ピオレ姫路 4月から営業時間短縮 | 繊研plus

ピオレ姫路 4月から営業時間短縮

  • 2017年2月17日 6時42分更新

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 神戸SC開発が運営するピオレ姫路は、4月から本館、ヤング館の営業時間を1時間短縮する。販売現場およびテナント本部の圧倒的な支持を背景に短縮を決めた。「販売スタッフの人手不足が深刻化するなか、労働環境を改善しワーク・ライフ・バランスを向上させる」ことが狙いだ。ほかにも休館日の増加や営業時間短縮を検討している商業施設もあり、雇用しやすい環境整備とともに、立地特性に応じた休館日や営業時間への見直しが進みそうだ。

 ピオレ姫路は本館、ヤング館、ヤング館(西側)、おみやげ館、ごちそう館の5館体制で、このうち物販中心の本館、ヤング館の閉店時刻をこれまでの午後9時から午後8時にする。店長を対象に年1回実施している「ES(従業員満足)調査」では以前から営業時間短縮の要望は多かったが、昨年度調査では「もっとも多かった」という。

 ES調査の結果を受けて、本館、ヤング館のテナントの本社・本部に実施した営業時間に関するアンケートでも、「午後9時閉店は雇用の面で困難。特に主婦層」「スタッフ確保が困難。一刻も早く実施を」など、回答企業の8割弱が時間短縮を支持した。昨年秋のオーナー会で、営業時間短縮の検討中であることを報告。一部反対の意見もあったものの、大半が賛同した。参加オーナーからは「営業時間が短くなっても、売り上げを落とさないよう皆で頑張ろう」といった趣旨の発言もあったという。

 ヤング館(旧ピエリ姫路)は以前は午後8時閉店で、当時の午後6時から午後8時と現在の午後6時から午後9時までの売り上げに「大差がなかった」ことも後押しした。営業時間短縮により、人手不足の解消や「営業体制が強化されることによって、むしろ売り上げやCS(顧客満足)が向上するとの思いもある」(神戸SC開発の上村将道取締役姫路営業所長)と見ている。

 販売スタッフの雇用確保の問題は、かねてからファッション業界の永続的な課題だったが、商業施設数、店舗数の増加に伴って一層深刻になっている。ディベロッパーにとっても、テナントの雇用支援は魅力あるSC作りには欠かせない要件となってきている。

 

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館の名称を一部変更

 ピオレ姫路は、4月1日から館名称を変更する。ピオレ本館をピオレ1、ピオレヤング館をピオレ2、ピオレヤング館(西側)をピオレ3とする。おみやげ館、ごちそう館はそのまま。

 また、3月24日に姫路初となる「H&M」(店舗面積約1214平方㍍)をヤング館(ピオレ2)に導入する。ピオレ姫路の16年4月~17年1月累計の全館売上高は前年同期比5%増と好調に推移している。







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