背景。以前は「自分は休日でも、店が開いていると電話がかかってきたりして心から休めない」「スタッフ同士で遊びにいけない」などの悩みが多かった。
今年1月にはCS(顧客満足)との両立をめざし、月初のスケジュールを大きく変更。元日を休館日、初売りの2日を福袋の日、3日を会員限定のプレバーゲン、4日以降をバーゲンとした。休みの増加、他施設よりバーゲン初日が2日遅れになることから、当初は売り上げの減少を懸念する声もあったが、0・3%増を達成している。
休館日はなるべく連休にして、今後さらに増やすことも考えている。この間定着してきた“年2場所制”の改装で上質化を進めながら、大人の女性に向けた館をめざす。
ファッションドーム141(一・四・一) ショップ支援に徹する
仙台市で上質なMDとサービスで人気が高い「141」は、運営手法に対するテナントの評価が高い。とりわけ、きめ細かなテナントとのコミュニケーションがショップスタッフを元気づけ、顧客に対して明るい雰囲気の売り場を提供している。CSは顧客と接することでニーズを聞き、ニーズのちょっと先を提供することで満足や感動を提供するもの。同様に、ESもテナントとのコミュニケーションから始まり、テナントのスタッフが快適に働きやすく、売り上げを上げやすい環境や仕組みを整えることにある。141は開業以来、一貫してES、CS、ごみゼロ運動などの環境対策を充実させてきた。
141の運営スタッフは全員が「ショップサポーター」の役割を担い「ショップのいいところを吸い上げ、店の苦労や、楽しみを共有する仕事」と位置づける。
コミュニケーションは毎日の朝礼から始まり、店長会(合同やフロア単位)、不定期の店長面談、不振店店長ミーティング、春と秋の店長ミーティング、テナント本部とのミーティング(訪問と来館)などのほか、マンスリーリポートや141通信、朝礼資料、店長会資料、台風・防犯・交通事情などの臨時資料、コミュニケーションボード、毎月の実績と今月の予定などのツールを使って綿密な情報交換を行っている。このほか、臨時ミーティング(業種別、バーゲン前、カードキャンペーン、初売りなど)やテナント教育、懇親会など、さまざまな手段を使い、テナントとディベロッパーの連帯感や一体感を築き上げている。
運営スタッフが実際にショップの現場に足を運び「テナントにノーと言わないで、提案していく」姿勢が「親しみを感じる」との評価につながり、館全体の雰囲気を明るくしている。「本部にも打ち明けられない仕事の悩みの相談相手」になっていることがテナントにとっても心地よい施設になっている。- 〈特別賞(話題賞)〉 エチカ表参道
エチカ表参道(東京地下鉄・メトロプロパティーズ) 地上にない楽しい空間提供
“エキナカ”(駅構内外)で新しい消費が生まれている。前回受賞した「エキュート大宮」に次いで、今回もエキナカ施設で話題を呼んだ東京地下鉄の「エチカ表参道」(メトロプロパティーズ運営)が受賞した。
エチカは表参道駅構内に05年12月に開業。以来、女性客を中心に顧客化が進み、売り上げは計画を20%前後上回って好調に推移している。同時にファッションや雑貨のショップでは、同ショップ間で全国トップの売上高を誇る店や効率店舗の続出、美容関係店舗の高い来店頻度、高い売上高で推移する食品店など話題を数多く提供している。
百貨店がない表参道に地上にはない業態を集め、駅のスピード感と百貨店の上質感がうまくかみ合い「欲しいの一歩先を提案したMD」がキャリアの女性客に受け入れられた。06年2月開業の「表参道ヒルズ」との連動性とすみ分け、集客など相乗効果も出ている。
童話「不思議の国のアリス」で、アリスがウサギに導かれて不思議な穴に迷い込むという物語。エチカのマスコット「エチカちゃん」は客を地下鉄駅の楽しい商業空間に導いてくれるという設定は見事的中した。- 〈カムバック賞〉 ステラモール ユニモール
来店頻度高める施策で回復
今回から新設したディベロッパー大賞の「カムバック賞」は、不振対策が実り売り上げが回復してきた施設を選出した。SCの新設が相次ぎ、競争に一段と拍車がかかる中、生き残り競争を乗り切るためには施設のポジションを明確にして、テナントと一体化した不振対策やユニークな販促などで、足元商圏の顧客の再来店頻度を上げる必要がある。
ステラモール(三井不動産・ららぽーと) 手作りの営業実る
ららぽーとが運営する「ステラモール」(さいたま市)は04年4月に開業してまもなく3周年を迎える。売り上げが回復した05年11月以降、今年2月までの16カ月間、増収記録を塗り替えている。
イトーヨーカ堂を核に比較的広域商圏を対象にしたSCで、当初は順調だった。しかし、さいたま市は国内でも有数の大型店競争地域。商圏内に大型SCが乱立し、競争は激しさを増すばかりで結果的に売り上げに響いた。そこで、「足元商圏からの再来店頻度を高める」ことを売り上げ回復策の柱ととらえて、徹底的に足元からの来店頻度をあげる策に出た。
運営室の女性社員を中心に、集客のアイデアを出し合った。そのひとつが、05年4月から始めた「ママズモニター」だ。これはハウスカードの会員から30人強を選び、地域に密着した商品ニーズや各種行事、ライフスタイルニーズなどの情報をモニターから収集。3カ月先の営業戦略を立てるため、毎月1回、商品や販促、チラシなどの具体的テーマでモニターから聞き取り調査を行う。
聞き取り情報は「子供が好きな服」や「年末の楽しい掃除」など、生活に直接結びつくような情報をもとに、チラシ(足元商圏に絞って25万部を月2回発行)作戦に出た。また、地域行事や商品ニーズは、即、テナントに情報を伝え、商品構成や店頭表現、販促などに反映させた。並行して、首都圏在住のミセスを対象に生活意識や商品ニーズを調査する「暮らしモニター」を実施、主力客層の団塊ジュニアやミセスなどのきめ細かい情報を吸い上げている。いわば、手作り感覚の営業活動である。
「足元商圏の顧客に何回、館に足を運ばせるか」を徹底して、販促や営業活動の主眼においた作戦が実を結んでいる。こうしたステラモールの手法が、ららぽーとが運営するほかのSCにも活用され始めており、効果がでている。
ユニモール(ユニモール) OLつかみ連続の増収
名古屋駅から東に伸びる桜通りの地下に1970年に開業、89年に地下鉄桜通線開通に合わせて450メートルの長さに延伸した。現在、85店が出店、合計店舗面積は約6000平方メートル。
91年の134億円をピークに売り上げは減り続け、04年度には65億円まで落ち込んだ。栄地区の商業開発が進み、名駅地区の集客力が弱まったことや、開業から30年以上経過し顧客ターゲットが上がって、ヤングからOL層が弱くなっていた。名古屋駅と駅前のビジネス街を結ぶ通路としてOLが朝、夕必ず通勤に利用するだけに、顧客層の若返りが課題だった。
昨年から名駅地区は超高層ビルの開業ラッシュを迎え、この地区で働くビジネスマンやOLは2万人近く増えている。昨年10月以降、8店を新規導入し、14店を改装してOLゾーンを拡充するとともに、車いす対応エレベーターの設置など設備の投資を進めた。同時に通勤で通るOLが関心を持つように1日に何回も商品陳列を変えるようテナントに要請している。
愛知万博で集客が高まった05年度に続いて06年度も売り上げは回復、05年4月以降、毎月、売り上げは前年同月を上回っている。07年3月期は78億2000万円(前期比13%増)、来期も80億円を見込んでいる。特にこの暖冬でも婦人服が6%増。改装がOLの支持につながっている。- 〈テナント大賞〉 イング
各部門賞に選ばれた31テナントの中から総合力を評価、4年連続ベストセラー賞を受賞した「イング」が初めて大賞に選ばれた。ヤングを対象に、トレンドにクイックに対応した企画提案で都心、郊外を問わず高効率を売り上げ、評価された。- 〈ベストセラー賞〉 イング セシルマクビー トゥモローランド ローリーズファーム
MDに強く、チェーンオペレーションの完成度が高いレディスSPA(製造小売業)が強さを発揮した。イングは第4回で新人賞を受けて以降、毎年各賞を受賞、今回も多くの票を集めた。「セシルマクビー」も敢闘賞だった前回を除き、毎回ベストセラー賞を受ける最多受賞。前回、大賞の「ローリーズファーム」も5年連続受賞。一方、「トゥモローランド」は過去2回、プロポーズ賞を受賞したが、ベストセラー賞は初めて。- 〈敢闘賞〉 アナスイ ザ・ショップTKタケオキクチ サマンサタバサ スピック&スパン ノーリーズ ハニーズ ミッシュマッシュ
「アナ・スイ」「ザ・ショップTKタケオキクチ」「ノーリーズ」はそれぞれ初入賞。プロポーズ賞常連の「サマンサタバサ」は初めて敢闘賞入りした。「ハニーズ」は3度目。各賞の通算で過去5回入賞した「スピック&スパン」は2度目の敢闘賞。「ミッシュマッシュ」は好調を維持し、2年連続受賞した。- 〈キラリ賞〉 ヴァンキッシュ ビショップ ラヴィジュール
最も票が分散したが、お兄系で注目される「ヴァンキッシュ」、ヨーロッパのベーシックカジュアルをミックスする「ビショップ」、エゴイストのランジェリーブランド「ラヴィジュール」と、それぞれ個性的なショップが選ばれた。- 〈プロポーズ賞〉
アパレル部門=アースミュージック&エコロジー エディフィス オリヒカ ビームス ユナイテッドアローズ・グリーンレイベルリラクシング ルカ
「アースミュージック&エコロジー」は2年連続受賞。「ユナイテッドアローズ・グリーンレーベルリラクシング」も2年連続、通算4回目の受賞。「エディフィス」は出店している施設は少ないが、各店とも好調で、初めて入賞した。「オリヒカ」「ルカ」も初めて。第4~7回までプロポーズ賞を連続受賞した「ビームス」は2年ぶりに返り咲いた。このほか、「ユナイテッドアローズ」「ギャップ」などが候補に挙がった。
ファッショングッズ部門=アッシュ・ペー・フランス・ビジュー オデット・エ・オディール・ユナイテッドアローズ パピヨネ プールサイド
プロポーズ賞常連のアッシュ・ペー・フランスからジュエリー業態の「アッシュ・ペー・フランス・ビジュー」が初受賞。ユナイテッドアローズの靴中心の服飾雑貨業態「オデット・エ・オディール・ユナイテッドアローズ」、パルの服飾雑貨業態「パピヨネ」も初。「プールサイド」は2年連続受賞した。
ファッション関連部門=プラザ(旧ソニープラザ) 無印良品 ロクシタン 私の部屋
「プラザ」は3年連続受賞。「無印良品」は各賞含め、通算3度目の入賞。南フランス発のライフスタイルコスメ「ロクシタン」、生活雑貨の「私の部屋」は初めて受賞した。
テナント大賞
- 〈新人賞〉
フォー&コレー「ジョイアス」 IT型アパレルとして急成長
デビューは05年夏。メディアミックスで売る「IT型アパレル」としてモバイル通販と雑誌掲載、東京ガールズコレクションへの参加、リアルショップオープンなど一気に大仕掛けでスタートした。1店舗から少しずつ認知を広げて多店舗化するという従来の手法をくつがえす、中小SPA(製造小売業)の新しい戦略としても注目された。
リアルショップ数はこの春で全国22店、07年2月期の売上高は全体で26億円と急成長した。ブランド規模の目標としていた25店を、デビュー後2年で達成する見込みだ。さらに出店要請が相次いでいるという。強みはやはり、サイトのアップ日と雑誌の発売日、リアルショップへの商品投入の絶妙な連係プレー。リアルショップの立地ごとのMD精度も高め、生産体制の強化にも取り組んでいる。
OLエレガンスという競合の多い市場で支持が高い理由として、商品企画の魅力も挙げられる。この市場にはなかったブランドキャラクター作りや、何通りかに着られる便利でお得な商品、昨秋ヒットした「女優コート」などのネーミングがOLの消費パワーを刺激する。
ファッションビルでは新宿ルミネや仙台フォーラスなどに出店しており、百貨店への進出が加速している。
ヴェント・インターナショナル「リズリサフュージョン」 モール向け複合MDで15店
婦人カジュアルSPA(製造小売業)のヴェント・インターナショナルが、昨年から本格出店を始めたモール向け複合型業態。05年秋に実験店を出してから昨秋までの1年で15店と一挙に店舗網を拡大。今春も流山おおたかの森SC、ららぽーと横浜など新設の商業施設に4店を出店した。
渋谷109を拠点に独特の甘さが20歳前後に人気の「リズリサ」、カジュアル感を強めて対象を16~22歳に広げた「トゥララ」、スポーティーでパリっぽいカジュアルの「リズリサドール」の3ブランドに、雑貨を加えた構成のミックス業態。各ブランドの比率を商圏や客層に応じて変えることで、都心部周辺から地方の郊外まで多様な地域で出店を広げている。
店舗面積は平均100~130平方メートルで、月商1500万円ペース。中でもラゾーナ川崎店は月商2000万円ペースと好調。「地元で買えるマルキューブランド」として16~22歳を中心に、母と娘の2人連れ、30代のミセスなど幅広い客層に人気だ。
昨年12月には、リズリサと残る2ブランドの売り場を分けて併設型にしたモール向け新業態、リズリサデュオの出店も開始。デュオはアリオ八尾の1号店に続き、今春も横浜・港北のノースポート・モールなどに2店を開設の予定。今年もリズリサフュージョン主体に出店攻勢を続け、年内にモール向け2業態で30店体制とする計画だ。- 〈キラリ賞〉
ビショップ「ビショップ」 自然な暮らしに共感
輸入卸、ボーイズ(神戸)の小売り部門、ビショップ(神戸)が94年に立ち上げたレディス、メンズのセレクトショップ。口コミでじわじわと評判が広まり、直営6店のうち4店を05年以降に開くなど、この間出店ペースが加速。より生活色を強めて昨秋開いたミント神戸店は、フロア上位の売り上げとなっている。
“豊かな田舎暮らし”をコンセプトに、自然の中で自然に暮らすライフスタイルを提案。トレンドに左右されない“本物”を伝える姿勢に共感が広がっている。代表ブランドは「サンスペル」「ジムフレックス」「オーシバル」など。ベーシックなカジュアルウエア、雑貨を、白を基調とした清潔感のある空間で見せている。
ミント神戸店ではパートナーシップを結んだ英国・ロンドンの生活雑貨店「レイバー・アンド・ウェイト」の日本初となるコーナーも開設。想定していた30代OL、サラリーマンに加え、新たに年配層も開拓した。特に平日は、地階の食料品売り場と買いまわる客が目立っている。
来月には新丸ビルに「ビショップ」「ビショップ・キッチン&ガーデン」の2店を開くほか、大阪・なんばパークスのビショップを2倍に拡張する。それ以降の出店は未定だが、京都・久美浜にあるホテル、カフェ、ショップを集積した「レセプションガーデン・ホリデーホーム」をベースに、引き続きイメージ訴求しながら発展させる。
エゴイスト「ラヴィジュール」 今までになかったランジェリー
「インポートはサイズや機能が不十分、国内大手メーカーには欲しいデザインがない」という若い女性たちの日ごろの思いを形にしたSPA(製造小売業)型のランジェリーブランド。専門知識のない、消費者発想での商品作りからスタートして成功したという点は、マルキューファッションの原点に通じる。エロチックな可愛さや下着にはなかった強い色目、バストの寄せ、高さといった「なりたい胸」を作る機能など、常識をくつがえす思い切った企画で女性たちの気持ちをつかんだ。
デビューしたのは04年春。既存の「エゴイスト」のショップでの販売とコーナー展開、カタログ通販のほか、最近は単独出店にも重点を置いている。カタログ通販の売上高は、1号で3億5000万円。単独店も好調で、旗艦の渋谷109店では服の人気店とも張り合える売上高。ブランド全体で今期30億円をめざす規模となっている。
ランジェリー市場の新たなジャンルを拓いた功績も大きい。ファンはマルキュー系だけでなく、OL市場にも大きく広がっているのが強み。追随するブランドも出るなど市場はさらに活性化されている。「ヌーブラ」との協業やルームウエアのヒットなど商品企画でも1歩リードしている。
せーのデザイン「ヴァンキッシュ」 きれいめセクシー
せーのデザインは03年、ヤング向けオリジナルジーンズメーカーとしてスタート、04年にメンズブランド「ヴァンキッシュ」として本格化した。お兄系ブームが成長に拍車をかけ、05年春夏から売り上げが急速に拡大した。
06年3月、渋谷109‐(2)5階に初の直営店をオープン。立ち上がりは苦戦したが、きれいめセクシーの打ち出しとイメージ戦略で、夏から一気に火がついた。9月6階にオープンした「ヴァンキッシュ・ザ・コーナー」は月坪売り上げが平均100万円となっている。
人気の理由は、きれいめセクシーがカッコいいという明確なイメージを打ち出して、ヤングに新鮮なアイテムを投入してきたところにある。イケメン販売員を使ったポスターで、身近な憧れも作り出した。品質面にも力を入れ、特にジーンズは昨年、国内生産へシフトした。顧客からの評判も高く、06年は約6万本を販売した。定番の白無地シャツも好評だ。
卸は現在100店を超えている。今春は出店を控え、既存店強化、異業種との協業を進める。3月、渋谷109‐(2)5階の「ザ・コーナー」を改装、アメカジ系「ヴァロッシュ」を打ち出すなど、ブランド別展開にも着手している。
※ このところ、どの商業施設も新業態、ユニークブランドの導入を、差別化の重要ポイントとしている。ここ1、2年のうちにブランドデビューし、健闘が目立ったショップを「新人賞」、たとえ規模は小さくても、MDやサービス、ショップ運営などで“キラリ”と光ったテナントを「キラリ賞」としてたたえ、その前途に期待したい。- 〈カムバック賞〉
シップス「シップス」 大人軸で商品、店、接客
シップスの主力業態「シップス」は1号店を出店して今年、30年を迎える。セレクトショップの草分け的な存在として、愛されてきた。スーツの裏地、革靴のアウトソール、シャツのボタンなど日常的に着るウエアのどこかにこだわる、オシャレの楽しみを提供してきた。トラッドベースで明るく、清潔感のある服と、安心して買える環境としての店作りを進めてきた。30年が経過した今でも、幅広い客層に支持を得ているのは、そんな実直な品揃え、店作り、接客によるものかもしれない。
そのシップスは、03年度、04年度に2年連続の減収減益という局面を迎える。セレクトショップブーム後の反動は企業規模と社風の狭間で揺れた。企業規模が大きくなったこと、企業として節目の30周年を迎えたことなどで今後、進むべき方向性を模索する時期にあった。そのなかで、これまで中心的な役割を担っていた複数の人材が、退社する事態となった。
04年後半ごろからMDの再構築、若手の登用、再編を含めた組織の活性化などに着手。執行役員制度を導入し、渋谷にあった商品部を銀座に移転する新本社に吸収し、商品から販売までの情報管理、検証、判断、実行のスピードを上げた。
MDの再構築ではそれまでドレスからヤングカジュアルをシップス業態一つで扱っていたものを、メンズのヤングストリートを新業態「シップス・ジェットブルー」(JB)を開発してシップスから抜き出した。
シップスは大人軸に寄せて店、商品ともにグレード感を高めている。オリジナル商品では銀座店で40代以上の男性を対象にした新ライン、ワインレーベル。ウイメンズでは30~40代を対象に、既存よりも2~3割価格を上げて上質素材にこだわった、ラックスラインを投入。また、ウイメンズではパーティーやドレスなどオケージョン対応の「シップス・リトルブラック」など大人をキーワードに統一感を高めた。
同社の業績も05年度は3期ぶりに増収増益となった。06年度も好調さを維持している。JBを抜いたシップスの店では一時的にカジュアル商材の不足など混乱も起こったが、すでに修正している。大人を明確に打ち出すことで、狙い通りの客層を取り込み、評価も高まっている。- 〈大賞〉 ルミネ新宿
- ルミネ新宿は、部門賞で敢闘賞のほか、プロポーズ賞を獲得。このほかにも、新人賞を除いていずれの賞でも高い評価を受けた。新宿店のほかにも大宮店や横浜店にも評価が集まり、ルミネ全体では圧倒的に高得点だった。中でも快進撃を続け、駅立地型の代表的なファッションビルとして評価された新宿店が大賞に輝いた。
- 〈敢闘賞〉 アミュプラザ鹿児島 岡山一番街 札幌ステラプレイス 渋谷109 心斎橋オーパ 名古屋パルコ ルミネ新宿
- 大都市圏ばかりでなく、地方都市で確実に消費者に支持され、売り上げを伸ばしている施設が受賞した。札幌から東京、名古屋、大阪、岡山、鹿児島と、全国から選ばれた。アミュプラザ鹿児島や岡山一番街などの健闘が光る。このほかにも、競争が激しい立地で奮闘する東京近郊や地方都市の施設がいくつか候補に挙がった。
- 〈コンセプト賞〉 イズム 新宿ミロード ランドマークプラザ
- 3施設ともコンセプトに基づいたMD改革(改装)や施設運営を行っている。中でも初受賞のランドマークプラザは、横浜という競争が激しい中にあって、「横浜・山の手の新世代ミセスのライフスタイル提案」をコンセプトに、この間取り組んできたMD改革が実り、連続増収記録を塗り替えていることが評価された。
- 〈イノベート賞〉 アトレ恵比寿 ファッションドーム141 河原町オーパ 天王寺ミオ
- 積極的な改装が実り、施設のイメージを確実にしたのと売り上げが伴っていることが選出の背景になっている。アトレ恵比寿はOL、キャリアの支持が高く、衣料品売り上げが急上昇している。
- 〈CS賞〉 イクスピアリ TOKYO-BAYららぽーと 平塚ラスカ
- 3施設ともCS政策には積極的な取り組みを見せており、安定した評価がある。特に、3施設とも「CSトリニティ」(施設の垣根を越えてCSについての研修、研究グループ)のメンバーで、それぞれのCSやES(従業員満足)などについて情報交換し、効果を上げている。ルミネ(全社)やアトレ恵比寿などの評価も高い。
- 〈新人賞〉 イオン宮崎ショッピングセンター ダイヤモンドシティ・キリオ ヌーちゃやまち ラシック
- イオンモールやダイヤモンドシティは毎年、着実に施設数を増やしている。また、ヌーちゃやまち、ラシックはともに都心部で新しいコンセプトショップを集めた。
- 〈プロポーズ賞〉 イオン倉敷ショッピングセンター 玉川高島屋ショッピングセンター HEPファイブ ルミネ新宿
- いずれも日本を代表する商業施設で、テナントからの人気が高く「成長のためには出店しておかなければならない施設」とするテナントは多い。
- 〈特別賞〉 エキュート大宮
- “エキナカ”(駅構内)の言葉を生んだように、昨春開店したエキュート大宮と昨秋のエキュート品川は、ファッション関連業界に大きな話題を呼んだ。テナントにファッション関連ショップは少ないが、新しい出店立地として注目。地下鉄「表参道駅」のエチカも話題に上り、候補に挙がった。
- 〈大賞〉 ローリーズファーム
- 各部門賞に選ばれた延べ33テナントの中で総合力を評価、ローリーズファームが他を大きく引き離した。過去、何度もノミネートされ、大賞を争ったが、今回、初受賞となった。
- 〈ベストセラー賞〉 イング スライ ローリーズファーム
- ローリーズファームは各賞の通算で5年連続、同じく「イング」も5年連続の受賞。グラマラスカジュアルで勢いに乗る「スライ」が初受賞した。このほか、「ライトオン」や、昨年受賞の「セシルマクビー」が候補に挙がった。
- 〈敢闘賞〉 セシルマクビー ディーゼル マウジー ミッシュマッシュ ユナイテッドアローズ
- 前回ベストセラー賞のセシルマクビー及び「マウジー」、前回プロポーズ賞の「ユナイテッドアローズ」、第6回で敢闘賞の「ディーゼル」、第5回で新人賞の「ミッシュマッシュ」と、常連の顔ぶれ。このほか、「インデックス」「グローバルワーク」「スピック&スパン」などが挙がった。
- 〈キラリ賞〉 アネモネ パールパンタシア マーレマーレ・デイリーマーケット ラフ
- 前回から新設され、規模の大小を問わずに注目テナントを評価するキラリ賞には、新興の服飾雑貨系3ショップと、Tシャツの「ラフ」が存在感を示して選ばれた。
- 〈新人賞〉 バナナ・リパブリック
- 「ここ1、2年でデビューした新業態」をコンセプトにする新人賞は、票が分散したが、日本進出が話題となった「バナナ・リパブリック」と決まった。
- 〈カムバック賞〉 コムサイズム スズタン タカキュー チャオパニック
- 業績回復が目立つテナントとして、急回復を達成した「チャオパニック」、大型ファミリー業態の復活が目立った「コムサイズム」、全社的な復活を引っ張った「スズタン」「タカキュー」が選ばれた。ほかに、「ニューヨーカー」「ハッシュアッシュ」などの票も多かった。
- 〈プロポーズ賞〉
- ▽アパレル部門 アースミュージック&エコロジー スピック&スパン ユナイテッドアローズ・グリーンレーベルリラクシング ユニクロ
知名度、安定感のあるテナントが選ばれた。このほか、「トゥモローランド」「エディフィス」「ギャップ」などが候補に挙がった。 - ▽ファッショングッズ部門 アッシュ・ペー・フランス エスペランサ サマンサタバサ ストーンマーケット プールサイド
「アッシュ・ペー・フランス」「サマンサタバサ」「ストーンマーケット」「プールサイド」と常連が票を集めた。靴の「エスペランサ」は初受賞。 - ▽ファッション関連部門 イッツデモ ソニープラザ ファンケルハウスJ ラッシュ
利便性とファッション性を両立させた「イッツデモ」、石鹸の「ラッシュ」など、新しい切り口で女性の心をつかんだ業態が評価された。 - 〈特別賞(貢献賞)〉 アンラシーネ ハニーズ ライトオン
- 郊外型を中心に、派手さはないが、安定的にディベロッパーの業績に貢献したテナントを特別に選んだ。
- 〈大賞〉 渋谷109
- 渋谷109のほか、ルミネ新宿店が候補に上った。9年連続の増収と、109系ファッションの全国発信など、ヤングからOLまで絶大な人気が最終選考をリードした。
- 〈敢闘賞〉 札幌ステラプレイス 渋谷109 新宿ミロード 玉川高島屋ショッピングセンター ルミネ新宿
- 売り上げが順調な施設が選出された。新宿ミロードは何回か候補に上ったが、今回が初めての受賞となった。同施設は「半歩先を楽しむ普通のカジュアル」店を多く集め、隣接するルミネ新宿店とのすみ分けができて安定した伸びを続けている。
- 〈コンセプト賞〉 ファッションドーム141 イズム コレド日本橋 玉川高島屋ショッピングセンター
- 141、玉川高島屋SC、イムズは前回に引き続き受賞した。3施設は「上質な生活提案」をテーマに鮮度を高める施策に積極的だ。コレド日本橋は初の受賞。オフィスや老舗が集まる日本橋で「百貨店にはなく、百貨店を補完するMD」が評価された。
- 〈イノベート賞〉 渋谷109 ダイヤモンドシティ・プラウ TOKYO―BAYららぽーと
- 競争力を保つ渋谷109、本格的な2核1モールのダイヤモンドシティ・プラウ、大規模SCで積極的な改装と新業態導入のTOKYO―BAYららぽーと(船橋)が高い評価を得た。
- 〈CS賞〉 アトレ恵比寿 イクスピアリ ラスカ
- 3施設はCS政策を特徴に安定して人気を得ている。会社全体としての取り組みではルミネも高い評価だった。
- 〈新人賞〉 アミュプラザ鹿児島 コクーン新都心 ハービス・エント LALAガーデンつくば ららぽーと甲子園
- 主に都市近郊や都心部の施設が選ばれた。ララガーデンつくばは、三井不動産が積極的に取り組んでいるライフスタイルセンター型SCのモデルの一つ。
- 〈プロポーズ賞〉 心斎橋オーパ HEPファイブ 丸ビル
- 都心部施設への出店希望が増えているのが特徴だ。また、郊外部ではダイヤモンドシティ、イオンモールを希望する傾向も強い。丸ビルをはじめ、丸の内への出店希望も目立った。
- 〈街作り賞〉 イオンモール(千葉) 三菱地所
- 今回新設した賞で、都心部で丸の内開発の三菱地所と立地創造を掲げるイオンモールが受賞した。このほか東神開発なども高い評価だった。
- 〈特別賞〉 ルミネ(東京)
- ルミネは施設と企業全体でまんべんなく得票した。
- 〈大賞〉 セシルマクビー
- 〈特別賞〉 ポイント(水戸)
- 各部門賞に選ばれた32テナントのうち、セシルマクビーとローリーズファームは、昨年に引き続き大賞を争ったが、不況下でも勢いは衰えず、第1回目から欠かさずに上位入賞を続けてきたセシルマクビーが、快進撃の持続力と総合力で大賞に決まった。ローリーズファームはじめ、売れ行き好調の複数ブランドを持つポイントは、企業としての勢いを評価して、特別賞とした。
- 〈ベストセラー賞〉 イング セシルマクビー マウジー ローリーズファーム
- 大賞を競ったセシルマクビー、ローリーズファームのほか、「イング」「マウジー」も、引き続き高い評価を得た。ほかに「プロポーションボディドレッシング」「コーチ」なども候補に挙がった。 >
- 〈敢闘賞〉 アースミュージック&エコロジー スピック&スパン ハニーズ ライトオン
- ベストセラー賞に次いで売れ行き好調なテナントが、総合的に評価された。ほかに「ユニクロ」「ディーゼル」「ステューシー」「ナチュラルビューティーベーシック」「メーカーズシャツ鎌倉」「アーバンリサーチ」「グローバルワーク」など。
- 〈キラリ賞〉 アジェデアクセサリーズ シャツ工房 ハートマーケット ビースリー
- 新設された賞の第1回受賞テナントは、いずれも個性派。絞り込んだ特定分野での奮闘が、それぞれ異彩を放った。ほかに「エディション」「グラフィス」など。
- 〈新人賞〉 アンドピンキーアンドダイアン アンラシーネ クオドロ ココルル・スクエア
- 「ここ1、2年のうちにデビューした新業態」というコンセプトの下、推薦が多岐にわたった中で、今回は4テナントが抜け出した。ほかに「デュラス・アンビエント」「メルローズクレール」などの評価も高かった。
- 〈カムバック賞〉 無印良品 ル・クールブラン
- 「業績回復が目立つ」と評価されたのが「無印良品」と「ル・クールブラン」。ほかに「LDS」「リップサービス」「アモスタイル」「INDEXing」「アダム・エ・ロペ」「ページボーイ」「ガリャルダガランテ」などの名前も挙がった。
- 〈プロポーズ賞〉
- ▽アパレル部門 セシルマクビー ナノ・ユニバース ビームス ユナイテッドアローズ
半ば常態化していた有力ブランドの“揃い踏み”状態に「ナノ・ユニバース」が新風を吹き込んだ。ほかに「UAグリーンレーベル・リラクシング」「ザラ」「スライ」「ドゥズィエムクラス」「ギャップ」「ドルチェ&ガッバーナ」「リリクローブ」「クリア」「トゥモローランド」「バナナリパブリック」「ハッシュアッシュ」など。- ▽ファッショングッズ部門 フランス・エ・キャロルなど 帽子屋オーバーライト9999 サマンサタバサ ストーンマーケット ラティス
根強い人気を誇る常連組に「帽子屋オーバーライド9999」「ラティス」が新風を吹き込んだ。急成長が続く「ストーンマーケット」は2年連続の受賞となった。ほかに「アフタヌーンティー」「トレトレ」「ガルシアマルケス」「アルフレッドバニスター」「エスペランサ」「カカトゥ」「スタージュエリー」「ビバ・サーカス」「4℃」など。- ▽ファッション関連部門 青山フラワーマーケット ヴィレッジヴァンガード ABCクッキングスタジオ ソニープラザ ディズニーストア
選ばれた5業態は、いずれもここ数年、商業施設からの熱い視線を浴び、目立っていた。このほか「プーマ」「成城石井」「ビーカンパニー」「サンクゼールワイナリー」などへのラブコールも多かった。 - 〈大賞〉 玉川高島屋ショッピングセンター
- 玉川高島屋SCのほか、最終的にルミネ新宿店や渋谷109、HEPファイブ、TOKYO―BAYららぽーとが候補に上り、新人賞を除く各部門で高い評価を得、総合的に玉川高島屋SCが一歩リードした。69年に開業して以来、日本を代表するSCとして一貫して「上質感」を保つとともに、「出店したい施設」に大半のテナントが候補に挙げる。昨年秋に新南館を増設して以降、増設効果以上に新規客及び再来店頻度を高めている。02年度に続く大賞を受賞した。
- 〈敢闘賞〉 渋谷109 HEPファイブ ルミネ新宿店
- 選ばれた4施設とも、昨年1年間の売り上げが順調に伸びたことが評価された。新しい施設のダイヤモンドシティ・テラスを除いて積極的な改装に取り組み、消費者はもとよりテナント、同業SCからも話題を集めた。このほかルミネの横浜と大宮、イオンモールの各施設などが高い得点だった。
- 〈コンセプト賞〉 イズム 玉川高島屋ショッピングセンター ファッションドーム141
- 小規模な改装を繰り返すことによって上質な施設作りを進めるファッションドーム141をはじめ、20代を対象に独自の視点で消費環境を整えるイムズ、店作り(MD)と顧客サービス、街づくりなどで開業以来一貫して進めてきた玉川高島屋SCなど、顧客視点に立って独自のSC観を提案してきたことが評価された。このほか六本木ヒルズやTOKYO―BAYららぽーと、イーマなどが候補に上った。
- 〈CS賞〉 イクスピアリ 天王寺ミオ ラスカ
- 天王寺ミオとラスカがCS活動に定評があることは、テナントと同業SCからも確かな評価を得ている。今回初めてイクスピアリが受賞した。東京ディズニーリゾートにある商業施設として、高度なCS戦略で周辺地域客の再来店頻度を高めている。このほか候補に上ったのはヴィーナスフォートやルミネ(全店)、アトレ恵比寿、TOKYO―BAYららぽーとなど。
- 〈プロポーズ賞〉 アトレ恵比寿 玉川高島屋ショッピングセンター 丸ビル ルミネ横浜店
- 上位4施設が群を抜いて「出店したい施設」として評価を得た。このほかルミネは新宿、大宮、立川の各店、柏高島屋ステーションモール、天神コアなどが上位に付けた。
- 〈イノベート賞〉 心斎橋オーパ TOKYO―BAYららぽーと 広島パルコ マイシティ
- 改装による鮮度の維持で連続増収を続けている心斎橋オーパ、生活圏をマーケットに3世代を取り込むための手法を駆使するTOKYO―BAYららぽーと、01年9月の新館開業以来、ヤング中心に幅広い客層を集める施設作りとソフトノウハウが生かされている広島パルコ、レストランフロアの改装で大きく施設のイメージを変えたマイシティが評価された。このほか、六本木ヒルズやイオンモールなどが上位に入った。
- 〈新人賞〉 札幌ステラプレイス なんばパークス 六本木ヒルズ
- 3施設は圧倒的な評価だった。このほか、イオンモールの盛岡と太田、トウキョウドームシティラクーアなどが候補に上った。
- 〈特別賞〉 イオンモール
- イオンモールは売上高、CS政策、街づくりなど、ほぼ全部門で高く評価された。ただ、施設単位で見ると票がばらついていた。郊外に積極的に出店することで、そこに新しい街を形成する手法など、企業としての総合点は高い。
- 〈大賞〉 ユナイテッドアローズ
- 〈特別賞〉セシルマクビー ローリーズファーム
- 各部門賞に選ばれた25テナントのうち、最後まで大賞を競ったのがUAと「ローリーズファーム」「セシルマクビー」だが、結局は総合力でUAを大賞とした。「大賞」本来の趣旨に即して、賞にはUAのみが入ったが、勝るとも劣らない高評価を得たローリーズファーム、セシルマクビーは特別賞でたたえることとした。
- 〈ベストセラー賞〉 イング セシルマクビー ユナイテッドアローズ ローリーズファーム
- 大賞を競ったUAとローリーズファーム、セシルマクビーのほか、イングの「イング」も引き続き高い評価を得た。ほかに、「トゥモローランド」「ABCマート」「ナチュラルビューティベーシック」「イエナ」「コラージュ」「ディズニーストア」「ルイヴィトン」などが売れ行き好調と認められた。
- 〈敢闘賞〉 アーバンリサーチ クリア ディーゼル マウジー
- 例年のように数多くのテナントが推薦され、票が著しく分散した。そのため、ベストセラーに次いで売れ行きが好調であることを前提に、集客力、注目度、話題性などを総合して選んだ。ここでは「アーバンリサーチ」「クリア」「ディーゼル」と関西系のカジュアル業態が高い評価を得た。「マウジー」はベストセラー賞の項目でも得票が多かった。ほかに「ツモリチサト」「ページボーイ」「ローズファンファン」「ワンウエイ」など。
- 〈新人賞〉 ナノ・ユニバース ブラック・バイ・マウジー
- 「ここ2年ほどの間に立ち上がった新業態」というのが基本コンセプトだが、例年同様、“老若男女”が多数登場して分散。そうした中でも、メンズ系で「ナノ・ユニバース」、レディス系で「ブラック・バイ・マウジー」が文句なく新人賞に輝いた。
- 〈カムバック賞〉 アースミュージック&エコロジー クレアーズ ココルル ナイスクラップ ユニクロ
- 「業績回復が目立つ」のが基本コンセプト。これにピッタリ当てはまったのが「ユニクロ」であり、「ココルル」「アースミュージック&エコロジー」「ナイスクラップ」も。「クレアーズ」は単価が低いながらも03年での大ブレイクが際立っており、敢闘賞の候補にも上った。
- 〈プロポーズ賞〉
- アパレル部門 ジャーナルスタンダード、スピック&スパンなど トゥモローランド ビームス ユナイテッドアローズ・グリーンレーベルリラクシング ロペピクニック
ここでは「常連の揃い踏み」が目立った。ほかに「ギャップ」「ハッシュアッシュ」「シップス」「ティアラメルローズ」「ノーリーズ」「三寒四温」「エゴイスト」などへのラブコールも根強い。 - 非アパレル部門 アッシュ・ペー・フランス サマンサタバサ ストーンマーッケット スリーフォータイム ラシット
「アッシュ・ペー・フランス」「サマンサタバサ」の常連組に加えて、「ストーンマーケット」「スリーフォータイム」「ラシット」といった製造小売業型の新進ブランドへの熱い視線が特徴的。ほかに「CA4LA」「クラチカ」「ワンズ」「フランフラン」「ソニープラザ」「タワーレコード」「トイザらス」「プールサイド」「ビレッジバンガード」など。また「ABCクッキングスタジオ」や「ナチュラルボディ」など、従来の範疇(はんちゅう)ではとらえ切れない業態へのプロポーズも目立ち、来年度以降、賞の新設も含めて検討課題となっている。 - 敢闘賞
エスパル、HEPファイブ、ルミネ新宿店 - コンセプト賞
イムズ、ディアモール大阪、TOKYO―BAYららぽーと - CS賞
天王寺ミオ、ルミネ - プロポーズ賞
アトレ恵比寿、141、柏高島屋ステーションモール、天神コア - イノベート賞
岡山一番街、サンストリート、玉川高島屋ショッピングセンター - 新人賞
サンエー那覇メインプレイス、ダイヤモンドシティテラス、丸ビル(丸の内ビルディング) - 特別賞
イオンモール、渋谷109、ラスカ - 5周年記念賞
ギャレ大阪、玉川高島屋ショッピングセンター、TOKYO―BAYららぽーと、HEPファイブ、ルミネ - ベストセラー賞
セシルマクビー(デリカ)、ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ)、ローリーズファーム(ポイント) - 敢闘賞
イング(イング)、ジ・エンポリアム(ワールド)、ハニーズ(ハニーズ)、リズリサ(ヴェント・インターナショナル) - 新人賞
トミーガール(トミーヒルフィガージャパン)、ミッシュ・マッシュ(玉屋) - カムバック賞
アーノルド・パーマー(マキリス)、 アルファベットクラブ(アルファベットパステル)、オリーブ・デ・オリーブ(もくもく)、ライトオン(ライトオン) - プロポーズ賞
〈アパレル部門〉
ガリャルダ・ガランテ(パル)、ビームス、ベイクルーズ、ユナイテッドアローズ・グリーンレーベル・リラクシング(ユナイテッドアローズ)、ロペピクニック(ジュン)
〈非アパレル部門〉
アッシュ・ペー・フランス、CA4LA(ウィーブトシ)、サマンサタバサ(サマンサタバサ・ジャパン・リミテッド)、プールサイド(かねまつ) - 5周年記念賞
セシルマクビー(デリカ)、ベイクルーズ、ユナイテッドアローズ - 各部門賞に選ばれた22テナントで、最後まで大賞を争ったのは「セシルマクビー」のほか「ユナイテッドアローズ」「ローリーズファーム」「ビームス」および複数業態を持つベイクルーズ。
躍進著しい「ユナイテッドアローズ・グリーンレーベル・リラクシング」を併せ持つユナイテッドアローズの評価も高かったが、第1回からベストセラー賞や特別賞を受賞し、トップレベルに位置し続けてきたセシルマクビーが大賞に決まった。 - 〈ベストセラー賞〉
大賞に輝いたセシルマクビーのほか、依然として快進撃が続く「ユナイテッドアローズ」が入り、前回もベストセラー賞だった「ローリーズファーム」が連続受賞した。 - 〈敢闘賞〉
前回は新人賞だった「イング」は、引き続く健闘が評価されて敢闘賞。SPA(製造小売業)型への整備を終えて再浮上が目立つ「ジ・エンポリアム」は、カムバック賞にもノミネートされたが、出店大攻勢もあって敢闘賞に落ち着いた。「ハニーズ」「リズリサ」は、地道な取り組みが実った。 - 〈新人賞〉
すい星のように現れた「トミーガール」と「ミッシュ・マッシュ」が新人賞。
「ロペピクニック」は前回も新人賞候補に挙がり、今回もトップクラスの評価だったが、それ以上に出店要請の声が強いためプロポーズ賞に入った。 - 〈カムバック賞〉
かつて一世を風びした「アーノルドパーマー」の“悲願の復活”が話題を呼んだ。
札幌を拠点に全国展開する「アルファベットクラブ」の奮闘にも光が当たった。「ライトオン」「オリーブ・デ・オリーブ」も業績の回復で評価された。 - 〈プロポーズ賞〉
アパレル部門=ビームス、ベイクルーズやユナイテッドアローズは有力な複数業態を持ち、依然として出店要請が多い。このほか新進の「ガリャルダ・ガランテ」「ロペピクニック」の評価が高かった。
非アパレル部門=アッシュペーフランスが複数業態で抜群の評価。「サマンサタバサ」「プールサイド」の人気も根強く、「CA4LA」(カシラ)の急進が際立った。 - 《大賞》 玉川高島屋SC
新人賞を除く各部門で高い評価を得、玉川高島屋SCが選ばれた。なかでも「プロポーズ賞」では群を抜いて得票した。同施設は本館・南館とガーデンアイランドとを結ぶ玉川通りに衣・食・住のおしゃれな店を導入したファッションストリート構想を着々と進めている。来年九月には、現在工事に入っている「南新館」が開業する。既存施設に少ない飲食と食品、雑貨などを導入する予定だ。新館の増設に伴って既存施設もテナントの入れ替えなどを行う。またこのところ、「ケヤキコート」「マロニエコート」などファッションストリート構想に沿って新しい施設を増設、幅広い客層を集めており、業績も順調だ。 - 《敢闘賞》 ラフォーレ原宿 HEPファイブ TOKYO―BAYららぽーと
二〇〇一年度に業績及びマーケットリーダーとして健闘した商業施設として、ラフォーレ原宿、HEPファイブ、TOKYO―BAYららぽーとが選ばれた。ラフォーレ原宿は、トレンドマーケットをリードする施設として、新しいテナントを発掘しながら改装に積極的に取り組んでいる。改装効果もあって業績も良い。同施設をバネに多店舗展開するテナント企業も少なくない。HEPファイブは九八年の新装以来、大阪を代表する商業施設として業績も三百十八億円と過去最高となった。あまり大きな改装は実施してないが、ヤングを軸にした多彩なショップが集客力を発揮している。ららぽーとは、一昨年のららぽーと3の新設で集客力を増した。今期は下半期から業績が上向き、前年並みに戻すなど健闘している。来春には、ららぽーと1を全面改装する。 - 《コンセプト賞》 ディアモール大阪 アトレ恵比寿 ランドマークプラザ 141
コンセプトを絞り込んで商業施設の性格を明確に出し、集客力、業績が安定していることが評価の基準。ディアモール大阪、アトレ恵比寿、ランドマークプラザ、一四一(イチヨンイチ)の各施設は、二十代、三十代の女性を中心にライフスタイル提案型を強めたテナント構成で、評価が高い。このコンセプトに沿った改装を実施、上質な商業施設として高い評価を得た。各施設とも売上高は順調で、ディアモール大阪は百二十五億円(前年百二十億円)と伸ばし、アトレ恵比寿は開業二年目以降、高い集客力に支えられて毎月の売り上げが前年をクリアするなど好調な施設だ。ランドマークプラザや一四一はこのところの改装が実り、業績が回復してきた。 - 《CS賞》 天王寺ミオ サンストリート ラスカ
顧客満足(CS)、顧客サービスの徹底や環境配慮などをを一貫して営業政策の柱に据え、実際にCSの効果が表れていることが評価の対象になった。天王寺ミオやサンストリート、ラスカの各施設は開業以来CS運動に積極的に取り組んでいる。施設環境の整備と顧客サービスに力を入れる天王寺ミオ、顧客と一体となった販促などを進めるサンストリート、施設環境の整備やホスピタリティーのある顧客対応をしているラスカなど、CS追求の姿勢が高く評価された。 - 《プロポーズ賞》 玉川高島屋SC ルミネ ソラリアプラザ
今回新設したこの賞には、玉川高島屋SC、ルミネ、福岡のソラリアプラザが選ばれた。テナントの間には「高い集客力のある施設で、イメージ追求にも欠くことができない施設」と位置付けられている。ルミネは新宿、大宮、横浜、立川、北千住、町田など都心部、首都圏の主要駅に位置し、生活支援型の駅ビル作りを着々進めている。 - 《新人賞》 イオン東浦
イオン東浦SCは昨年七月下旬、愛知県東浦町にイオンモールの十二番目の施設として開業した。顧客に目線を置いた政策が顧客からもテナントからも支持され、高い評価を得た。 - 《イノベート賞》 池袋パルコ エスパル 柏高島屋ステーションモール ギャレ大阪
改装その他で革新性があり、それが顧客や他の商業施設に良い影響を与えている施設が選ばれた。池袋パルコは九九年の春以来、フロア単位で大幅な改装を実施した。昨秋にほぼ完了、この改装がパルコの都心施設の生き方のモデルになった。改装以降業績も良く、テナント企業からの注目度も高い。エスパルは一昨年秋に都心型テナントを集めた大規模な改装を実施、地方中核都市にある駅ビルのモデルになった。テナント数を従来より二四%減らし、ゆったりした買い物ができる導線に変えるなど、新しさを出した。柏高島屋ステーションモールとギャレ大阪はともに、売り場環境の改善とともにテナントの入れ替えなどが進み、業績面でも好結果を出している。 - 〈ベストセラー賞〉 セシルマクビー
消費不況の深刻化、客単価の下落をはじめ複数の要因が重なり合って売り上げを落とすケースが相次ぐ環境下で、売り上げを伸ばし、高効率を維持しているショップはそれほど多くはない。そうした中で、デリカの「セシルマクビー」は過去三年間、欠かさず入賞し、二〇〇一年度も市場をリードし続けるなど抜群の「高位安定」ぶりが高く評価された。
「ベストセラー」本来の趣旨に照らして、賞にはセシルマクビー一つしか選ばれなかったが、ほかに「ナチュラルビューティベーシック」「ローリーズファーム」「シップス」「スピック&スパン」「トゥモローランド」「イング」「コムサイズム」「ベルブードワァ」「ワンウエイ」やユナイテッドアローズなども売れ行き好調と認知されている。 - 〈敢闘賞〉 ナチュラルビューティーベーシック ローリーズファーム クイーンズコート、メイソングレイなど シップス
売り上げが好調であることを前提に、注目度、集客力など総合ポイントで評価した。二百以上にも上る多数のショップがノミネートされ、票が分散するのが例年の特徴だが、そうした中でもサンエー・インターナショナルの「ナチュラルビューティベーシック」、ポイントの「ローリーズファーム」、シップスの「シップス」が、ショップ名を特定して敢闘賞に選ばれた。
ただ、「クイーンズコート」「ビッキー」「メイソングレイ」など一連のコンサバ(神戸)エレガンスで市場をリードし続けているジャヴァグループについては、企業(団体)表彰とした。 - 〈新人賞〉 イング キリウォッチ エンツォ
原則として二年以内に立ち上がった業態で、評価の高いテナントを選ぶのが新人賞の趣旨だが、多くのディベロッパーはここ一年ほどの間に導入して比較的好調なテナントを挙げており、新規での不作を物語っている。そうした状況下で選ばれたのがイングの「イング」、アウトバーンの「キリウォッチ」、タッコネリーの「エンツォ」。
ほかに、「アースミュージック&エコロジー」「クリア」「ピンキーガールズ」「ロペピクニック」なども有力候補に挙がった。 - 〈カムバック賞〉 ユナイテッドアローズ オン・ザ・カウチ、ルクールプランなど ザジ
業績回復が目立ったテナントをたたえ、励ますのがカムバック賞。低迷した一時期があったとはいえ、もともと高水準にあったユナイテッドアローズはカムバックというにはあまりにも快進撃で、ベストセラー賞とのダブル受賞の呼び声も高かった。それだけに、カムバック賞の権威を圧倒的に高めたといえる。
ほかに、「オン・ザ・カウチ」「ルクールブラン」などで再び上昇気流に乗ったシティーヒルと、地道な回復努力が実ってきたキャビンの「ザジ」が入った。 - 〈プロポーズ賞〉
アパレル部門 ジャーナルスタンダード スピック&スパンなど トゥモローランド ビームス ベルブードワァ 「導入したいテナント」として声の上がった業態、テナントは多数に上ったが、アパレル部門では「ジャーナルスタンダード」などのベイクルーズ、トゥモローランドの「トゥモローランド」、ビームスの「ビームス」、鈴屋の「ベルブードワァ」の評価が圧倒的に高かった。
ユナイテッドアローズやシップスへのプロポーズも多く、ほかに大手アパレルでは「アンタイトル」「エポカザショップ」「ナチュラルビューティベーシック」など。
さらに「45rpm」「Mプルミエ」「ジネス」「ハリウッドランチマーケット」「フォーエバーラブ」「リステア」「ルシェルブルー」などの評価も高い。
非アパレル部門 フランス・エ・キャロル サマンサタバサ プールサイド 4℃ 選ばれたのは「フランス・エ・キャロル」「サマンサタバサ」「プールサイド」「4℃」だが、ほかに「インザルーム」「カシラ」「クラチカ」「ストーンマーケット」「スターバックスコーヒー」「ソニープラザ」「トレトレ」「ビバサーカス」「ファンケルハウス」「フォリフォリ」なども挙がっている。 - ●敢闘賞
- ラフォーレ原宿
HEPファイブ
TOKYO―BAYららぽーと - ●コンセプト賞
- ディアモール大阪
アトレ恵比寿
横浜ランドマークプラザ
141 - ●CS賞
- 天王寺ミオ
サンストリート
平塚ラスカ - ●プロポーズ賞
- 玉川高島屋SC
ソラリアプラザ
ルミネ(ルミネ新宿店、ルミネ大宮店など) - ●新人賞
- イオン東浦ショッピングセンター
- ●イノベート賞
- 池袋パルコ
仙台エスパル
柏高島屋ステーションモール
ギャレ大阪 - ●ベストセラー賞
- セシルマクビー(デリカ)
- ●敢闘賞
- ナチュラルビューティー・ベーシック(サンエー・インターナショナル)
ローリーズファーム(ポイント)
ジャヴァグループ(「クィーンズコート」「ビッキー」「メイソングレイ」など)
シップス(シップス) - ●新人賞
- イング(イング)
キリウォッチ(アウトバーン)
エンツォ(タッコネリー) - ●カムバック賞
- ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ)
シティーヒル(オン・ザ・カウチ、ルクールブラン)
ザジ(キャビン) - ●プロポーズ賞
- 〈アパレル部門〉
ジャーナルスタンダード(ベイクルーズ)
トゥモローランド(トゥモローランド)
ビームス(ビームス)
ベルブードワァ(鈴屋) - 〈非アパレル部門〉
フランス・エ・キャロル(アッシュ・ペー・フランス)
サマンサタバサ(サマンサタバサ・ジャパン・リミテッド)
プールサイド(かねまつ)
4℃(エフ・ディ・シイ・プロダクツ) - ●敢闘賞
- ルミネ(ルミネ新宿、ルミネ横浜など複数施設で得票)
アトレ恵比寿 - ●コンセプト賞
- 東神開発(玉川高島屋SC、柏高島屋ステーションモールで得票)
イムズ
クレアーレ
ディアモール大阪 - ●CS賞
- 141
ギャレ大阪
HEPファイブ - ●新人賞
- イオン岡崎ショッピングセンター
御殿場プレミアム・アウトレット - ●イノベート賞
- ヴィーナスフォート
天王寺ミオ
TOKYO-BAYららぽーと
万代シテイビルボードプレイス - ●ベストセラー賞
- ベイクルーズ(「スピック&スパン」「ジャーナルスタンダード」など複数ショップで得票)
セシルマクビー(デリカ) - ●敢闘賞
- アッシュ・ペー・フランス
ルシェルブルー
サンエー・インターナショナル(「ナチュラルビューティーベーシック」「ピンキー&ダイアン」など)
パルグループ(「ルイス」「ガリャルダ・ガランテ」など) - ●新人賞
- アースミュージック&エコロジー(クロスカンパニー)
- ●カムバック賞
- クレイサス(東京ブラウス)
ビッキー(「クィーンズコート」「ビッキー」など) - ●プロポーズ賞
- 〈アパレル部門〉
インタープラネット(オリゾンティ)
ベルブードワァ(鈴屋)
オゾンコミュニティ
ユナイテッドアローズ - 〈非アパレル部門〉
ABCマート
クラチカ(吉田)
ソニープラザ
ビバ・サーカス(モード・エ・ジャコモ)
フォリフォリ(フォリフォリジャパン) - 大賞
- ヴィーナスフォート(ヴィーナスフォート=東京)
- 特別賞
- 渋谷109(ティー・エム・ディー=東京)
- フラッグス(フラッグス=東京)
- 部門賞
- 敢闘賞
- アトレ恵比寿(東京圏駅ビル開発=東京)
- HEPファイブ(阪急ファイブ・阪急不動産=大阪)
- フラッグス(フラッグス=東京)
- ルミネ(ルミネ=東京)
- コンセプト賞
- イムズ(イムズ=福岡)
- ヴィーナスフォート(ヴィーナスフォート=東京)
- 渋谷109(ティー・エム・ディー=東京)
- ディアモール大阪(大阪ダイヤモンド地下街=大阪)
- CS賞
- 141(一・四・一=仙台)
- ギャレ大阪(ジェイアール西日本クリエイト=大阪)
- 玉川高島屋SC(東神開発=東京)
- 天王寺ミオ(天王寺ターミナル=大阪)
- ラスカ(平塚ステーションビル=神奈川・平塚)
- 新人賞
- ヴィーナスフォート(ヴィーナスフォート=東京)
- マリンピア神戸ポルトバザール(三井不動産=東京)
- イノベート賞
- 柏高島屋ステーションモール(東神開発=東京)
- 東京ベイららぽーと(ららぽーと=千葉・船橋)
- パルコ(パルコ=東京)
- 敢闘賞
- 大賞
- スピック・アンド・スパン、ジャーナル・スタンダードなど(ベイクルーズ=東京)
- 部門賞
- ベストセラー賞
- エゴイスト(エゴイスト=東京)
- スピック・アンド・スパン、ジャーナル・スタンダードなど(ベイクルーズ=東京)
- セシルマクビー(デリカ=東京)
- ルシェルブルー(ルシェルブルー=神戸)
- 敢闘賞
- ザジ(キャビン=東京)
- ストロベリーフィールズ(シュガー・マトリックス=東京)
- 新人賞
- クードシャンス(ワールド=神戸)
- ベイブルック(ベイブルック=熊本)
- カムバック賞
- ベルブードワァ(鈴屋=東京)
- プロポーズ賞
- 〈アパレル部門〉
- ギャップ(ギャップジャパン=東京)
- グレース(アイランド=東京)
- シップス(シップス=東京)
- ユナイテッドアローズ(ユナイテッドアローズ=東京)
- 〈非アパレル部門〉
- アッシュ・ペー・フランス・ブティック(アッシュ・ペー・フランス=東京)
- セフォラ(セフォラ・エーエーピー・ジャパン=東京)
- ファンケル・ハウス(ファンケル=横浜)
- 無印良品(良品計画=東京)
- 〈アパレル部門〉
- ベストセラー賞
- 〈敢闘賞〉
この一年健闘したSCとして渋谷109パート1、ラフォーレ原宿が受賞。このほか天王寺ミオ、HEPファイブ、名古屋パルコ、ギャレ大阪、東京ベイららぽーと、横浜ポルタ、新宿ミロード、マイシティがノミネートされ、市場の変化に合わせて的確な改装を続けていると評価された天王寺ミオが入賞した。 - 〈コンセプト賞〉
渋谷109パート1と玉川高島屋SCが入賞。わずかの差で名古屋パルコとラフォーレ原宿原宿店、ほかに柏高島屋ステーションモール、渋谷パルコ、ランドマークプラザ、ギャレ大阪、ベルシティ(イオン鈴鹿SC)、パル(江釣子SC)が候補に挙がった。
パルコを代表して名古屋パルコが入賞した。都心部の再活性化にこだわる姿勢と、昨年新興勢力を集積した南館を開業、テナントの出店投資が少なくてすむ「歩率方式」を採用したことも好感をもたれた。 - 〈CS賞〉
「CS(顧客満足)を高めるSCの取り組みが、ますます重要になる」と見るテナントが増えている。入賞は141、キャナルシティ博多、ギャレ大阪、新宿ルミネ、ラスカ。新宿ルミネは候補になった横浜ルミネ、大宮ルミネを代表して受賞した。
ほかの候補はマイカル明石、コリドーモール、玉川高島屋SC。また、アトレ恵比寿は「テナント従業員が気持ちよく働けるようにバックスペースを充実している」として評価された。 - 〈新人賞〉
大都市の一等地に誕生したフラッグスとHEPナビオ・HEPファイブ、最大級のアウトレットモールの横浜ベイサイドマリーナショップス&レストランツが受賞した。 これら施設は昨年開業したばかりだが、フラッグスとHEPは当初から売上高、販売効率とも国内SCのトップクラスに。横浜ベイサイドマリーナに出店した複数のテナントは、開業三~四カ月で年間売り上げ目標を上回ったという。 - 〈イノベート賞〉
入賞は、経営姿勢の一貫性がSC改革に必要と目された玉川高島屋SC、定期借地権を活用した横浜ベイサイドマリーナ、人口密集地での新型SCのサンストリート亀戸。ほかにパルコ、ルミネ、オーパの各グループが候補に。パルコは、東京でヒットしているブランド(ショップ)の中で資金力のないものを地方都市で展開する取り組みを進めている。地方都市の優れた専門店に、話題のブランドの運営を任せる方式だ。
ルミネは、改めて駅ビルという立地の優位性を発揮しようと、「ノンセックス、ノンエージの生活支援型施設」などへの転換を進めている。
オーパは、変化対応力をつけようと基本契約期間を六年から三年に短縮、さらに施設の一等地を半年ほどの超短期の契約スペースに変更中。この場所でシーズン商品やモチベーション商品を絞って扱い、集客力向上をねらっている。 - ベストセラー賞
ユナイテッドアローズ、セクシー系ファッションのリード役「ラブボート」「セシルマクビー」、ストリート系で好調を維持する「ヒステリックグラマー」、高効率を死守する頼れる大人服店「銀座マギー」、関西を拠点にした品ぞろえ店「ルシェルブルー」は高い効率で売り上げを伸ばした。
この六店を含めノミネートされたのは九十六。海外発やSPA(製造小売業)、メーカーのワンブランドショップに交じってレリアン、三愛グループ、キャビン、鈴屋、チェック商会、あぶち、メルス、東京販売代行、ピーアンドエム、もくもく、パルグループなど専門店の健闘がひかる。 - 新人賞
海外SPAの「ギャップ」、マルキューファッションの上位店「ココルル」、OL市場で健闘した品ぞろえ店「セプトディーン」が選ばれた。候補にあがったのは五十九。移り変わりの激しいティーン、ヤングを対象にしたもの中心で、メーカーのワンブランドショップが圧倒した。このほかでは「無印良品」に加え、「ギャップ」「L・L・ビーン」など海外の大型店や「トリッペン」「ステューシー」などの旬のブランド、「ロキシー」ブランドで伸びた「ナ・パリ」など話題のブランド、ショップがずらりと並んでいる。 - カムバック賞
「スーパーラヴァーズ」と「ロイスクレヨン」は昨秋からの市況悪化をもろともせずに業績を回復した。
前者は中学生に下がった対象年齢の引き上げに成功して元気を取り戻したうえ、英国の若者の間に広がる日本ブランドブームに乗ってロンドンに出店した。後者は、市況が低迷するOL、キャリア、ヤングママを対象にしながらも昨年後半から伸びている。
候補には、和議申請から復調した鈴屋のほか、昨十二月に株式を公開したナイスクラップ、ベーシックなラインで伸びるトゥモローランド、109の中で他店にない商品を短期供給して浮上した「エゴイスト」、DCの「A・T」など三十六店が名を連ねた。 - プロポーズ賞
ファッション部門で「チャオパニック」「ナチュラルビューティ・ベーシック」「ビームス」「ムラサキスポーツ」の四つ、非ファッション部門で輸入服飾雑貨主体のアッシュペー・フランス、輸入アクセサリーの「フォリ・フォリ」、活発な業態開発で生活総合提案に磨きをかけるサザビー、健康関連商品も含めたファンケルが輝いた。特にビームスはユナイテッドアローズをわずかの差で押さえて最高票を集めた。
異業種では、介護・育児のほか、セラピーやヒーリングからペットショップまで広がるヘルス&ビューティーといやしの集積、ガーデニングなどが新しい売り場を予感させる。
第9回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
<第9回テナントが選ぶディベロッパー大賞 大賞はルミネ新宿 2年連続 敢闘賞は全国8施設
2007/03/29
SCやファッションビル、駅ビルなどの商業施設は年々、数を増やすとともに小売業に占める売上高比率を上げ、ファッションビジネスの成長にとって重要な役割を担っている。繊研新聞社が商業施設のディベロッパーとテナントがともに発展・成長することを目的に「ディベロッパー大賞&テナント大賞」を創設、優秀な商業施設とテナントを表彰してきた。今回は第9回目となり、06年1~12月までの期間を基本に大賞及び各部門賞を選出した。「テナントが選ぶディベロッパー大賞及び各部門賞」にはテナント195企業・店(業態、ブランド)、商業施設関係コンサルタント8社からアンケートおよび聞き取り調査を行った。また、「ディベロッパーが選ぶテナント大賞及び各部門賞」にはディベロッパー210企業・施設、コンサルタント8社から協力を得た。ディベロッパー大賞には前回に続いて「ルミネ新宿」(企業名ルミネ)、テナント大賞に「イング」(イング)が輝いた。
調査方法と選考経過
全国の駅ビル、SC、地下街などの商業施設に出店している専門店、メーカー直営店やコンサルティング会社などに、取材またはアンケートを行い、施設ごとに評価してもらった。調査対象期間は原則として06年1~12月だが、やや柔軟に対応した。調査項目は(1)売り上げの好調が目立ち、高く評価できる施設(2)ここ1年前後の間に開業し、健闘が目立つ(3)コンセプトや理念の明確さ、運営の一貫性などが評価できる(4)CS(顧客満足)、ES(従業員満足)やサービス、環境整備などでの評価(5)新規に入りたい――など。
得票数を集計、マイナス評価の項目などを勘案し、繊研新聞社の取材に基づく独自の判断も加えて各部門賞と特別賞(話題賞)を選んだ。今回からES賞、カムバック賞を新設した。その中から大賞を決定した。
第9回ディベロッパーが選ぶテナント大賞 ベストセラー常連「イング」が大賞 得票は分散化の傾向
2007/03/29
ディベロッパーが優秀なテナントを選ぶ「第9回テナント大賞」は各賞8部門、31テナントが選ばれ、この中から大賞は「イング」に決まった。各部門で常連組が入賞するなど、力のあるショップが安定的評価を得ているが、前回同様、得票は分散化傾向にあり、今後の顔ぶれの変化も予感させる。
調査方法と選考経過
全国の駅ビル、ファッションビル、地下街など有力商業施設を運営しているディベロッパーやコンサルティング企業などに、取材またはアンケートを行い、テナントを評価してもらった。対象期間は、原則として06年1~12月だが、やや柔軟に対応した。衣料、雑貨などファッション系を中心としつつも、関連業種にも対象を広げた。
調査項目は(1)「坪効率が平均以上で、売り上げの目立った」テナント(2)「ベストセラーに次ぐ健闘」(3)「ここ1、2年のうちにデビューし、健闘が著しかった」(4)「小規模でも個性的な存在感が光った」(5)「急回復が目立った」(6)「テナントとして入って欲しい」――など。
得票を集計し、取材に基づく繊研新聞社の独自判断なども加味して各部門賞を選び、その中から大賞を決定した。
第8回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第8回テナントが選ぶディベロッパー大賞 大賞はルミネ新宿
2006/03/29
SCやファッションビル、駅ビルといった商業施設は全国で約2700カ所、売上高約27兆円、小売業に占める売上高比率も20%超(いずれも日本SC協会調べ)と、年々、規模を膨らませている。商業施設は消費者の生活の質向上に大きな役割を担う一方で、施設間の同質化が進み差別化戦略が強く求められている。また、「まちづくり3法」の見直しが論議されている中、増加傾向にブレーキがかかるのか、いずれにしろ大きな転換期に差し掛かっていることは事実だ。商業施設が顧客ニーズを満たし、ディベロッパーとテナントが共に発展することを目的に創設した「ディベロッパー大賞&テナント大賞」も今回で8回目となる。今回はテナント230企業・店(事業部、ブランド)、コンサルタント5社からの協力でディベロッパー大賞及び各部門賞が決まった。また、ディベロッパー225企業・施設、コンサルタント5社からの協力でテナント大賞及び各部門賞を選出した。部門賞の中から最終的にディベロッパー大賞に「ルミネ新宿」(企業名ルミネ)、テナント大賞に「ローリーズファーム」(ポイント)が輝いた。
第8回ディベロッパーが選ぶテナント大賞 大賞は「ローリーズファーム」
2006/03/29
ディベロッパーが優秀なテナントを選ぶ「第8回テナント大賞」には、33の各部門賞が選ばれ、この中から大賞はポイントの「ローリーズファーム」に決まった。今回は全体的に票が分散する傾向にあり、僅差で受賞を果たしたところも少なくなかった。また、雑貨関連のテナントの浮上も目立つ。
第7回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第7回テナントが選ぶディベロッパー大賞
2005/03/30
大賞は渋谷109 ルミネに特別賞 生活の質向上に役割
SCやファッションビル、駅ビルなどの商業施設がファッションビジネスの発展ばかりでなく、生活の質向上において重要な役割を担うようになってきた。国内のSC数は2700カ所、総売上高27兆円に迫る規模(日本SC協会調べ)となり、年々、増加傾向にある。顧客ニーズの変化につぶさに対応するためには、ディベロッパーとテナントの共生関係や双方向型の情報交流は欠かせない。98年度を第1回目とした「ディベロッパー大賞&テナント大賞」は7回目を数える。今回はディベロッパー176施設・企業、コンサルタント会社12社にテナントの各部門賞、テナント206企業、店、ブランド、事業部を、コンサルタント会社11社からディベロッパーの各部門賞をそれぞれ選んでもらった。部門賞受賞者からディベロッパー大賞には「渋谷109」、テナント大賞にセシルマクビーが、ともに2回目の受賞となった。
第7回ディベロッパーが選ぶテナント大賞
2005/03/30
大賞は「セシルマクビー」 ポイントに特別賞 幅広い業種業態を評価
ディベロッパーが優秀なテナントを選ぶ「第7回テナント大賞」には、延べ300を超えるテナントが推薦され、32が各部門賞に選ばれた。今回からキラリ賞及びプロポーズ賞にファッション関連部門を新設し、規模の大小を問わず、ファッションを切り口とした幅広い業種業態を評価することにした。これらの中から、大賞には「セシルマクビー」が輝き、特別賞に「ローリーズファーム」など有力ブランドを持つポイントが企業として選ばれた。
第6回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第6回テナントが選んだデイベロッパー大賞
2004/03/30
上質さに高い評価の玉川高島屋SC 敢闘賞に売り上げ順調な4施設 渋谷109、ダイヤモンドシティ・テラス、HEPファイブ、ルミネ新宿店
SCやファッションビル、駅ビルなど商業施設がファッションビジネスの発展に大きな役割を担っている。ディベロッパーとテナントの共生関係を保ちつつ、双方が健全に発展することを目的に98年度を第1回目とした「ディベロッパー大賞&テナント大賞」は、今回で第6回目を数える。今回はディベロッパー164施設・企業とテナント206企業及びブランド、事業部、コンサルタント企業16社の合計386社・施設・店に調査した。その結果、「テナントが選んだディベロッパー大賞」には「玉川高島屋ショッピングセンター」が輝いた。このほか、敢闘賞に4施設、コンセプト賞3施設、イノベート賞4施設、CS(顧客満足)賞3施設、新人賞3施設、プロポーズ賞4施設、特別賞にイオンモールが企業として選ばれ、大賞を含め合計(重複を含む)23施設・企業が高く評価された。
第6回ディベロッパーが選んだテナント大賞
2004/03/30
総合力でUAに大賞 特別賞「ローリーズファーム」「セシルマクビー」
ディベロッパーが優秀なテナントを選んだ「第6回テナント大賞」には延べ300近い業態が推薦され、うち25が各部門賞(特別賞2)に選ばれた。その中から、多様な開発を進めるユナイテッドアローズ(重松理社長)の主力業態「ユナイテッドアローズ」(UA)が大賞に輝いた。不況下でも確実な集客と売上高が期待できる大型有力テナントのほか、小粒でもキラリと光り、他と差別化できて、時代を切り開く新鮮な業態が求められている。
第5回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第5回テナントが選んだディベロッパー大賞
2003/03/31
増収続けるルミネ新宿店 新人賞に丸ビル 話題、集客で群抜く
ファッションビジネスの発展に商業施設(SC)が果たす役割がいっそう大きくなっている。昨年の「丸ビル」(東京・丸の内)の開業を皮切りに、東京・汐留や六本木、品川、大阪・梅田など大都市中心部で大型複合開発が進んでいるが、商業施設は要の一つとして位置付けられている。今後、専門店集積型の商業施設に対する期待はますます高まってくることは確かだ。テナントとディベロッパーの健全な発展を目的に、98年度を第1回目にした「ディベロッパー大賞&テナント大賞」も今回で第5回目を数える。この間、ディベロッパー大賞及び各部門賞で40近い施設(企業)、テナント大賞及び部門賞で60を超えるブランド(ショップ及び企業)が選ばれた。今回は「テナントが選んだディベロッパー大賞」に「ルミネ新宿店」が輝いた。JR東日本の駅ビルの要となるルミネの中でも、新宿店は中心となる存在だ。年間で全体売り場の10%以上を改装するなど業種業態改革に積極的に取り組むとともに、CS(顧客満足)活動などサービスと施設環境改善に積極的に取り組んでいる点が大きく評価された。
02年の商業施設は、繰り返した改装も効果にばらつきがあったり長続きしなかったりと、全般的に厳しさが漂った。その中で「第5回テナントが選んだディベロッパー大賞」には、天候や社会的要因に左右されないで高い販売効率で増収を続けたルミネ新宿店が選ばれた。同じく連続増収のルミネ横浜店も候補に挙がった。
敢闘賞のHEPファイブ、コンセプト賞のディアモールは前回に続く同部門の受賞。CS賞のルミネは、企業の総合力が評価された。アトレ恵比寿、141は前回のコンセプト賞に続き、出店したい企業が増加してプロポーズ賞に選ばれた。イノベート賞の岡山一番街は初の受賞で、数少ない地下街。流動客の多い好立地に頼らない革新性が評価された。サンストリートは、販促イベントのソフトを他施設に販売するという、どこにもまねのできない発想が評価された。
新人賞の丸ビルは、話題性、集客力、業績などが予想をはるかに上回り、断トツの強さで選ばれた。ダイヤモンドシティテラスは、CS、街づくりの評価も高かった。サンエー那覇メインプレイスは、消費低迷が深刻な沖縄で健闘する異色の新人。
特別賞は、小粒でも光る施設、ぶれないコンセプトが一貫している施設に贈られた。イオンモールは複数の施設が得票しており、特に地域に貢献する視点が評価された。渋谷109は、話題性に加え増収を続ける実績も高く評価された。ラスカは地方の単独駅ビルながら、都心ビルのお手本にもされるCS活動が評価された。
2003/02/27
第5回ディベロッパー大賞&テナント大賞 「コンセプトと鮮度」に評価
消費が低迷する中で、SCのビジネスのあり方が改めて問われている。ディベロッパー、テナントとも、売り場、顧客を起点にコンセプトの明確化と鮮度を評価ポイントとしていることが、繊研新聞社が実施した「第5回ディベロッパー大賞&テナント大賞」の企画で明らかになった。
300を超える全国のSC、テナントおよびコンサルティング企業へのアンケート調査と取材をもとに選出した。各賞の入賞テナント・施設(企業)は別表の通り。3月31日には、この中から「ディベロッパー大賞」「テナント大賞」が選ばれる。
なお、今回は発足以来5年目を迎えることから、「5周年記念賞」を設け、総合評価に基づく「特別賞」も拡充した。
〈ディベロッパー大賞〉
テナントはディベロッパーに対して個性と集客力を求め、特徴・名物づくりと鮮度を意識して絶え間のないリニューアルに取り組む姿勢などを評価基準にしている。開発時だけでなく、運営全般にわたってのコンセプトの明確さや革新性、テナントと一体となったCS(顧客満足)への取り組みに優れたディベッロッパーに評価が集まった。
特別賞には、ヤングファッションを発信し続けてきた渋谷109、CS政策で評価の高いラスカ、全国各地に話題のSCを開発してきたイオンモールがそれぞれ選ばれた。
新設の5周年記念賞は、今回も含めて3回以上入賞の施設・企業の中から、市場への貢献度など総合的な評価から選ばれた。
〈テナント大賞〉
売れ筋を追求するあまり、同質化への懸念が高まる中で、ディベロッパーはブランドの個性や世界観を表現し、他の商業施設と差別化できるテナントを強く求めている。
カムバック賞にはワンポイントマークのアーノルド・パーマー、北海道を拠点に再浮上への動きが目立つアルファベットクラブなどが入った。
5周年記念賞には、5年連続で特別賞・ベストセラー賞に輝いたセシルマクビーのほか、ベイクルーズ、ユナイテッドアローズが、全社的な高水準の力量を評価された。
テナントが選んだディベロッパー賞入賞施設、企業
第5回ディベロッパーが選んだテナント大賞
2003/03/31
絶好調の「セシルマクビー」 カムバック組の健闘がめだつ
ディベロッパーが優秀なテナントを選ぶ「第5回テナント大賞」には200を超える有力候補が挙がり、22のテナント(企業)が各部門賞に選ばれた。その中から、ここ数年来、抜群の「高位安定」を誇る「セシルマクビー」(デリカ)が大賞に輝いた。この企画は今年で5回目を迎え、特別に「5周年記念賞」を設けた。これまでに4回以上、何らかの賞を受けたテナントの中から、市場への貢献が著しかったセシルマクビーのほか、複数の業態で若者ファッションをリードし続けたベイクルーズとユナイテッドアローズが選ばれた。
ディベロッパーが選んだテナント賞入賞店、企業
《大賞》
《部門賞》
第4回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第4回テナントが選んだディベロッパー大賞
2002/03/28
玉川高島屋SCに 「出店したい」で群抜く
敢闘賞 ラフォーレ原宿/HEPファイブ/ららぽーと 「顧客主義」徹底に評価基準
業績が下降傾向にあった商業施設も、積極的な改装などが功を奏して前年を超えるところが増えるなど、ようやく回復の兆しも見えてきている。繊研新聞社は、テナントとディベロッパーの健全な成長と発展を目的に、一九九九年を第一回として「ディベロッパー大賞&テナント大賞」を実施している。今回は四回目で、テナント及び商業施設に携わるコンサルタント企業など計百三十六社からのアンケート調査と聞き取り調査を行い、東京・世田谷の玉川高島屋SC(ショッピングセンター)が大賞に選ばれるなど、二〇〇一年度「テナントが選んだディベロッパー大賞」各賞の受賞施設及び企業が決まった。玉川高島屋SCは一九六九年の開業以来、一貫して高品位なテナントを集め、上質なサービスを提供する商業施設として、新人賞を除く各部門で高い評価を集めた。また今回から、テナントが入りたい商業施設を選ぶ「プロポーズ賞」を新設した。商業施設の事業が大きな転換期を迎えている中で、テナントはディベロッパーに対し、まず消費者の目線を機軸に「顧客主義の徹底」を評価する傾向が強まっている。明確なコンセプトをもって時代性を先取りするMD(マーチャンダイジング)とプロデュース力、さらにはCS(顧客満足)やES(商業施設で働く従業員満足)の取り組み、効果的な販促・宣伝をもとにした集客力などを評価の基準にしている。
第4回ディベロッパーが選んだテナント大賞
2002/03/28
ユナイテッドアローズ 躍進目立ち受賞 ベストセラー賞にセシルマクビー
ディベロッパーが優秀なテナントを選ぶ「テナント大賞」には、二百を超える中から十九テナントが各部門賞に選ばれた。その中から大賞には「ユナイテッドアローズ」(UA)、「UAグリーンレーベル・リラクシング」などで躍進著しいユナイテッドアローズ(重松理社長)が輝いた。不況下でも健闘している商業施設は集客力が高く、好業績が見込める有力テナントのほか、個性的で、ファンづくりの上手な差別化ブランドなど、時代をリードする新鮮な業態を求めている。
《大賞》 ユナイテッドアローズ・グリーンレーベル・リラクシングなど
各部門賞に選ばれた十九のうち、最終段階まで大賞を競ったのはユナイテッドアローズのほか、デリカの「セシルマクビー」など。このうち、ユナイテッドアローズは、とりわけ昨秋以降、前年同月比で三~四割増と、カムバックの域をはるかに超えて快進撃が続いており、ベストセラー賞の有力候補にもなった。
また、各種新業態の開発も活発で、総合的に評価が高く、他を引き離して大賞に輝いた。
なお、特別賞は今年度は選ばなかった。
《部門賞》
第4回ディベロッパー大賞&テナント大賞 「消費者の目線」に評価
2002/03/05
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個人消費が低迷する中でSC(ショッピングセンター)ビジネスが転換期を迎えている。ディベロッパーとテナントはともに消費者に目を向けた政策と個性を「集客力」の評価基準にしている。繊研新聞社がこのほど実施した第四回「ディベロッパー大賞&テナント大賞」の企画で明らかになった。二百社(店)を超える全国のディベロッパーとテナントからアンケートと聞き取り調査を行った。入賞者の中から「ディベロッパー大賞」と「テナント大賞」を選出する。 |
《テナントが選んだディベロッパー賞入賞施設》
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第3回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第3回ディベロッパー大賞&テナント大賞決まる
2001/03/30
第3回ディベロッパー&テナント大賞 「ルミネ」と「ベイクルーズ」に 特別賞に「ららぽ~と」など
繊研新聞社の第三回「ディベロッパー&テナント(D&T)大賞」企画の大賞受賞者が決まった。テナントが選ぶ「ディベロッパー大賞」にはルミネ、ディベロッパーが選ぶ「テナント大賞」にはベイクルーズが輝いた。ベイクルーズは二年連続の受賞。
ディベロッパー大賞ではディアモール大阪とTOKYO-BAYららぽーとが最後まで競り合った。ディアモールは、地下街という制約の中で新業態を積極的に導入する姿勢が評価され、ららぽーとは昨年開業した「ららぽーと3」が注目を集めた。
それでも最後は、首都圏のターミナル立地の優位性を発揮するため、食関連や雑貨などを充実する一方、個性的なファッションテナントを導入して集客力を高めてきたルミネの総合力が評価された。ディアモールとららぽーとは特別賞を受賞した。
テナント大賞では、ベイクルーズの得票数が二位以下を大きく引き離した。「ジャーナルスタンダード」「スピック&スパン」のほか「エディフィス」「ドゥーズィエム・クラス」「イエナ」にも票が入り、総得票は三十一票。それぞれ違いが明確で、個性的な多数の業態の開発力、運営力が支持を集めた。
大賞は逃したものの、デリカの「セシルマクビー」が特別賞。第一回から三回連続してベストセラー賞に選ばれており、厳しい環境下での持続的な成長力が抜きん出ている。
2001/03/30
【第3回テナントが選んだディベロッパー大賞】 総合点でルミネに大賞 「取り組み本気度」が評価 特別賞=ららぽーと、ディアモール
テナントが優秀なディベロッパーを選ぶ「ディベロッパー大賞」には、各部門賞に十五施設が選ばれ、その中から大賞にルミネ、特別賞にTOKYO-BAYららぽーと、ディアモール大阪が選ばれた。今回から、選考対象は個別の施設だけでなく、テナントからの評価を反映して複数の施設を持つディベロッパー企業も含めることを明確化した。テナントが評価するディベロッパー像は(1)コンセプトが明確で一貫しており集客力がある(2)旬なテナントの導入に機敏である(3)保証金や家賃、共益費などのコストが低く、かつイメージの高い施設環境を整備しているなどが挙げられる。中でも物販重視ではなく、文化発信性の強い時間消費型施設への期待が高い。
《大賞》 部門賞に輝いた十五施設の中から大賞に選ばれたのはルミネ。ディベロッパー企業としては初の大賞。積極的な改装や店舗の入れ替えを行い、コンセプトの明確さや業務革新のスピードの速さ、クレーム対応などCS(顧客満足)向上や環境問題への取り組みなどが総合的に評価された。出店テナントの多数が「売り上げ好調施設」に挙げており、出店していない企業からも、都心ターミナルビルの利便性が再認識され、出店したい施設の上位に挙がる。業務革新やCS向上を柱にした「ニュールミネ計画」を立案、実行するトップのリーダーシップへの評価も高く、「取り組みが本気」との声が多い。
《特別賞》 単独施設としての評価が最も高かったのがTOKYO-BAYららぽーと。都市郊外の本格的大型SC(ショッピングセンター)として、国内外のあらゆる“パワーテナント”と、独自に発掘した“ホットテナント”でバランスよく構成。広い駐車場を備えて広域からの集客を誇る。昨年開業した「ららぽーと3」は、国内外の話題のテナントを多数集め、カップルやヤングファミリーといった新しい客層を獲得した。 首都圏以外の施設で初の特別賞に輝いたのは、ディアモール大阪。地下街という制約の中でストリート発想の施設環境を整備し、独自の新業態を数多く導入してきた。駅前立地の通行客の多さからOLに対象を絞り、常に新しい提案を欠かさないことから、「躍動感がある」との評価が高い。
《部門賞》
〈敢闘賞〉 商業施設全般の売り上げが低迷する中で、首都圏の駅ビルが健闘した。アトレ恵比寿は、開業二年目から二十七カ月連続で前年実績を達成し、「首都圏における数少ない成功例」といわれる。テナント教育を優先課題に取り組み、説得力のある業績分析にも定評がある。
〈コンセプト賞〉 施設の性格や方針、対象を明確に持つ企業、ビルが受賞した。東神開発は、時代変化を先取りしながら、地域特性を見据えた店舗構成や施設環境の整備を進め、他施設の手本にもなる環境問題への取り組みなど、一貫した企業姿勢への評価が高い。あらゆる分野のテナントから評価され、出店希望も多い。イムズは、独創的な販促手法とテナントと一体になった運営が評価された。テナントからは、「どんなに細かいことも報告、指導してくれる」との声が。クレアーレは、ブランドのミックス感と客層が一致しており、「名古屋地区で唯一のこだわりが感じられる施設」との評価が高い。
〈CS賞〉 顧客満足向上のため、本気の取り組みを継続しているギャレ大阪、ファッションドーム141(イチヨンイチ)が三回連続で受賞した。ギャレは、施設規模の制限がありながらも、女性トイレの増設などコンセプトのある環境作りで評価が高まった。141は、施設環境の整備から顧客サービスまでが一貫しており、環境問題やIT(情報技術)への取り組みも評価の対象となった。HEPファイブは、エンターテインメント性も取り入れた顧客サービスが話題を呼び、「テナントに対してもルールがきっちりしている」との声も。
〈新人賞〉 様子眺めのテナント企業も含めて注目を集めたのが、御殿場プレミアム・アウトレット。外資系の本格的アウトレットモールとして、今後の複数展開から目が離せない。イオン岡崎ショッピングセンターは、二核一モールのそれぞれが差別化され、相乗効果を上げた好例。環境問題への対応やアメニティー機能への評価も高い。
〈イノベート賞〉 ヴィーナスフォートは、従来にない施設コンセプトから、話題性、集客力とも依然として評価が高く、イベント事業などテナント賃料外収入獲得のための取り組みが注目される。天王寺ミオは、これまでのCS活動に加え、テナントと一体となった施設ロイヤルティー向上のための取り組みが評価された。万代シテイビルボードプレイスは、昨年末増やしたビルボードが独創性を発揮し、テナントの入れ替えも頻繁に行っている。
〈次点施設、企業〉 選考過程で惜しくも受賞にもれたのは、今秋の「ディズニーシー」開業で期待のかかるイクスピアリ、コンセプトの明確さが評価されるフープ、今春の改装後が注目されるラフォーレ原宿、昨秋から回復基調の渋谷109、ヤング向けコンセプトが一貫している新宿ミロード、出店テナントが出足好調なカルフール、有力ショップの導入が評価された天神コア、CS活動への評価が高い平塚駅前ビルのラスカ、都市型駅ビルを目指し昨秋改装した仙台駅ビルのエスパルが挙がった。
2001/03/30
【第3回ディベロッパーが選んだテナント大賞】 高得票でベイクルーズ 特別賞はセシルマクビー
ディベロッパーが優秀テナントを選ぶ「テナント大賞」には、二百を超える中から十七テナントが選ばれ、大賞にベイクルーズが、特別賞に「セシルマクビー」(デリカ)が輝いた。健闘している商業施設は、個性的で顧客作りのうまい“ホットテナント”、集客力が高く、好業績が見込まれる“パワーテナント”など、時代のニーズを掘り起こす新業種を求めている。
《大賞》
各部門賞に輝いた十七のうち最終審査で大賞候補に絞られたのは、ベイクルーズとセシルマクビー。なかでもベイクルーズは「ジャーナル・スタンダード」や「スピック&スパン」、メンズの「エディフィス」など複数の業態で票を集め、他を大きく引き離して大賞に決まった。とくに今回は「ドゥーズィエム・クラス」「イエナ」などにも票が入り、業態が広がった。
ベイクルーズの各業態はディベロッパーにとっては安定した売り上げが見込めるうえ、コンセプト、スタイリング提案の点でも明確で分かりやすく、「ライフスタイル提案力も高い」と評価され、導入を希望する施設が増えている。
《特別賞》
大賞は逃したものの「特別賞」に輝いたセシルマクビーの売り上げは三〇%の伸び。過去二回とも「ベストセラー賞」を受賞しており、快進撃を続けている。
《部門賞》
〈ベストセラー賞〉
多くのテナントが個人消費の伸び悩みや景気後退、客単価の下落などで売り上げを落としているなかで、売り上げが伸び、高効率を維持しているテナントは少なかった。その中から「ベストセラー賞」にはベイクルーズ、セシルマクビーと、「大賞」「特別賞」に輝いた二店が入った。
セシルマクビーの評価も抜きん出ている。三・三平方メートル当たりの月商が数年にわたって百二十万円超を続けている店もあり、「ブームを超えた」との見方まで出ている。
コア客を明確にしてニーズを掘り起こし、品ぞろえを柔軟に変えていく手法、コート、スーツなどのパワーアイテムの集中投入など高効率を支える仕組みを持っているのが強みだ。
〈敢闘賞〉
「敢闘賞」は売り上げが順調であることはもとより、品ぞろえ、顧客政策などを勘案して総合ポイントで評価した。受賞したのはアッシュ・ペー・フランス、サンエー・インターナショナル、パルグループ、ルシェルブルーの四社。
サンエー・インターナショナルは「ナチュラルビューティーベーシック」「ピンキー&ダイアン」など複数の業態への得票が多かった。ほかの三専門店の業態開発と手法や経営方向は異なる。アッシュ・ペー・フランスは非アパレルを含む多様な業態開発や海外工場の買収、海外出店など多彩な事業展開が特徴である。
パルグループは、新業態を次々と独立させる経営で多くの成功業態を作っている。ルシェルブルーは「専門店として売り方や打ち出しのうまさが目立つ」と評価された。「品質やテーストにこだわっており、可愛い女の子が見逃せないショップになりつつある」という声もある。
〈新人賞〉
今回は対象にノミネートされた候補が少なく、新規に立ち上がって成功したブランドが不作だったことを物語っている。
多くのディベロッパーが挙げたのは「自店に今年、導入して伸びたテナント」で、既存業態がほとんどだった。その中にあって唯一、得票を伸ばしたのが「アースミュージック&エコロジー」(クロスカンパニー)。デビュー二年、店舗数はまだ少ないが、ラフォーレ原宿の別館フォレットに出店して脚光を浴びた。商品はベーシックだが、明確なコンセプトをもち、生産背景にも特徴がある。
〈カムバック賞〉
「クレイサス」(東京ブラウス)、「ビッキー」「クィーンズコート」(ビッキー)をはじめとした“神戸エレガンス”が、不況にもめげず復活した。いずれもブランド誕生から十数年たつが、名古屋、関西から火がついて好調な売れ行きを示した。今春夏も勢いが続いている。
〈プロポーズ賞〉
ファッション部門では「ベルブードワァ」(鈴屋)、ユナイテッドアローズ(UA)、「インタープラネット」(オリゾンティ)、「ヒステリックグラマー」「オゾンコミュニティ」(オゾンコミュニティ)がきん差で並んだ。
このうちUAは第一回の「大賞」、第二回の「プロポーズ賞」に続く連続の受賞。「UAグリーンレーベルリラクシング」への期待も強い。
「ベルブードワァ」も昨年度の「カムバック賞」に続いての受賞。三十代の専業主婦を対象にした新業態も開発し、出店依頼が増えている。オゾンコミュニティも第一回の「ベストセラー賞」を獲得しており、地方都市にある商業施設からの出店要望を背景に一年ぶりの復活入賞となった。
次点候補には「ワンウェイ」「ユニクロ」「シップス」「ステューシー」などが入った。
非アパレル、異業種部門では、シューズの「ABCマート」、化粧品やバラエティー雑貨の「ソニープラザ」、ファッションジュエリーを中心にした「フォリフォリ」、婦人靴とバッグの「ビバ・サーカス」などのモード・エ・ジャコモ、メンズバッグを中心に「クラチカ」などの人気店を出店する吉田が受賞。「スターバックスコーヒー」や化粧品の「ファンケル」、高級食品スーパー「成城石井」なども候補に挙がった。
第3回ディベロッパー大賞&テナント大賞 「時代先取りと個性」重視
2001/03/07
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個人消費の低迷や商業施設の相次ぐ新規開業の下で、SC(ショッピングセンター)のディベロッパーとテナントは、商業施設に対して(1)一貫した経営理念を持ち(2)時代性を先取りしたMD(マーチャンダイジング)によって個性を発揮(3)集客力のある施設--が生き残りの条件と見ている。繊研新聞社の第三回「ディベロッパー大賞&テナント大賞」の企画で明らかになった。 |
《テナントが選んだディベロッパー賞入賞施設》
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第2回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第2回ディベロッパー大賞・テナント大賞
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2000/03/29 21世紀示唆する 〔特別賞〕 今回の調査では、ヴィーナスフォートに続いて渋谷109とフラッグスも高い評価を得た。渋谷109から発信される「マルキューファッション」は全国規模で広がりを見せた。とくに「マルキュー現象」とも言われたように、全国の商業施設で渋谷109に入っているテナントの導入が進み、九九年も「マルキュー旋風」が吹き荒れた。「カリスマ販売員」という言葉もここから生まれ、社会現象の一つとなった。 またフラッグスは、国内最大の乗降客がある新宿駅に隣接するという好立地を生かしながら、年間売り上げ目標を大幅に突破するなど快進撃を続けている。ギャップやサザビーグループ、ユナイテッドアローズ、シップスなど有力専門店を大型売り場で導入し、販促などはテナントの独自性に任せるといったユニークな運営方法をとっていることが、国内外の専門店に評価された。これらの店舗では三・三平方メートル当たりの月売上高も、それぞれの専門店の中でトップクラスだ。フラッグスの店作りを、全国の商業施設が参考にするケースが増えていることも見逃せない。 売れ行き順調 《コンセプト賞》 コンセプトを絞り込んで商業施設の性格を明確にしているヴィーナスフォートや渋谷109に加えて、ディアモール大阪とイムズが選ばれた。イムズは福岡天神地区の商業施設間競争の中で、情報発信機能を重視した基本コンセプトで脱同質化を図り、一昨年から進めてきた新規テナント導入と既存有力店の売り場拡張などで売り上げが回復基調にある。ディアモール大阪もコンセプトの明確さが評価されるとともに、昨年十二月から全館ベースで売上高が前年水準を上回っている。 環境と人に優しい 《新人賞》 ヴィーナスフォートのほか、アウトレットモール施設のマリンピア神戸ポルトバザールが受賞した。三井不動産はアウトレットモールの開発に積極的で、マリンピアは三カ所目。 《イノベート賞》 柏高島屋ステーションモール、パルコ、東京ベイららぽーとが革新性を評価された。柏高島屋、ららぽーととも「生活圏マーケット」として都心部に劣らない有力専門店を導入し、地域に貢献している点が評価された。またパルコはここ一年、大型テナントや先端的売り場を導入するなど積極的な改装を実施しており、大型売り場の導入などで新しいパルコ像を構築している。 |
第2回テナントが選んだディベロッパー大賞 (※=カッコ内は社名および本社所在地) |
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2000/03/29 〔大賞〕 部門賞に輝いた十七の中から、二位に水を開けてベイクルーズが大賞に輝いた。同社は婦人服のセレクトショップ「スピック・アンド・スパン」「ジャーナル・スタンダード」「イエナ」、メンズの「エディフィス」などを出店しているが、このうちスピック・アンド・スパンとジャーナルスタンダードに票が集まった。
〔部門賞〕
《敢闘賞》
今回から新たに設けた敢闘賞は、売り上げが好調で、品ぞろえ、客づくりの根強さなどを加味した総合的なポイントで上位店を選んだ。
《新人賞》
ワールドの「クードシャンス」と、熊本が本社の「ベイブルック」が選ばれた。 《カムバック賞》
鈴屋の「ベルブードワァ」は市況環境が悪い中で、企業再建中という逆境をものともせず元気だった。 《プロポーズ賞》
アパレル部門では「ギャップ」「グレース」「シップス」「ユナイテッドアローズ」と、話題のテナント四店が輝いた。 |
第2回ディベロッパーが選んだテナント賞 (※=カッコ内は社名および本社所在地) |
第1回 ディベロッパー大賞・テナント大賞
第1回・テナントが選んだディベロッパー大賞
1999/03/25
大賞は渋谷109パート1 特別賞は玉川高島屋SCとラフォーレ原宿原宿店 求められる経営理念 「一貫性」が集客の力
商業施設(SC=ショッピングセンター)に出店しているテナントは、SCに独自の集客力を強く求めていることが、繊研新聞社が行った「テナントが選んだ第一回ディベロッパー大賞」調査で浮き彫りになった。集客力には、ディベロッパーのコンセプトや理念の一貫性、地域に密着した取り組みが重要との指摘である。また「テナントとの信頼関係を重視しているSCほど競争力が強い」という声も多かった。今回は大賞に渋谷109パート1が、特別賞に玉川高島屋SCとラフォーレ原宿原宿店が輝いたが、「SC新時代」を切り開くには、テナントと一体になりながら、ディベロッパー本来の役割の追求が欠かせない。
大賞
前年実績を上回るSCが減っている。数少ない好調施設の中で最も目立ったのが渋谷109パート1。主対象を若い女の子に絞って話題を提供し続け、「マルキューファッション」は全国にも広がり始めた。顧客を絞り、大都市の都心部に立地するSCは世界でも珍しい。日本には独特のSCの在り方があることを示唆している点でも評価された。
特別賞
今回の調査で渋谷109パート1と玉川高島屋SC、ラフォーレ原宿原宿店はそれぞれ二十票以上を得票し、差がほとんどない。半面、他のSCの得票数は多いところでも十票前後であり、今回は特別賞を設けた。
玉川高島屋SCが最も評価されたのは「地域が発展すれば、地域のお客に喜ばれ、テナントにも支持される」との考えにこだわる経営姿勢。というのも多くのテナントが「目先の売り上げ(好調テナント)偏重のSCが日本では多すぎる」と見ているからだ。
SC開発にとって「街づくり」「地域密着」が重要なキーワードであることを強く印象づけている。
ラフォーレ原宿は、日本の若々しいファッションのメッカとして存在感を保ち続けている。この数年も内外の若手デザイナーを育成しようとする姿勢が明快。そのコンセプトの一貫性が支持された。
SC間競合はさらに激化していく。そこで重要になるのが明確なコンセプトや理念。また「理念にこだわるSCほど、テナントとのコミュニケーションを重視するようになる」と指摘するテナントも多い。
部門賞
第1回・ディベロッパーが選んだテナント大賞
1999/03/25
大賞にユナイテッドアローズ 新店の好成績で導入希望も多い ストアロイヤルティーが評価
ディベロッパーが優秀なテナントを選ぶ「テナント大賞(九八年度)」には、重複を除くと約二百七十(企業、ブランド、デザイナー)がノミネートされた。その中から各賞に十九が選ばれ、第一回大賞は「ユナイテッドアローズ」に決まった。厳しい競合と市況に抗して魅力ある商業施設を作るためには、個性的で客作りのうまいテナントの開発や消費者ニーズに対応した新業種の集積は欠かせない。そうしたテナントとの協業をディベロッパーは求めている。
〈大賞〉
各賞に輝いた十九のうち、大賞候補(二十五=専門店十、海外ブランド三、国内デザイナー一、国内メーカー十一)にも登場したのは七で、その中からユナイテッドアローズが大賞となった。同社は東京・新宿のフラッグス、今春にオープンした横浜ルミネなどSC(ショッピングセンター)への出店は少ないが、「毎月、前年比二ケタ増の売り上げを更新中」(ディアモール大阪)と、新店はいずれも好調。個性的な品ぞろえ、ストアロイヤルティーの高さ、高い集客力など品ぞろえ専門店としての魅力や強みに評価が高かった。
郊外との客の綱引きや他の大型店との競合下で、他店との差別化をめざす大都市中心部のSCにとっては数少ない顔になりうるテナントとあってディベロッパーの期待は膨らんでいる。そうした期待も加味して大賞に選ばれた。
〈部門賞〉
