素材を学ぶ《毛皮−10》
加工−独特の表面効果、パンチング
2001/02/27
- 抜き毛(plucking)
- 毛皮の刺し毛を抜くこと。ミンク、ヌートリア、ビーバー、オットセイなどで、わた毛の密度の良いものは、プラッキングすることでビロードのような光沢とライトでソフトな素材に生まれ変わり、もともとの素材とまったく違った風合いが楽しめる。
- ニッティングファー(knitting Fur)
- 細く切った毛皮を目の粗い網に差し込んでニットのような毛皮を作る加工のこと。糸などと細く切った毛皮を一緒に編んで作る方法もある。
- パンチング(punching)
- 毛皮やレザーに円形や三角形、四角形などの連続穴をあけること。毛皮に独特の表面効果を与えるとともに、ソフトで軽量になる。もともとはレザーの技術から使われるようになった加工で、毛面の模様の面白さからヌートリア、ベビーラムなどに活用されている。穴の形によって軽量化の程度は違うが、二〇〜四〇%は軽くなる。
- ブルーイング(bluing)
- 毛皮をなめす際に、漂白剤や蛍光増白剤、青染料などを使用し、白系のミンクや青キツネ、銀キツネなどの黄ばみを取り、鮮やかな色に加工すること。黄色の補色である青みをつけることからブルーイングと言う。
- プレート(plate)
- 毛皮または毛皮のピース(裁ち落とし)を縫い合わせて一定の形にしたもの。商用単位に使われ、毛皮によってサイズは異なる。
- ヘアアップ(hair-up)
- 通常は毛先を下に向けて(ヘアダウン)製品化するが、反対に毛先を上に向けた状態で仕立てる加工のこと。ヘアダウンの黒色は光を反射して白っぽく見えるが、ヘアアップのものは光を吸い込んで漆黒に見えるなど、表面効果を高めることができる。逆毛(さかげ)とも言う。
(資料提供=社団法人日本毛皮協会)
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