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NYと和歌山を往復するソープ

  • 杉本佳子
  • 2015年8月4日更新

ブルーム&ベリーは和歌山でサンプルをつくり、ニューヨークで生産し、和歌山で仕上げをしているナチュラルアロマソープのブランドだ。一度使った人はリピーターになる人が多いという。実は私も友人に勧められて使い始め、かなり気に入っている。

このブランドをやっているビオベール・インクの創業者兼社長の赤松祀美(としみ)さんにニューヨークでお会いする機会があったので、赤松さんのこの石鹸にこめた思いやこだわりを伺ってみた。

 

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現在扱っている6種類のアロマソープ。見た目が美しく、香りも使い心地も非常にいい。右から2つめは、紀州備長炭が使われている Photo : Michika Mochizuki(soap)

 

赤松さんは元々、和歌山でインテリア製品のデザイナーをしていたという。10年ほど勤めた後、2人目の出産を機に仕事を続けることが難しくなり退社。赤松さんは一方、石鹸が大好きで、いろいろなところに行くたびに石鹸を買い集めていた。

そんな折、赤松さんは、ニューヨークでつくられたご自分の理想にかなり近い石鹸に出会う。その石鹸をもっと深いものにするにはアロマの知識が必要と考えた赤松さんは、ベルギーのアロマの学校と提携している日本の学校で学位を取得した。そして始めたのがブルーム&ベリーだ。

 

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ビオベール・インクの創業者兼社長の赤松祀美さん

 

赤松さんは、「今までの石鹸のカテゴリーとは全然違う」と話す。石鹸といえば、通常はからだを洗ったり汚れを落としたりすることが使用目的だろう。

「それにアロマを加え、肌から直接成分、鼻から香りが入ることで、香りは鼻腔へ取り込まれ、脳へ直接伝わります。香りは情緒や感情に作用するとともに、自律神経の働きまでも左右します。また、心地よい香りは心を落ち着かせるだけでなく、体内の免疫力を活性化させる働きもあると言われています」と赤松さん。

アロマだけでなく植物オイルや天然の材料を料理をするかのように組み合わせ、自然の植物が持つエネルギーを与えることで人間の本来持っている能力を活性化させる。そこに、赤松さんのアロマソープへのこだわりがある。薬事法の関係で効能をうたうことはできないが、赤松さんの元には、アトピーが改善した、気持ちの起伏が少なくなったなどの報告が届いているそうだ。

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杉本佳子
杉本佳子 89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ。http://yoshikoliciousbeauty.blogspot.com/)。







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