17-18秋冬ロンドン・メンズコレIII | 繊研plus

17-18秋冬ロンドン・メンズコレIII

  • 2017年1月12日 6時30分更新

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 【ロンドン=小笠原拓郎、若月美奈通信員】17~18年秋冬ロンドン・メンズコレクションには、ソフトな素材で作るデコンストラクトなスタイルが広がっている。その流れとして、異素材のはぎ合わせによるリサイクルやアップリケを多用したカスタマイズも多い。チャンキーな編み込みセーターからディテールの変化で見せるローゲージのセーターまで、ニットウェアが充実している。

 

 

■KTZ

 KTZは黒と白をベースに、たくさんのレースアップのディテールを取り入れた。スウェットパーカのようなストリートアイテムが靴ひものような白いひもで締め上げられ、フェティッシュな空気をはらむ。ウエストに付けられたレースアップパーツは、まるでコルセットのようでもあり、大きなサイズのパーカに変化を作る。後半はキルトスカートを思わせるプリーツスカートやギャザースカートのレイヤード。ストリートのやんちゃな空気をベースにしながらも、新しい服のありようを模索した。

KTZ Fall Winter 2017 London Menswear Fashion Week Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only

KTZ

 

■ヴィヴィアン・ウエストウッド

 ロンドン・メンズコレクション初参加となったヴィヴィアン・ウエストウッドは、メンズとレディスを一緒に見せた。ずるずるのパッチワークセーターの男性からスタートしたショーは、裾をジオメトリックにカットしたかっちりとしたテーラードスーツの女性、同じジャケットの男性、ヴィヴィアン自身のポートレートやお化けの顔がいっぱいプリントされたエレガントなドレスの女性などが入り交じる。紙の王冠のモデルに続くのは王冠のように履き口がジグザグになったロングブーツ。切りっぱなしのウール地を肩から流したようなコートも多く、政治的スローガンがアップリケされたトップやクロップトパンツも切りっぱなしだ。レディスとメンズ、丁寧に仕立てたテーラードとデコンストラクトなカジュアル、高尚なものとチープなものが終始シャッフルされる。ニットのタイトスカートやレースのドレス姿の男性に見慣れた頃には、コルセットが透けるチュールのドレスを着た男性にも驚かない。

Vivienne Westwood Fall Winter 2017 London Menswear Fashion Week Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only

ヴィヴィアン・ウエストウッド

Vivienne Westwood Fall Winter 2017 London Menswear Fashion Week Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only

ヴィヴィアン・ウエストウッド

 

■チャラヤン

 チャラヤンも初めてのロンドン・メンズ参加で、フロアショーを見せた。スーツスタイルのパンツは膝下丈で、膝裏にスラッシュが入っている。丸いショルダーラインが特徴で、ダブルフェイスでケープのようなフォルムを作り、ショルダーからヨークに向けて生地をカバーリングしたようなディテールもある。ニットショール襟のコートはショールがそのままニットポケットとつながる。落ち着きのあるスタイルの中に、チャラヤンらしいコンセプトが込められている。

Chalayan Fall Winter 2017 London Menswear Fashion Week Copyright Catwalking.com 'One Time Only' Publication Editorial Use Only

チャラヤン

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