繊研新聞 ファッション用語解説
【ワ行】
[ワ]
- ワークパンツ
- 作業用パンツ。丈夫な素材で、道具を入れるためのポケットが多いのが特徴。ハンマーループが付いたカーペンターパンツや、足の両脇にパッチポケットがあるカーゴパンツ、それらをミックスしたデザイン。(2001/12/20) -- [一覧]
- ワイドパンツ
- 今秋冬ファッショントレンドとして登場したパッデッドジャケット。これに組み合わせるのがワイドパンツ。この春のデザイナーズコレクションにたくさん出ていた。腰回りを絞り、裾に向けてゆったりと広がっている。細身のスティックパンツが出始めた矢先のワイドパンツに戸惑うバイヤーも少なくない。しかし「グッチ」「プラダ」に「アルマーニ」「ゴルチエ」「ヴァレンティノ」……とパリ、ミラノの人気ブランドがこぞってワイドパンツを取り上げていることから、秋に向けての広がりを期待する声は強い。三年ほど前にもワイドパンツは出ていたが、そのときは柔らかな生地を使い、しなやかなフレアを流したものが中心だった。今秋冬コレクションのトレンドとして登場したワイドパンツは、ツイード、モヘア、フランネルなど肉厚のクラシック生地を使ったしゃきっとしたシルエットのものが多い。(1997/5/13) -- [一覧]
- 和議
- 「特別清算」や「破産手続き」が会社を消滅させる清算型であるのに対し、「和議」は「商法上の整理」や「会社更生法」と同じく会社再建を目的とした倒産処理法。裁判所に和議開始を申し立て、その時点で利害関係者の申し立てや裁判所の職権で財産の保全処分がとられる。通常、裁判所による和議開始決定までの期間、倒産会社は営業活動を行える。和議開始が決定すると裁判所は管財人を専任し、裁判所の招集した債権者集会で和議条件を決議する。原則として債権者全員の同意が必要な商法上の整理と違い、和議条件は出席した債権者の過半数かつ総債権額の四分の三以上の債権者の同意があれば成立する。それを受け、裁判所は和議条件の認可・不認可を決定し、認可されれば倒産会社は和議条件に沿って、債務の弁済を行う。弁済は長期の分割が多く、和議の認可後は裁判所が関知しないため、和議条件を完遂するケースはまれと言われる。(1997/3/12) -- [一覧]
- 和雑貨
- 室内の飾りや置物など、和のテーストを持った小物がさまざまな生活シーンで楽しまれている。例えばタペストリーや干支(えと)の置物であったり、財布など日常の小物であったり、種類は千差万別。素材や色柄などに和的な要素がある。和装小物から派生しているものの、帯揚げや帯締めといった純然たる和装小物とは違い、日常生活で愛用されているものが多い。若い女性の感覚からすると、ちりめん素材や日本古来の伝統的な色柄には新鮮な感動を引き起こされるようだ。ちょっとしたアイデアを生かした可愛いもので、強いて生活に必要というわけではないが、若い女性が何となく手元に置いておきたくなるような要素がある。従来の観念からは考えられないような、新しい感性や視点によって生まれた商品群。いっそうの広がりが予測される。(1999/4/27) -- [一覧]
- 和紙
- 和紙は日本古来の製法による手すきの紙。生すきの主原料はコウゾ、ミツマタ、ガンピ。機械すきには木材パルプやマニラ麻も使われる。福井県の越前和紙や岐阜県の美濃和紙、京都府の黒谷和紙など、産地は地形が谷あいで水が豊富な地域を中心に、全国に点在する。古くから奉書や半紙といった文書用の紙や、家屋のふすま紙などに用いられる。現代は洋紙や機械すき紙の普及で、紙の品質や用途は変化している。ただ、洋紙は一分当たり二百メートルを製造するのに対して、和紙はせいぜい八~二十メートルというペース。手すきの場合は一人一日三百枚と、和紙の風合いを出すための工程と時間がかかる。天然素材と柔らかい風合いが消費者に支持され、最近は家の壁紙としての需要も増えている。産地では「和紙独特の手すきの風合いを受け継ぎ、消費者ニーズをとらえた新商品を開発する」(福井県和紙工業協同組合)など、新しい方向を追求する動きもある。(1999/12/07) -- [一覧]
- 和紙糸
- 日本古来の和紙を使って糸にしたもの。ティッシュペーパー程度の薄い和紙をテープ状にスリットし、ストロー状に甘撚りして作る。石化原料を使用しないため、環境に優しい素材として注目を集める。和紙ならではの清涼感、触感も人気。希少性のある素材として、ファッション業界で認知度を高めている。 モダール=オーストリア・レンチング社が生産するセルロース繊維のブランド。ブナを原料とした繊維で改質レーヨンの一種。優れた吸水性、吸湿性が特徴で、婦人インナー、「ババシャツ」で多用されている。 (2001/11/29)
- プルミエール・ヴィジョンで和紙糸や金属糸使いが世界的に注目されて以来、我が国でも関心をもたれている。使用原料は三椏(みつまた)、楮(こうぞ)などだが、現状では三椏使いが多い。いずれの場合も栽培量が少なく、主に使われている三椏でもキロ当たり二千円以上。輸入品などの場合、一万円になるものもあるという。これを一旦、機械すきで和紙にしてスリット状にカット、紡績して糸にするわけだが、衣料向けには二ミリ前後の細いスリット状(資材向けは五~十ミリ幅)にする必要がある。毛番手で一八~二〇番というところが衣料用向けの中心。用途的には横編みのほか、ジャケットなどの重衣料が多いようだが、断熱性や吸湿発散性、保温性があるうえに軽いなどの特性から、複合化も含めて開発の進展状況によっては、あらゆる衣料用途での使用が可能とみられる。(1999/08/03) -- [一覧]
- ワスピー
- =waspy。幅広のサッシュベルト。ゆかたの帯やカマーバンドのようにウエストに巻き付けたり、腰骨あたりの低い位置にゆるく巻いたり。(2000/10/21,8面)
- ワスプwaspはスズメバチ。スズメバチのように腰がキュッとくびれたスタイルを作るための太いベルトを総じてワスピーと呼ぶ。二〇〇一年春夏パリ・ミラノコレクションのトレンド。ストリートでは、帯のように太いサッシュベルトや金具で留めるラメ入りゴムベルトなどを腰の低い位置に付けるのがトレンドになっている。(2001/03/17)-- [一覧]
- ワッフル
- お菓子のワッフルのような表面が特徴の織物で、蜂巣(はちす)織の一種。綿のほか化合繊やウールでも織られる。蜂巣織は浮き糸を四角形に使って織り、桝(ます)形の凹凸が表面に出る。その様子が蜂の巣のような形状のため、この名が付けられた。生地の表面に凹凸があり、肌触りがよく、さらりとした触感があり、シーツやタオルによく使われるが、夏の清涼感、冬の保温性から服地にも使われている。立体感と豊かな表情があり、ふくれ織やピンタック織などとともに、薄い透け素材に代わる九九年春夏の注目素材に浮かび上がっている。通常、シーツなどに使われるのは二〇番から三〇番手の単糸使いで地厚なもの。服地に使われるのは四〇番の単糸を使って織り上げたやや薄手のもので、ワッフルクロスとも呼ばれる。また、ワッフルピケは蜂巣織の桝目が長方形で幅の細いものを指す。(1998/8/4) -- [一覧]
- 和のラッピングクロス
- ふろしきは和雑貨の一つで、物を包むための正方形の布。“和のラッピングクロス”ともいえるもので、球形のものや正方形のものなど、どのような形のものでも包めるところが、洋装のバッグやリュックサックなどと異なる。さらに、テーブルクロスや野外での敷物としても、あるいは壁掛けやネッカチーフとしても使える便利さがある。それにふさわしい色柄、素材、サイズの多様性を持ち合わせている。こうした特徴から使い捨てではないラッピングクロスとして、エコロジーの観点から見直されている。いくらあってもかさ張らない、価格も手ごろ――などから引き出物、記念品、ノベルティーなどに用いられるケースも多い。最近の売れ筋の中心は、六十八センチ平方の正絹物で五千円前後、綿の九十センチ平方では二千円クラスの古典柄が多い。若い女性の弁当包み用では五百~千円の花、動物柄が人気だ。(1999/6/22) -- [一覧]
- ワンショルダー
- 片方の肩から、もう片方のわきの下までのラインをカットして肌を出したデザイン。イブニングドレスなどに用いられるが、二〇〇一年夏はキャミソールに代わるカジュアルトップでこの形が注目されている。(2001/03/17) -- [一覧]
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