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【総合】村井博之バロック社長語る

  • 2013年8月14日 08:13
「中国系企業と言われるのには何ら抵抗はない」と語る村井博之バロックジャパンリミテッド社長「中国系企業と言われるのには何ら抵抗はない」と語る村井博之バロックジャパンリミテッド社長

 香港上場の大手婦人靴小売りチェーン、百麗国際(ベル・インターナショナル、深圳)がバロックジャパンリミテッドの株式31.96%を保有する新たな筆頭株主となる。10年秋の中国進出以降、一貫して「現地化」を唱え、中国人によるビジネスを進めてきた。CDHランウェイインベストメントの23%を合わせて資本の過半を中国系とすることで、いよいよ中国展開にアクセルを踏む。村井博之バロックジャパンリミテッド社長に狙いを聞いた。

 中国系企業「抵抗なし」

 ネガティブなM&A(企業の合併・買収)と捉えられているがそれは心外。目指している経営を実現するための資本施策だ。今後の会社発展の主力市場を中国と考えているため、日本資本では政治的リスクが大きく、現地資本を入れないと事業が進まないと判断した。

 パートナーを見つけたのも私だ。 ベルの盛百椒CEO(最高経営責任者)は元高校教諭で、ベルの原点である靴のOEM(相手先ブランドによる生産)の工場長から経営者にまでなり、店舗数1万8000店、時価総額1兆円規模の企業にまで成長させた。基幹社員は当時の生徒だったりと、素人集団からスタートしたところが当社の生い立ちと重なり、意気投合した。

 2人でアジアのファッション小売りのリーディングカンパニーを目指そうと話している。株式の23%を取得したCDHランウェイインベストメントは、ベルに投資し、上場させるなど、様々な企業育成の実績を持つファンドだ。この案件は昨秋実現する計画だったが、日中問題で延期となった。ようやくスタートを切れる。

 株式の過半を中国系企業が占めるが、私自身、バロックが中国系企業になったと言われることに何ら抵抗はない。そもそも、ファッションに国境はない。最終的に上場するとしたら、世界中から資本を集めることになる。 (続きは繊研新聞で=お申込はこちら)

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