エキスポシティ開業1年で2400万人 | 繊研plus

エキスポシティ開業1年で2400万人

  • 2016年11月16日 7時01分更新

多様な来店動機の提供で想定以上に集客した

多様な来店動機の提供で想定以上に集客した

 三井不動産が開発した大型複合施設のエキスポシティ(大阪府吹田市)の開業1年間の来場者数は2400万人となり、当初予想の1700万人を大幅に上回った。複数のエンターテインメント施設を配したことで、ショッピング以外の来店動機を喚起したことが、集客数につながったとみている。近隣施設との連動などさまざまな販促策を強化しており、2年目も集客数の維持を目指す。

 来場者数は、エンターテインメント施設、商業施設を含めたもので、開業から10月末までの推計値。なおエンターテインメント施設のひとつ「ニフレル」は、6日に入館者数200万人を超えたと発表している。

 施設全体の客層は「ヤング、ファミリーからシニアまで幅広く利用している」(三井不動産商業マネジメント)。小・中・高校のほか団体客も多く四国や北陸などからも来場している。商圏は、吹田、豊中、茨木といった「6市10㌔圏」が中心だが、週末は20㌔圏に広がっており、エンターテインメント施設複合型SCの特性が表れている。

  7月に高さ日本一の観覧車が完成したこともあり、夏休みやシルバーウィーク時の集客力は高かったという。来場者は大阪府6割、兵庫県・京都府2割、その他2割で、来場手段は車が6割、公共交通機関や徒歩・自転車が4割の構成となった。

 売上高は全館、商業ゾーンともに未公表。商業ゾーンは「飲食や食物販は好調」だったが、ファッション関連は市況同様に低調だった。「ファストファッションやセレクトショップは堅調に推移したが、高感度な店舗については顧客作りに時間が掛かっている」という。課題としていた平日利用の底上げについては、駐車場(平日2時間無料)サービスの拡大やカード会員を対象にした毎週水曜日のポイントアップのほか、9月からはテナントによるワークショップを毎週火曜日に開催しており、「日常利用が増えている」という。

 このほか、近隣の万博記念公園のイベントとの連動や吹田サッカースタジアム試合日の販促企画に力を入れ始めた。また、「ファッションに関心のある人の集客を狙い」、大阪・梅田との直通バス(有料、土日祝日限定)の運行も9月から開始するなど、多様な来店頻度向上策に取り組んでいる。

多様な来店動機の提供で想定以上に集客した







こちらもおすすめ