Learn - ファッションビジネス講座

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素材を学ぶ

《毛皮−13》

手入れ−本格的なクリーニング

2001/03/27

 汚れがひどい場合は、本格的なクリーニングが必要だ。購入店またはクリーニング店を活用する。従来、毛皮のクリーニングは「毛皮専用のパウダー法」が一般的だった。パウダー法とは、カエデやトウモロコシの芯を粉状にして溶剤を染み込ませ、そのパウダーを毛皮にまぶして汚れを除去する方法である。
 普通のドライクリーニングの場合、溶剤に漬け込んで洗うため、毛のつやがなくなったり、皮がもろくなったり、型崩れが起きたりするが、パウダー法だと毛にも皮にも影響がない。
 なお、異素材や他素材を組み合わせたコンビネーション製品の場合は、使われている一番弱い素材を中心にクリーニングする。そのため、毛皮とレザーを組み合わせた製品の場合は、パウダーで洗った後、レザー面は溶剤を使って手洗いする。ただし、ニッティングファーは、パウダーで洗うと粉が完全に除去できないので注意を要する。
 メーカーが使用している素材や加工に合わせたクリーニング方法を明記するとすれば、『この製品は毛皮製品のため、クリーニング方法については販売元または製造元に確認ください』−−とするのが賢明だ。
 自宅での保管が難しい場合は、購入店・クリーニング店、トランクルームなどに依頼すれば、理想的な状態で保管してくれる。
 毛皮の損傷要因には、毛抜け、硬化・破れ、変・退色・色落ち、においなどがある。販売した製品がクレームで戻ってきた場合は、その損傷が製品そのものに起因するのか、販売後に起きたのかを判断する必要がある。毛抜けを例にとると、毛皮そのものの品質不良(乾燥が不十分、素材の特性、皮のすき過ぎなど)と縫製不良が考えられるが、販売後に起きたものとしては、着用による擦れ、虫食い、自然劣化などがある。
 社団法人日本毛皮協会(JFA=Japan Fur Association)では消費者保護を前提に、月に一回、鑑定委員会を開き、各種の毛皮のクレームやトラブルを解決している。トラブルが発生したら、JFA広報室(電話03・3663・1120番)に相談すること。

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