素材を学ぶ《毛皮−6》
種類−筆毛としても使われるタヌキ
2001/01/23
- リス(squirrel)
- リス科の動物。毛は短く柔らかい。非常に軽いため、コートのライニングに使われることも多い。日本ではロシア産をロリスと言う。ロリスはグレードの高いものは毛が密で、鮮明なブルーグレーの背部に白色の腹部を持つ。
- タヌキ(tanuki)
- イヌ科の動物。日本全国に生息し、北海道、東北産のものはサイズが大きく、毛丈も長いが、南下するほど小型化して毛丈もやや短くなる。色は黄褐色から灰褐色。抜き毛して、わた毛だけで使われることもある。また刺し毛は、筆毛としても活用される。
- ラクーン(raccoon)
- アライグマ科の動物。餌(えさ)を水に浸して食べることから、日本では洗いクマの名称がある。毛色は、緑褐色から黒褐色。やや長い刺し毛と暗褐色のわた毛で、タヌキに似ている。尾にある黒のリング状の斑紋(はんもん)が特徴で、デビークロケットの帽子に使われたことで有名。
- ヌートリア(nutria)
- カプロミス科の動物。アルゼンチン原産の大型齧歯(げっし)類。一九五四年に北米に輸入されてから、各国でも飼育が始まった。
柔らかい褐色のわた毛と、薄茶の硬くて太い光沢のある長毛の刺し毛がある。抜き毛あるいは刈り毛、染色して使われることが多い。
- ビーバー(beaver)
- ビーバー科の動物。水陸両性の齧歯類。北米の川や湖に生息し、ダムを作ることで有名。わた毛は柔らかく密生しているが、長めの光沢のある刺し毛は硬いため、抜き毛や刈り毛して使われることが多い。
- ファーシール(fur seal)
- アシカ科の動物。和名はオットセイ。黒褐色から緑褐色の毛足は非常に短く、刺し毛がやや硬いため、衣料用としてはほとんどが抜き毛あるいは刈り毛して使われる。抜き毛したものをアラスカシール、短く刈り毛したものをラコダシールとも言う。ちなみに、ヘアーシールはアザラシのこと。
(資料提供=社団法人日本毛皮協会)
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