素材を学ぶ《毛皮−11》
加工−独特で高度な技術、レット・アウト
2001/03/06
- レザリング(leathering)
- 毛皮を細く切って縫い合わせ、毛皮と毛皮の間に革やリボンなどのテープを縫い込む方法。フォックス、タヌキ、ラクーンなどの長毛の素材に使われることが多い。リボンを使うときは、リボニング(ribboning)とも言う。
- レット・アウト(let-out)
- 必要な着丈分と美しいシルエットを出すために、自然の毛の形状や色を変えずに毛皮の長さを出す加工方法のこと。斜めに細く切った毛皮を少しずつずらしながら縫い合わせていく、毛皮独特の高度な加工技術。
- レット・イン(let‐in)
- 毛皮を細く切って、レット・アウトと同じプロセスで縫い合わせて、レット・アウトとは逆に毛皮の長さを短くして、幅を広くする加工方法。主に襟を作る時に活用される。
- ワシントン条約
- 正式名称は、「絶滅のおそれのある野生動物の種の国際取引に関する条約−Convention onInternational Tradein Endangered Species of Wild-fauna and Flora」で、その頭文字をとってサイテス(CITES)とも言う。絶滅の危機にある野生動植物の保護を目的とした国際的な条約。日本も一九八〇年から批准している。「W条約」と略して書かれる場合もある。
具体的には、絶滅のおそれのあるもの、必ずしも絶滅のおそれはないが規制を要するもの、締約国が自国内で規制を行う必要があると認め、取引の取り締まり上、他の当事国の協力を必要とするもの、に分類される。
(資料提供=社団法人日本毛皮協会)
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